先日米最高裁は大学入試審査に人種を考慮にいれるアファーマティブアクションは違憲であるという判決を下して以来、黒人活動家たちは完全なヒステリー状態。そしてその表現があからさまな東洋人差別になっている。彼等はあまりのヒステリーのためもう建前さえも忘れて完全な東洋人差別発言を行っている。なにより笑っちゃうのは、アファーマティブアクションを支持しない東洋人は白人至上主義だという批判である。エリート大学の学生40%以上が東洋人で占めてしまうことのどこが白人に利益になるというのだ?本当に左翼リベラルの言うことには理論性がない。では黒人活動家や左翼リベラルがどんなひどい東洋人差別発言をしているか、フォックスニュースがまとめているので紹介しよう。
元CNN司会者のソレダッド・オブライアンは、アジアンウエーブアライアンスのイアティン・チュー会長の判決を喜ぶツイートに対して、「先生、有色人種に損害を与えておめでとう。(特に公民権運動で道を開き、あなた方家族がアメリカに来れるようにしてあげた人たちに対してね)」とツイート。
アトランティック紙のスポーツジャーナリスト、ジェミーレ・ヒル(黒人女性)は「あなたの娘が、あなたが白人至上主義者の提灯持ちをしてアジア系アメリカ人のために勤勉に戦った人々を裏切ったことを読むのが待ちきれないわ」ツイートした。
この黒人の公民権運動が何か東洋人差別を失くすことに役に立ったとする恩着せがましい理屈はどこから出てくるのだ?東洋人は昔から別に白人と同じレストランに入れないなんて規制はなかったし、日系人が収容所に入れられた賠償金は日系人活動家の運動によって1980年代に実現した。よもぎねこさんも書いておられるが、東洋人への差別が無くなったのは市民運動なんぞという派手なことをやったからではなく、移民一世が身を粉にして働いて二世以降の子供たちの学費に注いだからだ。東洋人は勉強が忙しくて市民運動なんぞしている暇はなかったのだ。だから、東洋人が黒人活動家のお世話になったことなど一度もない。東洋人は彼等に一つの借りもない!
アメリカ人の税金で成り立ってる公共ラジオ局NPRの記事はもっとひどい。意見としてではなくニュースとして書かれたこの記事ではアジア人が保守派白人の手先となってアファーマティブアクションを倒したことは恥ずべき行為だと書いている。
この記事では東洋人が「少数民族の鏡」と言われているのは神話だとし、アジア人は白人至上主義を隠しており、アファーマティブアクションがアジア人を傷つけているという神話の根源はアジア人による反黒人の感情だとさえ言う。
道行く老人をおもむろに殴ったり、地下鉄のホームで入ってくる電車の前に女性を突き落としたりしているのは東洋人ではない!何が反黒人感情だ!東洋人への憎悪をあからさまにしているのは黒人活動家の方ではないか!
無論東洋人のなかにも左翼は居るので、そうした人々はアファーマティブアクションを支持する傾向にある。フェミニストなのにトランスジェンダリズムを支持するアホが居るのと同じだ。
最高裁はハーバードとノースカロライナ大学の方針は憲法補正案第14条に違反すると判決を出した。スチューデントフォ-フェアアドミッション(公平な入学のための学生)のケニー・シュー理事はAA廃止に貢献した人々への個人攻撃に関して左翼は人種に拘り過ぎていると語る。
「一般的に左翼は実力を評価しません」と彼はFox News Digitalに語った。「だから、成功したグループを見ると、それを説明しなければならない。左翼は、アジア系アメリカ人は平均よりも高い教育率や収入など、わが国で不釣り合いに成功しているから、白人至上主義に同調しているに違いない、という説明を作り出した。左翼のパラダイムは白人至上主義だから、もしあなたが成功しているなら、金持ちの白人特権階級のエリートに関係しているに違いない。」という理屈だ。
黒人や左翼リベラルが東洋人をうっとおしく思うのは、黒人が成功できないのは差別のせいだという理論が同じく差別の歴史のある東洋人が成功していることによって崩れてしまうからなのだ。黒人は差別されてるから特別扱いされるべきだといっても、じゃあ特別扱いされてない東洋人は何故成功できるのかということになってしまう。
この訴訟を先導した保守派活動家のデイビッド・ブラムへの個人攻撃もかなりひどい。いまはBLMとTRAの手先と成り下がった市民団体ACLUなどはブラムのことを「人権攻撃を長年企てている人間」と称している。
「我が国はもう黒人と白人だけの国ではありません。」とブラム。アメリカのかなりの人口がラテン系になっており、ラテン系の多くはアファーマティブアクションを支持していないと語る。
ABCニュースの世論調査によると、アメリカ人の52%が人種を理由にした入試審査を覆す判決に同意しており、判決に反対と答えた人は32%だった。