苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

理解増進法、なぜ強制性がない法律でも通してはいけないのかを考えてみる

じつは先日、私はツイッターで竹上将人と言う人と自民党が野党のLGBT差別禁止法に対抗して提案した理解増進法について色々と話をした。私はこのような法律を安易に通すのは賛成ではないと主張した。なぜなら、トランスジェンダー差別をしてはいけないという…

ゆっくりとだが確実に風向きが変わりつつある未成年のトランスジェンダー治療

スコットランドの特例法であるGRE改悪がされつつあるなか、人々のトランスジェンダーに関する考え方が非常にゆっくりではあるが少しづつ変わりつつあるのではないかと思う記事をいくつか読んだのでお話したい。 最近メディアは脱トランスの話題を多く取り上…

スコットランド、性自認のみで性別が変えられる性別認定改悪法が議会を通る、性犯罪前科があっても問題なし

拙ブログでも何度かご紹介したスコットランドの性自認のみで性別が変えられる性別認定改悪法が先週の木曜日(12/22/22)国民の2/3が反対しているにも関わらず、ついに86:39という圧倒的な数で議会を通ってしまった。 以前にもお話したように、この法律は、本…

まるで映画羅生門のような「リベンジポルノ」殺人事件

みなさんは黒澤明監督の「羅生門」という映画をご存じだろうか。実はこれは芥川龍之介の「藪の中」という短編小説が原作。(同著者による「羅生門」とは違う話)主演は、三船敏郎、京マチ子、森雅之 そして志村崇。 あらすじは、ある武士(森雅之)が藪の中…

やっぱりヤラセじゃなかったWiSpa露出男事件!速報:指名手配中だった犯人が15か月ぶりに逮捕された!

アップデート3:2022年12月19日現在、指名手配になっていた犯人が逮捕された! アンディー・ノーによると、15か月間逃げ回ってたWiSpa事件の犯人ダレン・メラジャーが今月13日についに逮捕され、本人の女性自認にもかかわらず男性収容所に収容されていると…

イギリスの黒人女性救済慈善事業、宮廷女性を差別者扱いしたことが藪蛇となる

日本ではColaboという若年層の女性を救うという慈善事業の運用資金の使途を巡って色々話題になっているが、この問題が表に出た経緯と今イギリスでおきているシスたスペース(Sistah Space)(カカシ注:シスターと伸ばさずにわざと「シスた」とタと短く発音…

10年前にトランスとしてカムアウトした元海軍シール部隊兵、脱トランスを宣言。子供の性移行の危険性を訴える

10年前に華々しく「トランス女性」としてカムアウトした海軍退役軍人で海軍のエリート組織シールズのメンバーだったこともあるクリス・ベック(女性名クリスティン)が、最近脱トランスを宣言した。Retired Navy SEAL made famous after coming out as trans…

ツイッターファイルズ、パート2、ブラックリスト

前回紹介したツイッターファイルズの第二弾、今回はBari Weiss(バリ・ウエイズ)によるリポート。ツイッター仲間のBlahさんが翻訳と解説を書いてくれたのだが、なぜか今ツイッター上で見えなくなっているので、アーカイブの方から引用。 ウエイズ記者はもと…

主流メディアが完全無視するツイッターファイルズ、パート1とパート2

先日TwitterでMatt Taibiがイーロン・マスクの委任を受けてツイッター社で行われていた言論統制に関する情報「ツイッターファイルスパート1」を公開した。そして本日、今度はBari Weissがパート2を公開。それぞれ色々な人が邦訳してくれているので、パート…

類は友を呼ぶ、私がColaboの仁藤夢乃を信用できない理由。ヒント:杜撰な会計とは無関係

アップデートあり:12月10日。Colabo と仁藤夢乃さんを支える会のホザナハウスの森康彦、覚せい剤使用疑いで逮捕「誰もやらない、誰もできない事に勇気をもって立ち上がり」後部参照。 オリジナル記事:12月7日。ネット上で若年層女性救済団体として活躍する…

性別変更特例法の手術要件が最高裁で審議される!

スコットランドで、自分が自認する方の性別を選べるようになるかもしれないという話でスコットランドの女性達が反対運動を繰り広げていると言う話はしたが、日本でもとんでもないことが審議されている。しかし事の重大性の割には、日本ではあまり話題になっ…

「社会正義はいつも正しい」米国のキャンセルカルチャーを説明した訳者の解説記事をキャンセルした出版社、編集担当に謝罪を強要

先日私はツイッターで一ノ瀬翔太氏という早川書房編集担当者のこんなツイートを読んだ。 『「社会正義」はいつも正しい』解説記事の公開を停止しました。私はテキストが持ちうる具体的な個人への加害性にあまりに無自覚でした。記事により傷つけてしまった方…

ゲイバー乱射事件のニュースがすぐニュースサイクルから消えてしまう理由

先日コロラドのゲイナイトクラブ、”クラブQ”で乱射事件が起き、5人が殺害され17人が重傷を負った事件で、当初の報道は全く想定内のものだった。 まだ犯人像がはっきりしない時期から、ニュースメディアは、これは右翼保守のトランプ支持者MAGAの犯行で、FoxN…

ハフポのLGBTQ記者、J.Kローリング女史に謝罪する

数日前に極左翼リベラル新聞のハッフィントンポストのコラムニストが作家のJ.Kローリング女史に謝罪するというツイートを読んだ。 著者はLGBTQコラムニストのEJ ロゼッタ女史(EJ Rosetta)。彼女は三か月にわたり、ローリング女史が言ったとされるトランス…

イギリスの未成年トランス擁護団体マーメイド、次々に明るみにでる不祥事に大揺れ

アップデート&バンプ 本日11月27日にこのマーメイドのスージー・グリーン会長が辞任したとのニュースが入ってきた。Head of trans children charity Mermaids resigns after six years | Transgender | The Guardian. グリーンは6年間マーメイドの会長を務め…

スコットランドの性別認定改訂法案に国連が警鐘をならす

先日もお話したスコットランドにおける「人は三か月ほど異性として暮らしたことを証明できれば性別を公式に変更できるようになる」性別承認法(GRA)改訂案に関して、ことトランスジェンダリズムに関しては比較的リベラルな姿勢を取ってきた国連からも、性犯…

「今年は七面鳥は焼かないぞ~」と宣言したのに結局作ったと言う話

拙ブログご愛読の読者諸氏はおぼえておられるだろうか、ちょうど二年前の感謝祭の際に主人が買ってきた10kgという巨大な七面鳥との散々たる格闘を。今年は私も病み上がりということもあるし、主人はとっくの昔に料理から引退していることでもあり、家族…

性自認法が通っても男性器のある人が女子専用施設を冒すことなどないというTRAの嘘に騙されてはいけない

埼玉県のLGBT条令について、多くの人が知らないうちに性自認に関するおかしな条令が通ってしまい、一般の人たちは知らないうちに被害に合っている可能性があるという話を聞いたので、そのやり取りを追ってみた。 では埼玉県の条令とはどういうものなのか、特…

スコットランド政府の性自認制度ごり押しに抵抗する名もなき女性達を支持するJ.K.ローリング女史

先日、作家のJ.K.ローリング女史がツイートでスコットランドの第一相(First Ministor)が、圧倒的多数の市民の反対を押し切って本人が自認してさえいれば公的に性別を変更できる法律をごり押ししていると発信した。そしてこのままだとあと2週間以内にその悪…

職場はトランス自認社員にどこまで配慮すべきなのか?

数日前こんな記事を読んだ。「トランスジェンダー社員に上司「戸籍の性別変更を」…「SOGIハラ」でうつ病、労災認定」強調はカカシ。 心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」の40歳代会社員が、勤務先の職場で性自認を侮辱する「SOGI(ソジ…

トランスジェンダーへの寛容度が急激に減りつつあるアメリカ

トランスジェンダーアジェンダが一般市民の知らないうちにどんどん進められ、特に公立学校を中心に女子トイレに平然と男子が入れるようになったり、図書館でゲイポルノ本が性教育の教科書まがいに置かれるようになり、男子が女子競技で連勝したり、危険な幼…

中間選挙直前、有権者が求めているのは何か?

いよいよ明日(アメリカ時間11月8日)は中間選挙である。わが苺畑家はすでに郵便投票をしてしまったので、後は結果を待つばかりである。郵便投票は不正に悪用される可能性が高いので当日投票が薦められていたが、うちは病人ばかりなので、二時間も並んで投票…

異見を許さない左翼馬鹿フェミ、反トランス活動家の足をひっぱる

私はずっとトランスジェンダー活動家らのカルトぶりを批判してきたが、昨晩私は左外野から反TRAと自称するフェミニストたちから突然多数の批判攻撃を受けた。ことの起こりは、私が日本の特例法は悪法であり廃止すべきだと言ったことに発する。それに関し「お…

マイノリティーが社会で安全に存在できる方法は限られている

最近私がトランスジェンダーについて、ちょっと乱暴な言い方をしたので、反トランスジェンダリズムの人たちからもちょっと批判された。特に弁護士の滝本太郎氏から、私がトランスジェンダーは全人口の1%にも満たないのだから、社会に受け入れられたいと思…

アメリカ中間選挙直前、ペロシ下院議長の夫と共和党選挙運動員への暴力事件にみるメディアのダブルスタンダード

アメリカは11月4日の中間選挙を控えて、共和党も民主党もラストスパートに入っているが、そんな中で二つの暴力事件が起きた。ひとつはフロリダの共和党運動員が近所訪問をしていた際に民主党支持の男二人から殴る蹴るの暴行を受けた事件、もうひとつは民主…

フロリダ州脱トランスの声をきいて子供のトランス肯定治療を禁止すると決定

アメリカではデイリーワイヤーのマット・ウォルシらが筆頭となって、子供をトランスジェンダーに誘導する危険なトランス肯定治療をやめさせようという動きが勢いを増している中、本日フロリダ州で行われていたトランス治療に関する公聴会で、医療専門家や脱…

マイノリティーの役はマイノリティーが演じるべきなのか?

ここ2~3日ツイッターで松崎悠希という日本人ハリウッド俳優がマイノリティー(少数民族)の役は当事者のマイノリティーが演じるべきだとツイートしてかなり話題になっている。その元のツイートがこれ。 実写版「ゴールデンカムイ」でアシリパ役に… アイヌ…

子供の性転換治療禁止への方向転換は右翼も左翼もないという話

ツイッターでよくトランスジェンダリズムについてお話をしてくれる@tarunynorzo さんが、いち早く子供の性転換治療を始めたスウェーデンやフィンランドが、最近方向転換をして子供の性転換治療をやめたという話を紹介してくれているので、ご本人の了承もえて…

中間選挙間近、注目される文化戦争

先日、朝日新聞がアメリカの文化戦争について書いた朝日新聞、米国の過激な子供洗脳教育を取り上げる – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.netを紹介したが、11月4日の中間選挙を目の前に、全国各地で学校区教育委員会(スクールボード)をめぐ…

在米邦人の政治見解は左翼リベラルだけじゃない

When anti-racism demands racism (msn.com) 私はアメリカ在住40余年である。そして右翼保守を自負して30年余りが経つ。アメリカに住むようになってから、最初の4~5年は日本とアメリカを比べて日本は遅れてる、欧米のように変わるべきだと考えていた時期…