苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

隠しきれないイラクからのいいニュース

昨晩遅くキャプテンズコータースを読んでいたら、これまでイラクからの悪いニュースしか興味がなかった左向きのニューヨークタイムスにイラクからのいいニュースが載っているとあってちょっと驚いた。 この記事を書いているのは左系のシンクタンク、ブルッキ…

軍人の戦争支持はプロパガンダなのか? 勝利を訴える帰還兵団体VFFを考える

先日私はとんだ茶番劇! 米議会イラク撤退徹夜議論の結末はで、イラク・アフガニスタン帰還兵からなる戦争支持派のVets for Freedom(VFF)という組織のメンバーが民主党の反戦決議案に反対して議員たちと直談判するためワシントンへ乗り込んだという話をした…

アジア杯:祝 イラク初優勝!!!!

やった、やった、やった〜!!!イラクがサウジに勝って優勝した〜! イラク、1—0でサウジに勝利 アジア杯に初優勝 東南アジア4カ国で共催されたサッカー・アジアカップ決勝が29日に行われ、イラクがサウジアラビアを1—0で破り、初優勝を遂げた。サウ…

アジアカップ:イラク決勝進出!

明日はいよいよサッカーアジア杯の決勝戦。決勝戦は強豪サウジアラビア対イラク。三回優勝しているサウジが決勝に出るのは驚かないが、イラクチームが決勝戦進出というのはすごいものだ。パワーラインの記事によると、イラクチームのメンバーはシーア、スン…

「冬の兵士」再び、米二等兵の軍隊バッシング

数日前、アメリカのニューリパブリック(TNR)という三流新聞にスコット・トーマスという仮名を使ったイラク駐留米兵によるものとされる「日記」が掲載された。三部に分けて掲載されたその日記に描かれた兵士らの行動は、路肩爆弾で顔に傷を負った女性を大声…

人気テレビ番組の反戦テーマで垣間みたアメリカの意外な素顔

私とミスター苺が好きで見ている番組にSo You Think You Can Dance?というダンス番組がある。意訳すると「あなたは踊れるつもり?」というような意味になるが、番組の構成は全国からオーディションを受けて受かった男女合計20人のセミプロダンサーが、毎週…

韓国はアフガニスタンへ増兵せよ!

韓国在住(だと思う)のアメリカ人のブログ、the Marmot's Holeのロバート(Robert Koehler)によると、韓国のメディアはもしアフガニスタンでタリバンに捕われの身となっている韓国人宣教師23人(一人殺されていまは22人、8人が解放されたというニュー…

韓国市民、キリスト教宣師人質への冷たい反応

韓国で23人のキリスト教宣教師がタリバンの人質になっている事件だが、本日8人が解放されたという朗報と共に一人の男性が頭に数発の銃弾を受けて殺されたという悲報をきき、非常に複雑な気持ちである。まずは朝日新聞のニュースから。 アフガン人質「8人…

内外二つの敵と戦う『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

日本では21日公開のハリー・ポッターの新作映画ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(Harry Potter and the Order of the phoenix)。リンク先であらすじや配役、写真集、予告編など詳しい情報が読めるのでご参照頂きたい。 今回のハリー・ポッターを観てい…

イランの被害妄想、リス14匹をスパイ容疑で逮捕!

このあいだ私の英語のブログのほうへ、イランがリスをスパイ容疑で取り押さえたという記事を紹介してくれたコメンターがいた。その時には私はその記事は一笑に伏して終わったのだが、後になってイランがアメリカ市民二人をスパイ容疑で逮捕していまだに拘束…

アフガニスタン: タリバン、韓国人宣教師20数名を拉致

金曜日、アフガニスタンからこんなニュースが届いた。 アフガンで韓国人18人拉致 タリバーンが犯行認める アフガニスタン中部ガズニ州知事は20日、韓国人がアフガニスタン中部ガズニ州知事は20日、韓国人が乗ったバスが武装集団に襲われ、約20人が拉…

とんだ茶番劇! 米議会イラク撤退徹夜議論の結末は

ペトラエウス将軍のCounter Insurgency (COIN)作戦と呼ばれるイラク反乱分子撲滅新作戦は6月に本格的な攻撃に入ったばかり。にも関わらずまだ7月も半ばというのに民主党の議会はまたまた意味のないイラクを120日以内に撤退せよとの議案を提案。議案が決…

米無人戦闘機「リーパー(死神)」登場!

アメリカはついに無人戦闘機の開発に成功。その名もザ・リーパー(死神)。 MQ -9リーパー戦闘機は現在イラク戦争、アフガン戦争で使われているRQ-1プレデター無人偵察機をベースにして作られた中高高度=長距離無人偵察機兼戦闘機である。外見はプレデター…

中国が米国産の家禽類肉を輸入停止? なんだそりゃ?

このニュースの見出しをみて私は一瞬読み間違いをしたのかとダブルテイクをしてしまった。 中国が米国産の家禽類肉を輸入停止、サルモネラ菌検出と え?中国が米国の製品を輸入停止?逆じゃないの? ところが中国は本気らしい。 北京——中国の国家品質監督検…

眉唾な『イラク帰還兵が語るイラク米兵の悪行』

昨日もアメリカ軍によるイラク市民虐殺というハディーサ事件がかなり怪しくなってきたという話をしたばかりだが、反戦派は事の真相もたしかめず執拗にアメリカ軍の悪行を羅列するのに余念がない。普段は現場の軍人たちが「状況は向上している」と証言しても…

ハディーサ事件次々に崩れる検察側の主張

2005年11月、イラクのハディーサ地区で路肩爆弾の攻撃にあった海兵隊員が怒りくるって付近の民家を襲い二十数人の民間人を虐殺したとして、当時警備にあたっていたキロ隊の隊員数名が殺人などの嫌疑をかけられている事件において、審査官は12日、裁…

米モンタナの主婦:ネットを使ってテロ陰謀を暴露!

2004年9月3日、ライアン・G・アンダーソン被告は戦争中に敵を擁護したなどの五つのススパイ行為で有罪となり数回に渡る継続的終身刑を言い渡された。これはシャノン・ロスミラーさんというモンタナに住むの三児の母が自宅のコンピューターを使って開発…

サドル、イランへ逃げ帰る

今年の一月にアメリカ軍の増派を含む新作戦が行われるという発表と共に同胞や部下を見捨ててひとりだけイランに逃げ帰っていたサドルだが、イランに5か月も隠れている間にイラク内ではサドルの人気は落ちるばかり。このままでは留守中に自分のシーア民兵代…

臭いものには蓋、中国元薬品管理当局者が死刑に!

アップデート:日本でも中国製品の規制が行われるようだ。下記参照。 中国って国は本当に民度の低い国だなあ。ただ役人をひとり生け贄の羊にして殺せばことが解決すると思ってるんだから考えが甘い。中国で度重なる危険な食品薬品の輸入で国際社会からかなり…

久間防衛相辞任を巡る波紋:世界の覚書への返答

アップデートあり、下記参照 先日の私が書いた久間防衛相辞任が国際社会に及ぼす波紋について私も尊敬している世界の覚書さんが、私のエントリーを読んで「読んでがっくりきた。何やらだいぶ誤解があるようだ。アメリカから見るとそんなんだろうか。」とかな…

アフガニスタン: どうなったのタリバン春の大攻撃?

昔読んだパール・バック著の「大地」という小説のなかに王虎という将軍が出てくる。彼は若い頃は大軍を引きつれ次々に領土を奪い勝ち戦に明け暮れたが、年とともに怠慢になり士気が衰える。そして毎年「春になったら兵を挙げる」というのが口癖になっていた…

空想歴史:もし原爆が落ちなかったら、、、

昨晩友達のリー・ポーターが彼が1998年に書いたエッセーをもってきてくれた。このエッセーは空想科学小説のなかでもアルタネートヒストリーというジャンルに属する架空の歴史を背景にしたフィクションだ。アルタネートヒストリーの例としては、カカシの…

久間防衛相辞任が国際社会に及ぼす波紋

防衛省の久間さんの原爆投下に関する失言で氏が辞職にまで追い込まれたという事件はアメリカでも大々的に報道された。この問題は日本の内政のみならず外交上の問題に発展する可能性が大きいからである。ミスター苺がこちらの新聞に載った久間氏の発言内容を…

ネズミのシェフ『レミーのおいしいレストラン』ラタトゥーイ

さて、今日の映画はディズニー・ピクサー共同製作のアニメーション、ラタトゥーイ。邦題はレミーのおいしいレストラン。日本とアメリカはほぼ同時公開だったようだ。(写真集はこちら) 一言でいって、今年最高の映画といっていい!いや近年中稀なる素晴らし…

無念、ホットドック大食い大将小林君7連覇ならず!

昨日行われたニューヨークはコニーアイランドの毎年恒例ホットドック大食いコンテストで、過去6連勝してきた日本代表小林尊君は自己記録も世界記録も更新する63個の健闘にも関わらず、現在の世界記録保持者のアメリカ人、ジョーイ・チェスナット君に惜し…

人手不足のアルカエダ、イギリスの連続テロ失敗事件に思うこと

ロンドンとグラスゴーで起きた自動車を使った爆弾テロ未遂事件だが、寸前のところでテロが未然に防げたことでほっと胸をなで下ろすと同時にテロ計画そのものにも何か信じられないほどずさんな部分があると感じる。 以前に私は爆発物は点火が一番難かしいと聞…

米共和党が馬鹿党といわれる理由: 移民法改正案阻止が共和党の崩壊へとつながる可能性

先日ブッシュ大統領と民主党のジョージ・ケネディ上院議員が協力して発案した移民法改正案が上院議会で否決された。現在崩壊状態にある移民法を改正しようとしていた大統領の希望は共和党の反対によって阻止されてしまった。 実はここ数週間アメリカではこの…