苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

イラク駐留米軍の「半減構想」で右往左往の保守派とリベラル

数日前、ニューヨークタイムスはブッシュ政権がイラク駐留米軍を来年あたり半減させることを考えているという情報を報道すると、アメリカでは右も左もブッシュがついに民主党の圧力に負けて妥協したと歓喜したり激怒したりと大騒ぎになっている。 構想をめぐ…

目覚めるヨーロッパ

さて、今日はマーク・スタイン著のアメリカ・アローン感想文の最終回として、なぜ私がヨーロッパがイスラム教の侵略によって滅びるなどということはないと希望を持っているのかその話をしたいと思う。これまでのお話は下記参照。 滅び行く欧州、栄えるイスラ…

恐ろしい中国産の食物

最近中国から輸入された食物に毒物が含まれているというニュースを多く聞くようになった。この間もアメリカに輸出されたペットフードに毒物が含まれていて何百匹という犬猫が死んだというニュースを聞いたばかりだ。 実際私が中国産のものには気をつけるべき…

戦没者追悼の日、文学から学ぶ英雄の勇気

月曜日はアメリカはメモリアルデーといって戦没者を追悼する日である。そこで英霊の勇気を讃えるため、最近読んだエリザベス・カンター文学教授著のThe Politically Incorrect Guide to English and American Literature(政治的に正しくない英米文学へのガ…

責任感だよシュレック3!

本日は一週間ぶりに丘にあがってきたこともあり、コンピューターアニメの傑作コメディ、シュレック3を観てきた。日本語公式サイトはこちら。 1も2も面白かったので今回も期待していたのだが、その期待を裏切らず非常に面白かった。あらすじは予告編を見て…

人殺しカルト、イスラム過激派の派閥争い

ここ数日起きているレバノンでの抗争はファタ・イスラムというアルカエダ系のテロリストたちによって始められた。テロリストたちはレバノンのパレスチナ難民キャンプに外国から入り込み、武器を堂々と持ち歩きキャンプのなかを我が物顔で歩きはじめたと難民…

FOXニュース主催米共和党のテレビ討論会

アップデートそしてバンプ:共和党討論会について詳細を記したブログを見つけたので、アップデートしてバンプします。最後参照 ーーーーーー 昨日に引き続き、アメリカ大統領候補の討論会の話題を紹介しよう。今回は共和党。 共和党の討論会はこれで二回目だ…

テスト2

Testing Scheduled post

米議会:民主党が完全に折れたブッシュの戦費予算案

まったく半年近くもグチャグチャ言って時間稼ぎをしていた米民主党議会だが、結局ブッシュ大統領の提案どおりのイラク戦費予算案が通りブッシュ大統領の署名となった。先ずは5月26日付けのCNNのニュースから。 ブッシュ大統領が署名、今秋までのイラク戦…

アメリカ軍の防弾チョッキは兵士を守っているのか?

現在アメリカ陸軍が使っている防弾チョッキは技術の最先端をいくものではなく、もっと性能のいい防弾チョッキがあるにもかかわらず、陸軍は他メーカーの製品の使用を全面的に禁止して、兵士の身をむざむざ危険にさらしているという話が最近で回っている。こ…

滅び行く欧州、栄えるイスラムの脅威 その3

マーク・スタインの悲観的なヨーロッパ論に一週間も付き合っていたらかなり気が滅入ってしまった。200ページもある本のなかでこれだけヨーロッパはイスラムに侵略される直前だ、ヨーロッパは滅びると最後論を振り回しておきながら、ではどうすればいいの…

滅び行く欧州、栄えるイスラムの脅威 その2

ヨーロッパの世俗化、イスラムの過激化 どうして欧州では少子化が進むのか、そのヒントとしてスタインは2002年の世論調査をあげている。2002年、9月11日、あの悲劇の日から一周年の記念日に、あなたは将来について楽観的かというう質問に対して、…

滅び行く欧州、栄えるイスラムの脅威 その1

この先数日間ネットアクセス不能になるため、カナダの政治評論家マーク・スタイン著のアメリカアローンを参考にヨーロッパにおける、少子化問題、イスラム教台頭、そして今後のヨーロッパの宗教と文化が世界に与える影響などについて考えて生きたいと思う。 …

中国の新幹線部品盗難で散々な目に!

中国では釘で床に打ち付けてないものは何でも盗まれるという話を以前に陳さんのところで読んだことがある。なにしろ公共広場においてある鉢植えだの、ガスだの電線だのが平然と盗まれてしまうという社会だから、考えてみれば下記のような実態も驚くほどのこ…

イラクブロガー、テロとの戦いは続けなければならない!

ミスター苺紹介のイラク・ザ・モデルのこの記事はすばらしい。 ここでも何度か紹介しているが、イラク・ザ・モデルはバグダッド在住のモハメッド、オマー、アリのファディ三兄弟で始めたブログ。途中アリが抜けて今は二人で経営しているが、彼らのエントリー…

イラクに夢中で公約そっちのけの米民主党議会

イラク戦争に大反対している左翼の知り合いが、民主党が多数議席を握る米上院議院でイラク戦費差し止め議決が否決されたことを嘆いていた。「民主党の腰抜け! 口ばっかりでイラク撤退もできねえじゃねえか」とかなりの剣幕である。確かに民主党ときたらすで…

米大統領選挙民主共和各党でテレビ討論会、民主党の巻

2008年の大統領選挙までまだ一年半もあるというのに、すでに民主党と共和党はそれぞれ何度かテレビ討論会を行っている。今はまだ各党の予選も始まっていないしすべての候補者が立候補しているというわけでもないので、まだこの先どうなるのかまだまだな…

拳銃犯罪に対応できない日本の警察

きょうの浜村純さんのラジオ放送で、愛知県で9ミリのリボルバーを振り回して警察官や家族など4人に死傷を追わせ前妻を人質にしてたてこもった暴力団員の話を聞いて日本の警察の不能さにあきれてしまった。以下19日つけの毎日新聞より。 愛知県長久手町の…

ネットに精通した米共和党大統領候補? フレッド・トンプソン元上院議員

多分、日本の皆さんはフレッド・トンプソンなる人物をご存じないだろう。実を言うと私もついこの間までトンプソン氏がアメリカの人気テレビ番組Law and Order (法と秩序)で検事を演じている俳優だということ以外はほとんど何も知らないでいた。何故かこの…

21世紀の共産主義、多様文化主義は自由社会を滅ぼす

カカシの苺畑よりをご愛読いただいている読者の皆様はもういつものことなので慣れていらっしゃると思うが、カカシはまたまた来週からネットアクセス不能の状態となる。リアルタイムでのエントリー更新は不可能な時はテーマを決めての特集をしているが、今回…

対路肩改良爆弾、アメリカ軍の新兵器!

イラク戦争においてアメリカ兵を一番殺しているのはなんといっても路肩改良爆弾(IED)だろう。2003年フセイン政権が崩壊した直後、まだスンニとアルカエダの反乱分子がテロ行為を始める前まではアメリカ兵は交通手段としてハンビー(HUMVEE)と呼ばれる…

数が分からないと、、、バラク・オバマの恥かしい失言

カカシが学生時代、物理の問題である小舟に何人の人間が乗れるかというものがあった。私の計算によると答えは500人と出た。ここで500人と解答に書いてしまうのは非常識というものだ。どう考えても小舟に500人も乗れるはずがない。どっかで桁を間違…

アメリカは敗者を選ばない

どうも最近アメリカの保守派の間では2008年の大統領および上院下院一般選挙において共和党が惨敗するのではないかという悲観的な見方をする人が増えている。 こういっちゃ何なのだが、アメリカの保守派は概して悲観的な人が多い。そんなことを私がいうと…

日米で暗躍する中国人スパイ

数週間前に日本で中国人妻を持つ海上自衛隊の海曹が秘密データを持ち出していた事件が取りざたされた。 海自秘密持ち出し 2曹聴取、妻は中国人 (2007年3月30日掲載) 海上自衛隊第一護衛隊群(神奈川県横須賀市)の護衛艦「しらね」乗組員の男性二等海曹が…

米ニュージャージー州、イスラム移民6名テロ容疑で逮捕される

アメリカはニュージャージー州でピザレストランや屋根修理などの仕事をしていた違法合法を含むイスラム系移民6人が米軍基地攻撃の陰謀を企んでいたとして昨日逮捕された。(ニューヨークタイムスより。CNNの日本語記事はこちら) 容疑者は違法にアメリカに…

陰陽に揺れるスパイダーマン3

史上最高の売り上げを記録したスパイダーマン3の封切り。オープニングの週末に観にいってきた。前評判どおり非常に面白かった。 これまでのスパイダーマンでもそうだったが、スパイダーマンは彼の超能力による悪者退治も去ることながら、ピーター/スパイダ…

サルコージ新仏大統領の親米演説に沸くフランス観衆

読者の皆さん昨日はニュースの添付だけで失礼しました。実は長期出張先から一時的な移動があってごたごたしてブログエントリーをしている余裕がなかったのです。 さて、カカシが社会主義のロワイヤル女史ではなく保守派のサルコージ氏を応援していた理由は三…

フランス大統領選挙: サルコージ勝利!

アップデートあり、後部参照のこと <仏大統領選>サルコジ氏の当選確実 ロワイヤル氏破り 5月7日2時42分配信 毎日新聞 【パリ福井聡】フランスのシラク大統領(74)の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が6日実施され、即日開票の結果、仏国営テレビ・…

フランス、サルコージが勝ったら暴動が起きるとロワヤル候補が警告!

本日フランスでは大統領選挙が行われているが、今日の選挙を前にして押され気味のロヤル候補がサルコージが勝ったらフランスでは暴動が起きるだろうと脅迫まがいの発言をした。もちろん彼女自身が暴動を先導するといってるわけではないが、それでなくても暴…

大高未貴さんイスラエルを語る

日本のメディアもブログもことイスラエル・パレスチナ問題になるとパレスチナ寄りの報道が多い中、イスラエル側の立場を理解している女性ジャーナリストのインタビューを見るのは非常に新鮮である。 ぼやきくっくりさんが紹介してくださっているこのインタビ…