苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

馬鹿フェミのおかげで歪曲されたペドフィリア論争

数日前にわたしはX(ツイッター)で「ペドに人権などない」と何気なくツイートしたことがきっかけで三日三晩と思えるほどペドフィリアを擁護する人たちから猛攻撃を受けた。一番酷い時は一時間で20人はブロックしたと思う。これは私には非常に意外だった。なぜなら幼児を性虐待する願望を持つ人間が邪悪であるなどという概念は常識的過ぎて誰も異論はないだろうと思っていたからである。たしかにLGBTQ+活動家達の間ではペド奨励はが居ることは知っていたが、まさかネトウヨにまで攻撃されるとは信じがたかった。日本ではこんなにも小児性愛が認められているのか、などと情けなくなった。

しかし脊髄反射的に擁護派をブロックするのではなく、彼等の言っていることにも多少耳を傾けてみると、どうも彼等の考えるペドフィリアと私が考えるペドフィリアでは定義にかなりの差があるということに気が付いた。特に何人もの人から「ペドフィリアとチャイルドマレスターを混同するな」と言われたのは意外だった。何故なら英語圏ではペドフィリアもチャイルドマレスターも同じように扱われているからで、この二つの違いなどに気を留める人は先ずいないからだ。

ペドフィリア/Pedophilia (小児性愛障害)とは思春期前の子供に性愛を持つ精神疾患を意味する。この性癖を持つ人をペドファイル/pedofile(略してペド)と呼ぶ。日本ではこれを実際に願望はあるが行動に移さない人たちのことを指すと勘違いしている人が多が、英語ではペドファイルとは単に小児性愛障害者と言う意味であって実際に犯行に及ぼうが及ぶまいがペドファイルであることに違いはない。そしてチャイルドマレスター・child molester とは子供を性虐待する者という意味だ。子供を性虐待するような者は先ずペドだと考えて間違いないだろう。だから英語圏ではペドもマレスターも同義語のように理解されるのである。

Twitterで私に絡んで来たペド擁護派はこうした背景に関しては完全に無知であるだけでなく、実際ペドは無害な存在だと考えているらしかった。よくよく彼等の言い分を聞いてみると、彼等はペドのことを萌え絵やBL漫画を愛読したり少女アイドルに夢中になっている、いわゆるオタクのことだと思っているらしいことに気付いた。そして「ペドに人権などない」と言った私のことをネトウヨオタクを「ペド、ペド」と言って散々攻撃してきているツイフェミと呼ばれるセクシーな女性像に過敏に発狂する過激派フェミニストだと思ったらしいのだ。

なるほど、ネトウヨオタク連中が「ペド」とは自分らのことだと勘違いし、そんな人権は要らないと言った私は彼等の宿敵であるツイフェミだとして猛攻撃をかけたというわけである。道理で話が噛み合わない訳である。

私はフェミニスト達がほんのちょっとした女性像をやたらに攻撃するのは女性を守るために何の役にも立っていないと思っている。特にファン連中が自分らだけで楽しんでいる偶像を外部からなんだかんだいちゃもんをつけるべきではない。そして実際無害なオタクたちを侮辱するつもりで「ペド、ペド」などと呼ぶのは害あって益なしである。何故ならそうやってなんでも「ペド」に入れてしまうと本当に悪質なペドの邪悪さが薄れて理解されてしまうからだ。

現に私はツイッターで子供の性奴隷としての人身売買がいかに深刻であるかという話をすると、単なる陰謀論だとか、親による子供虐待問題を無視して、大した問題でもない話を持ち出すなどという人が少なからずいたのだ。

ペドフィリアは非常に深刻な問題だ。子供の人身売買も恐ろしく膨大で、今や武器闇取引よりも巨大でそのうち麻薬取引を超す勢いなのである。しかし単なるオタクをペドなどと呼んで、その悪質さを過小評価していてはことの深刻さに取り組むことはできない。

ジャニー喜多川による少年性虐待が何十年にもわたって黙認されてきたというのも、人々が子どもへの虐待を過小評価してきたからだ。

馬鹿フェミ連中がオタクのような無害な連中をペドなどと呼ぶことで、実際に被害を受けている子供達を救うことが出来なくなっているとしたら、彼女たちの行動は非常に有害である。