苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

オープンハウスで感じる、我が家を売る苦痛

先日から何度か我が家を売ってアパートに引っ越すという話をしているが、いよいよ本格的に家が売り出された。私はこの家の前はマンションだったので、売りに出すのはそんなに大変ではなかった。それに買いたい人がすぐに決まって値段交渉もスムーズだったので、全く苦痛を感じなかった。またこの家を買った時も、買う方はさほど努力はいらない。何軒か自分に合いそうな物件を見て回り、気に入った家にオファーを出すだけ。後は住宅ローンを取り付けられればそれで終わりだ。

しかし売る方はそうはいかない。家が売れる状態にあるかどうか色々検査される。電気、下水、屋根の状態、カビ、シロアリなどなど。あと古い家なので今の時代の建築規制に合っているかどうかなども色々調べなければならない。そして地元政府がこの家はどのくらいの価値があるのかを査定に来る。査定より高い値段で売り出すと買い手がつかない。

そしてそうしたことと並行して買いたい人が家を見に来る時間を設ける。私たちがこの家を買った時は、元家主はすでに他界しており、その息子が家を処分するという状況だったので家のなかは空っぽだった。しかし今回は私たちが未だ住んでいる状態なので、人が見に来るのはちょっと大変。

それで不動産屋がよくやるのは、日時を決めてその時だけ誰もが見に来れるオープンハウスというのをやる。それを今週木曜日から日曜日まで一日三時間づつやることになった。その間立ち会うのは不動産屋さんだけで、我々住民は留守にしなければならないのだが、我々が居ない間に知らない人が何人も家のなかをうろうろすると考えると非常に嫌な気分になった。

初日のオープンハウスが終って帰宅すると、家の中には嗅ぎなれない異臭が漂っていた。私は子供の頃から嗅覚が優れており、自分が居ない間に来客があったりすると、その人が帰った後でも来客があったことがすぐわかるほど鼻が利く。来客が一人でもそうなのだから何人もの人が出入りしたら家じゅうものすごい数の体臭が漂っているのを感じて気分が悪くなった。

三日目の今日などは、帰宅すると壁にかかっていた絵の額についていたガラスが割れていた。不動産屋のセルマは申し訳なさそうに「子供がいじって落としてしまった」と語った。オープンハウスに子供なんか連れて来るな!まあ高価な額縁ではないから別にどうってことはないが、仕方なく壁にかかっていた絵は全部取り外した。

嫌だな、この家を手放すのは。自分で決めたことなのに。

いやいや、何を今更。もう後戻りはできないのだ。

だいたいどうしてこの家を売ろうと思ったのかと言えば、庭が広すぎて手入れが大変。部屋数が多すぎて掃除が行き届かない。かといって庭師や家政婦を雇うのは年金生活ではちょっと厳しい。それに古い家なので常にあちこち修繕が必要で、その度に多額の出費。ちなみに去年、下水と電気配線の工事で100万円近く使ってしまった。また裏庭にあったイチジクの木が大きくなりすぎて切ってもらった時もかなりの値段だった。それに広い家は光熱費もかさむ。

それに一番の理由は家の住宅ローン。実は2年前の改築の時にお金を使いすぎてしまい、せっかくそれまで返していたローンが再び元の額に戻ってしまったのだ。30年ローンだがローンを払い終わるまで生きていられるとは思えない。だから元気なうちに売ってしまった方が心残りがないと思ったのだ。それでいくらかでもおつりがくれば儲けものだし。

本心をいうと私はこの改築に関して、口のうまいリモデル(リフォーム)会社の人に騙されてやり過ぎたと思っていた。最初はお風呂場だけのつもりで依頼したのに、台所だの屋根だの窓だのなんだかんだ、あれよあれよという間に家中の改築になってしまったのだ。何か加わるごとに業者さんが「直したところが多ければ多いほど家の価値が上がるんですよ」と言うのに言いくるめられてしまったのだ。

しかし、どこを改築したかという話をセルマにしたら、直した分だけ家の価値は上がるので、改築に使ったお金より高く売れると言われて安心した。

家を売った後に引っ越すアパートはすでに決まっている。数日前に鍵をもらいに行き、新しい家具などを揃えるために色々計ってみたが、やはり今の家よりかなり狭い。嫌だなこんな狭い部屋と思ったのだが、そこでまた自分に言い聞かせる。今の家と同じ広さだったら引っ越す意味がないでしょうが!

オープンハウスは明日で終わり。後はオファーを待つばかり。いい値段で売れますように!

 

 

 

アメリカのエリート大学のイスラム過激化の背後にあるものは何か

何故アメリカのエリート大学でこんなにもあからさまなユダヤ教ヘイトが起きているのか、実はこれは昨日今日始まったことではない。もうずっと以前からアメリカのエリート大学では反ユダヤ及び反米の下地が敷かれてきた。

今回のアメリカ各地の大学で同時に起きている大規模なデモを見ていれば解るが、こうしたデモを主催するのはそう簡単なことではない。コロンビアでテントを張って居座っていた学生たちのテントがすべて同じ銘柄であること。持ってるサインや大量のパレスチナハマスの旗。こうしたものを用意周到にしている彼らは何も知らないぼっちゃんじょうちゃんらではない。明らかにプロの活動家達の仕業だ。

しかしそこまでするには金がかかる。その資金はどこから出ているのだろうか。

こちらは2012年以降、アメリカの大学に寄付された海外からの寄付金一覧表。最高額はカタールの$3,281,809,223で第2位の中国の約二倍。そのほかにもサウジアラビアUAE,クエート、トルコ、イラクパキスタン、シリア、レバノンそしてパレスチナオーソリティー(PA)とイスラム圏諸国や政府が名を連ねる。特にカタールハマスの首領を匿っている国。そしてPAと言えばパレスチナ政府。

そしてこれらの学校にはイスラム圏からの留学生や教授たちが大勢いる。今回のデモで反ユダヤの過激な発言をして他の学生たちを煽っているのは、アメリカ市民ではなくこうした外国からの留学生たちである。

米エリート大学への海外からの寄付金一覧

Tabletの記事から読んでみよう。10月から始まった反ユダヤ運動の先導者たちはアメリカ市民ではなく永住権すらもっていない外国人だ。彼らの行動はいくつもの校則に違反するものなのだが、何故か彼らは処罰されない。彼らは単なる留学生なので、退学処分になった場合は学生ビサが失効しアメリカに滞在することも出来なくなる。

学校側としても多くの外国人留学生を失うことは学校の経営に関わってくる。

2023年秋に入学したアイビーリーグ(エリート大学)校の留学生の平均シェアは約15%。全体の留学生比率はもっと高い。ハーバードの学生の4分の1が留学生である。MITではほぼ3分の1だ。

アメリカの最も有名な大学の25%以上の定員を外国人学生に与えるために、アメリカの税金が投入される仕組みは、2004年から2014年にかけて形成されたもので、大学のDEI(多様性・平等・包括性)概念を経費のかからないものにするのに役立っている。(強調はカカシ)

ジョージタウンの新入生に占める外国人留学生の割合は、2004年の3%から10年後には11%と4倍近くになり、バークレーやイェールでも同様の数字となっている。エール大学では、この10年間の学部入学者数の伸びは、ほとんど外国人によるものであった。同じ期間に、アイビーリーグ校の新入留学生数は46%増加した。

アメリカの大学はDEIの名のもとに、アメリカ国内の白人富裕層だけではなく、有色人種のマイノリティー学生もある程度受け入れなければならないことになっているが、国内の有色人種層はIvyリーグ大学の高額な授業料を払えるとは限らない。しかし外国の富裕層や政府スポンサーを持つ留学生なら、ちゃんと授業料を取り立てられるうえにマイノリティーを受け入れたとしてDEIの義務が果たせるというわけである。DEIは国内のマイノリティーを援助するためのものであるはずなのに、これは全く汚いやり方だ。

外国人(特にイスラム圏)留学生が全校生徒の1/4とか1/3も居るのでは、彼らを全員退学させるなどということは出来ない。しかもカタールのような巨額の寄付をしている国を怒らせるわけにもいかない。となってくるとイスラム過激派はアメリカの大学でやりたい放題である。

問題なのは大学だけではない。バイデン政権が国内のモスリム有権者や左翼に迎合するあまり、アメリカ国内で起きてる一番の問題はイスラモフォビアだなどとバカげたことを言っている。

アメリカの将来を担う若者たちの心を憎悪で観たし、反ユダヤ主義差別意識を広めることがアメリカにとっていいことであるはずがない。アメリカの法律を守れない外国人は誰であろうとさっさと追い出すべきである。

 

 

欧米諸国で激化するイスラム過激思想、身の危険を感じて大学から避難するユダヤ系学生たち

アメリカのエリート大学では1938年のナチスドイツを思わせる恐ろしいユダヤ人弾圧運動が繰り広げられている。中でも一番酷いのはコロンビア大学。数日前から大学構内でテントをはって大勢の学生たちが寝泊まりデモをおこなっている。

授業を受けに来たユダヤ系学生たちはこれらの暴徒らに行く手を妨げられて勉強が出来ない状態。寮にいるユダヤ系学生たちは身の危険を感じ、両親が迎えに来て脱出する家族が続出。とある父親は娘を連れて帰る途中に暴徒らから罵声を浴びせられ、まるで戦火から脱出する避難民のような気がしたと語っていた。

デモの様子を取材していたユダヤ人学生記者は暴徒が持っていた棒で目を突かれて負傷。近くにいた警察官に助けを求めるも警察官は自分には何も出来ないと無視されたという。

ユダヤ系学生たちは学校へ行くことが危険すぎるということで、オンライン授業を要請。学校側はこれに応じている。それに対して反ユダヤハマステロリストの暴徒たちはユダヤ人を追い出したといって大騒ぎ。10月7日のテロ攻撃に奇声をあげたガザ民さながらである。

 

コロンビア大学の中央芝生を占拠する親ハマス学生たち April 21, 2024 in New York City. Columbia Unive © Getty

これにかんして ジョー・バイデン大統領は「このようなあからさまな反ユダヤ主義は不埒旋盤であり危険である。そして大学構内や我が国のどこでもあってはならないことだ」と語った。

いや、口でなら何とでもいえる。バイデン大統領は先日も学生ローンを帳消しにする提案をしたばかり。ハマスアメリカではテロ集団と指定されている。そんな組織を擁護し国民の安全を脅かす連中は即刻退学はもとよりFBIの国内テロリストに載せ、今後の進学や就職にも悪影響を及ぼすようにすべきだ。そして2021年の1月6日デモ参加者が受けたような徹底的罰を受けるべきである。

自国の不正選挙に抗議する人たちのほうが、悪名高いテロ組織を擁護して大学を占拠する暴徒らより重い刑に処されるのは理不尽この上ない。いくらバイデンがイスラム教徒や過激派左翼の票が欲しいからと言って、こいつらを甘く扱ったら、大事なユダヤ系支持を失うことになる。

だいたい、アメリカはイスラエルにもウクライナにも巨額の支援金を送ると先日下院で決議が通ったばかり(下院は土曜日、ウクライナに608億ドル、イスラエルに264億ドル、台湾とインド太平洋地域の同盟国に80億ドルを配分する一連の対外援助法案を可決した) であり、国内における反イスラエル運動はアメリカの対イスラエル外交には何の影響も及ぼしていない。前回も書いたようにバイデン政権はイスラエルによるラファ攻撃を阻止することもできなかったし、人質返還交渉でも全く影響力を示せなかった。だからこの段階でアメリカ国内で反イスラエル運動をやることは完全に無意味なのである。無論それは、もし彼らの目的がアメリカの対イスラエル政策に何等かの影響を与えることにあるのだとしたらの話だが。

聡明な読者諸氏はすでに気付いていると思うが今アメリカ中で騒いでる連中のやってることはその作戦や組織力が2020年のBLM・ANTIFAの暴動と酷似している。先ず大量のパレスチナの旗、プロ並みのサインやバーナー、占拠用の高価なテントなど、いったい誰がこんなものを提供しているのだろうか?

思うに彼らの目的はイスラエルによる一時停止でもガザへの支援物資供給でもない。彼らにとってパレスチナやガザ民などどうなってもいいのである。それらは自分達が暴れる口実に過ぎない。

大学で大声を張り上げてユダヤ人を迫害してる連中はただの駒であり、背後にはアメリカの社会を混乱に貶めたい奴らがいるのである。彼らの最終的目標はアメリカの弱体化だ。

情けないエリート教育

それにしても情けないのがアメリカのエリート教育。これまで左翼リベラルたちは必死に人種差別はするなとかLGBTQ+差別はやめろとか騒ぎ「すべての差別を許さない」とかいっていたのに、蓋を開けてみたらこのありさまだ。もっともエリート大学に通うユダヤ系学生たちも、ついこの間まで保守派講演者が来ると暴力的なデモで講演を阻止しようとしたりしていたのだからあまり人のことは言えない。

この暴徒らが馬鹿なのは、今は自分が差別する方の側なだけで、なにかあったらその矛先は自分にも向けられるのだということが解っていない点だ。

実は先日サンフランシスコの日系人街で行われた桜まつりでも、親パレスチナの連中がパレードを邪魔している。桜祭りとイスラエルとどんな関係があるというのか。異教徒は誰であっても許さない。それがイスラム過激派の思想。そんな奴らに連帯してると思ってる欧米諸国及び日本の左翼連中はアホである。

遂に始まったイスラエルのラファ攻撃

大分延期されていたイスラエルによるラファ攻撃が遂に始まったようだ。 

今さっきXで@VividProwessが上記のようなポストをしていた。「すげえ~!イスラエル空軍がラファのハマスをぼこぼこにしてるぜ!」というキャプションが付いている。

詳しいことは未だ分からないが、これに関してハマスの息子ことモサブ・ハサン・ユーセフ(Mosab Hassan Yousef)がこんなことを書いていたので紹介しよう。強調はカカシ。

テロリストとの人質取引交渉をイスラエルに迫った数カ月後、バイデン政権はテロリストとの交渉が行き詰まることを悟った。有権者を喜ばせるために避けられない戦争を先延ばしにしても、安定と平和にはつながらない。

イラン、ロシア、中国、そして彼らの代理人たちは、現在の世界秩序を破壊しようと決意している。イスラム共産主義イデオロギーは、何世紀にもわたって間違っていることが証明されてきたのだから、新しい世代の狂信者たちに過去の同じ過ちを繰り返させてはならない。イスラム共産主義のモデルは失敗する運命にある。資本主義がより良い選択肢なのだ。

砂の中に頭を突っ込んでいても、脅威を取り除くことはできない。最も基本的な原則を短期的な政治的利益のために取引することは、さらなる混乱を招く。アメリカは行動を起こす前に、事態が完全に制御不能になるのを待つべきでない。

バイデン政権は、選挙に勝つか戦争に勝つか、どちらかを選ばなければならない。強いリーダーはリスクを取ることを恐れないが、弱いリーダーは皆を喜ばせようとする。

全くその通りだ。いつもながらモサブの言うことは正しい。

非常に悲しいことではあるが、私はもうハマスは生きた人質を一人も拘束していないのではないかと考えている。すでに多くの人質は拘束中に亡くなったか、最初から遺体で連れされらたのかどちらかで、生存者はいたとしても40人足らずだと思われている。

以前にもよもぎねこさんもおっしゃっていたが、ハマスにとって人質は生きていても死んでいても、こちらが生存を確認できない限り価値がある。生きている可能性がある以上イスラエル側はなんとか人質を奪回せねばならないと考えるからで、人質を梃にして停戦交渉が出来るとハマス側は考えるからである。

しかし長期にわたる交渉が全く進まないことから考えて、もうハマスとの交渉は不可能だということは誰の目にも明らかである。もし人質が一人でも生きているなら、子供だけでも解放すればイスラエル側も希望をつなぐことが出来るが、一人も返されないだけでなく、生きてる証拠を見せるような動画すら公開されなくなった。

ハマスはもう一人たりとも返還する気はない。いや、したくても出来ないのだろう。

こうなったらイスラエルに出来ることはただ一つ。ハマス戦闘員の最期の一人まで退治しハマスを殲滅することだ。そしてそれは早ければ早い方がいい。

いつまでも人道だなんだといって戦争を長引かせることのほうが誰にとってもよくないことなのである。

 

何故イランはイスラエルに応戦しないのか

さて先日のイスラエルによるイランへの攻撃は非常に暫定的なもので、イラン国内でさほどのダメージがあったわけではないようだ。イランはイスラエルからはドローンが三機飛んできただけですべて打ち落としたと発表している。この程度のことでこれ以上応戦の必要はないと考え即座にこれで一応の撃ち合いは終わったようだ。

これについて元IDFの報道官で今は*FDDの役員であるジョナサン・コンリカス氏(Jonathan Conricus)はXのポストでこんなことを書いていた。(*FDDはワシントンDCを拠点とする、国家安全保障と外交政策に焦点を当てた超党派の研究機関である。)

イランはイスラエルに向けて何百発ものミサイルや無人機を発射したが、実体のあるものを攻撃することはできなかった。イスラエルは、イランが使用した兵器のほんの一部で、イラン中心部の機密目標を攻撃したが、明確なメッセージを送った:イランではイスラエル空軍から何も守ることはできない。

イランは迎撃に成功したと言っているが、実際に地元で大爆発があったと証言している人もおり、空爆はすべて標的に当たったようである。しかもイランの核兵器開発基地の至近距離にミサイルは落とされており、ジョナサンが言うようにイスラエルは、今回は手加減してやったがこの次はこうは行かないぞという強いメッセージを送ったことになる。

だからこそイランはメンツを保つために今回のイスラエルの攻撃は取るに足らないものだったため応戦の必要はないと早々と宣言したのだろう。はっきり言ってイランはかなり焦っていると思われる。なにしろ350発も打ちこんだ弾道ミサイルを含む数々の兵器がまるで役にたたなかったのみならず、イランはその何十分の一のミサイルを全く迎撃することが出来なかったのだから。これ以上戦闘を激化させたら今のイランに勝ち目はないと悟ったのだろう。

ところでイスラエルが攻撃したのはイラン国内だけではないようだ。

Ahsan Mohammed Ahmed Ahmed / Anadolu via Getty Images

イランが背後にいるイラク国内の軍事基地が何者かの空襲によって破壊された。

空爆の標的は、イラク東部バビロン県にある人民動員軍(PMF)のカルス基地であった。PMFイラク国家が支援する大規模な組織で、数十の小規模な民兵組織やテロリスト集団で構成され、その多くはイランの支援を受けている。
米中央軍(CENTCOM)と国際連合軍はともに、空爆には関与していないとの声明を発表した。

イスラエルも、少なくとも1人が死亡し、10人近くが負傷したこの空爆への関与を否定した。
イラクは、空爆を行った可能性のある空域での異物は検知していないと述べた。

アメリカもイスラエルも探知されないステルス昨日を持った戦闘機を所持しているので、イラクが探知できなかったとしても不思議ではない。

イランは正面切っての戦争でイスラエルに勝てないことはこれではっきりわかったことだろう。だからこそ余計に核兵器の開発を急がなければならないと思っていることだろう。

 

アップデート:

よもぎねこさんのところで非常に詳しくこの状況について説明してくれているのでリンクを貼っておく。必読!よもぎねこです♪ イランvsイスラエル 中道ウハウハさんからの情報 (fc2.com)

 

 

 

アパートへの引っ越し決まりました

先日から色々お話している引っ越しの話だが、なんとか新しく引っ越せるアパートが決まった。不動産屋さんの紹介でいくつか物件を見に行ったが、二階なのにエレベーターが無かったり、なかがやたらだだっ広くて住みにくそうだったり、物件そのものはいいが環境が今一つだったりと色々あり、なかなか決められず、不動産やさんから気に入った部屋があったなら早めに申し込まないととせかされ、結局最初の日に見た集合住宅の一階の部屋を借りることにした。

今更驚くことではないが、最近のアパート入居手続きはオンラインが主で、その場でクレジット検査までやってくれる。これはローンやクレジットカードの返済状況を調べるもので、収入の割に借金が多すぎればダメだし、これまでに借金返済が遅延したり踏み倒したりといったことがないかどうかを調べるもの。私はクレカは毎月残高を残さないように払ってるし、ローンはこの家のローンのみで、売ってしまえば借金はゼロになる。我々の収入は年金が定期的に入ってくるものだけなので大家さんとしては安心な賃貸者のはずである。

それで不動産屋さんからすぐ電話があり、月曜日に契約できるとのこと。これで家を売った後でもホームレスにならずに済みそうだ。

とはいえ家はまだ売れてない。市場に出るのは月曜日でオープンハウスといって家の中を買いたい人が見に来るのが来週末三日間。先日広告に出すためにプロのカメラマンが来て家じゅう3Dの動画を撮り、ドローンまで飛ばしての撮影でびっくりした。

写真を撮る前の日にプロの清掃員の女性が来て家じゅう大掃除。一日がかりでなんとかみられる状況になったが、かかった費用は$300.00。こんな値段で大掃除してもらえるなら、これまでも一年に一回大掃除の人を雇えばよかったなどとおもったりした。今後はお金が多少かかってもプロの掃除の人を雇うべきかなと今真剣に考えている。

不動産屋さんの話では、このあたりは売り手市場なので売るのに時間はかからないはずとのことなのだが、不安ではある。

数年前、主人と引退後はフロリダに引っ越そうかと話していたのに、二人とも病気になってしまい専門医から離れられない。他にも色々あって他州は諦めた。結局同じ市で今のところからさほど離れていない場所になった。だったら何故引っ越すのかというと、これからどんどん年を取る我々にとって一軒家はとても維持できないと考えたからだ。

この家は1930年代に建てられたもので、途中色々改築はしているものの、あちこちガタが来ているのでしょっちゅう修理が必要だ。庭もだだっ広くて維持が大変。庭師を雇えばいいのだけど、これも費用がかかる。前に変な人を雇って酷い目にあったので懲りてるし。

この家には14年も住んだので名残惜しいのだが、ま、これから私たち夫婦の人生最終章が始まるのだと考えて新鮮な気持ちで始めよう!

 

女子学生を守るはずの政策タイトルIXがバイデン政権によって骨抜きにされる

本日4月19日、バイデン政権は女子学生を差別から守るために作られたタイトルIXに女性を自認する男子を含めることで、タイトルIXそのものを完全に骨抜きにし、しかも男子学生が性被害の加害者として冤罪を着せられる危険を拡大した。

この改悪はLGBTQ+を学構内で性被害や嫌がらせから守るという名目でされたものだが、LGBTQ+の人権を守るという口実で割を食うのは常に女性が大半である。

バイデン政権は当初学校が女子を自認する男子の女子スポーツ参加を禁じることができないようにする項目を加えるつもりだったが、それは今回は見送ることになった。これについては共和党から激しい批判が出ており、選挙シーズンに共和党から責められる可能性を恐れてのことだろう。その代わり、バイデンは性加害を訴えられた学生の人権を守る項目を取り除いた。

ミゲル・カルドナ教育長官は、「この新しい規則は、誰もが安全で、歓迎され、彼らの権利を尊重する学校にアクセスできることを明確にする」と述べた。
「自分が誰であるか、誰を愛しているかという理由だけで、誰もいじめや差別に直面するべきではない。「悲しいことに、このようなことはあまりにも頻繁に起こっている」。

LGBTQ+への差別を禁止する項目が加えられる

今回の改悪で最も大きな項目はLGBTQ+学生の扱いだ。1972年に設立された法律の対象は生得的女子学生の人権を守るためのものであり、性自認や性嗜好は対象外である。

しかし今回の改悪でLGBTQ+を自認する学生が差別されたと感じれば学校に申し出ることができ、学校側は何らかの対応をしなければならない。問題なのはLGBは別としてTQ+以降の学生たちが何をもってして差別されたと感じるかはもう誰の目にも明らかだろう。

ここ数年共和党が多数議席を占める州のあちこちで、学校内においてトランスジェンダーを自認する子供を異性として扱うことを禁止したり、子供の性転換治療を禁止する法律が通っている。そして11の州で学校内のトイレや更衣室を生物学的性で区別することを強制し、異性を自認する学生の使用を禁止している。

このタイトルIXではトランスジェンダーを自認する学生を他の学生と同じように扱わないことは差別であるとされているため、男女別トイレや更衣室は差別と見なされ、州法に従っている学校がタイトルXIを違反してるとして連邦政府からの支援金を差し止められる可能性があるのだ。ただ、学校側が子どものトランス自認について親に伝える義務はこのタイトルIXとは矛盾しない。

タイトルIXが女子自認男子による女子スポーツ参加に言及していなくても、トランス自認学生が差別されたと訴えれば、女子チームが男子の入部を許可しなければならなくなる可能性は大きく、男子だと言う理由で奨学金を受け取られれないのもとトランス差別だと言われたらどうやって拒否できるのか、これでは全く分からない。

性加害の冤罪から学生を守れなくなる

もう一つこの補正案には問題点がある。それは性的被害を受けたとする方が簡単に加害者とされる学生を告発できると言う点である。

これはトランプ時代に、訴えられた方の学生の人権を守るために付け加えられた項目をバイデンが取り除く形となった。もともと何故トランプ政権がそんな項目を付け加えたのかといえば、それまでは性的関係のあった学生同士のいざこざで片方(主に女子)が一方的に性加害をされたとして訴えると、男子側は弁護の機会も与えられず退学処分になるなどひどい扱いを受けていたからである。

数年前に有名なケースで、レイプされたとしてその時使ったマットレスを一年中持ち歩いた女子大生がいた。しかし訴えられた男子学生が女子学生からしつこく言い寄られていたのを拒否したメールのやり取りを提出し、彼が完全に無罪だったことが証明された。

しかしその一年間、この男子学生はレイピストとしての汚名を着せられ、大学も卒業できず就職の機会も逃してしまったのである。バイデン政権は再びそういう事件を増やしたいようだ。

デボス(前教育省長官)規則の特徴であった、代表者を通じて学生同士が反対尋問を行うためのライブ公聴会の開催は、大学側には要求されなくなる。バイデン規則のもとでも生公聴会は認められているが、それはオプションであり、新たな制限が設けられている。

例えば、学生は遠隔地から公聴会に参加できなければならず、学校は「不明瞭または嫌がらせ」的な質問を禁止しなければならない。ライブ・ヒアリングに代わる方法として、大学当局は学生を個別に面接し、各学生が質問を提案し、その回答を録音することができる。

デボス前長官はこの赤い悪は女性や少女への攻撃であると強く批判。また性加害で訴えられた学生がカンガルー法廷で不当に罰せられる日がもどってくると語った。