苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

世論調査:70%を超えるアメリカ人とイスラエル人がラファ攻撃を支持

アメリカ人の72%がラファ攻撃を支持

今日上がってきた世論調査二つ。ひとつはアメリカ人の70%がイスラエルによるラファ攻撃を支持するというもの。最新のハーバードCAPSハリス世論調査によると(Harvard CAPS Harris pol) 49圧倒的多数のアメリカ人がイスラエルはラファ攻撃をすべきと答えた。質問は「イスラエルはラファ攻撃をしてハマスとの戦争を終結させるべきか、それともハマスによる統治を継続させるべきか」というもの。

この質問に対して72%の回答者がイスラエルはラファ攻撃を実行すべきであると答え、28%がハマスに引き続き統治を任せるべきだと答えた。戦後の統治については78%がハマスは排除されるべきだと答えたものの、誰が代わって統治するかはイスラエルと答えた人が35%、パレスチナオーソリティーと答えた人が35%と同率だった。

思うにアメリカ人の殆どはイスラエルがガザ民の犠牲者をなるべく出さずに慎重に攻撃をしていることにいら立ちを感じていることだろう。こんなことを言うと人でなしとか言われそうだが、私はイスラエルはガザ民の犠牲者数になどさほど気を遣わずにさっさと戦争を終わらせてしまうべきだと思っている。

アメリカ人は非常に飽きやすい。イスラエルがテロ攻撃をされた当初はイスラエルには国を守る権利があるとイスラエルを支持していた人たちも、長引く戦争に疲れてきている。いやそれだけでなく、アメリカの国税がいったい何時まで外国の戦争に使われるのかという反感を持ち始めているのだ。

はっきり言ってアメリカ人にとってガザ民の犠牲者が3万でも10万でも大した変わりはない。イスラエルは人道的な国なので敵の市民であっても自分らの兵士らを犠牲にしてまで守ろうとしている。だがそれだけの努力をしても世界中の誰もイスラエルを評価などしない。

イスラエルは数か月に及ぶ戦争で敵の民間人犠牲者を数千人に抑えるという前代未聞な所業を遂げても、敵はイスラエルはジェノサイドをしていると言って煽る。一方イスラエルの味方はガザ民などほとんどテロリストなのだから遠慮しないでさっさと片付けてしまえと思っている。

ここで大事なのはスピードだ。

この戦争が長引けば長引くほどイスラエルにとっては不利になる。だからハマスは交渉を引きずり長引かせて世界中の同情を買おうとしている。だが、もしイスラエルがガザで20万人の犠牲者を出したとしても、早急に戦争が終わり2024年からは復興作業にはいり支援物資をどんどん送り込んでいたらどうだっただろうか?

これ以上戦争にかかる費用を諸外国に求める必要もなく、毎日戦争のニュースが巷に流れなくなれば、世界中の人びとがこの問題に興味を失くしただろう。カタールに居るハマスの幹部もイスラエルカタールに圧力をかけて引き渡させるか、モサドによって暗殺するなりすればハマスは終わりだ。

無論人質が返ってきたかどうかは分からない。私は人質がどうなってもいいと言ってるわけではない。だが、ハマスとの交渉はもう無理だ。ハマスは自発的に人質を返すことはない。取り戻したいなら強硬奪回以外に道はないのだ。

72%のイスラエル人がガザ攻撃は継続すべき、停戦を未だ時期尚早と答える。

イスラエル国内のチャンネル12による世論調査では、イスラエル国民の72%がガザ侵攻を継続すべきであると答えており、停戦すべきではないと答えた。

僅かに24%が停戦に合意すべきだと答え南部ではその数が22%にまで下がる。