苺畑家も3年くらい前から色々片付けをしているが、本日身につまされる動画を発見したので観てみた。題して65歳までに必ず捨てるべき物リスト、トップ20.20と書いてあったのだが、いくら見ても19なので、ひとつを二つに分けて無理矢理トップ20にしてみた。このビデオの主が何故65歳までと言っているのかというと、65歳を過ぎると色々身体に支障をきたし片付けたいと思ってもなかなかできないことが多いからだという理屈。現在63歳の私としてはあと2年しかないのでかなり焦っている。では彼のいうトップ20を列記してみよう。太字にしたのは私がすでに手掛けているもの。
- 古い書類
- 使わなくなった家電や電子機器
- 大きくて重い家具
- 古い本、雑誌、チラシ、ポイントカード、診察券など
- 大量の食器とカトラリー
- 大量の食品ストック
- 大量の文具・工具・ケーブル
- 大量の服、ハンカチ、帽子、着物、肌着、靴下など
- 大量の靴、傘、くつべら、玄関の置物、飾り物
- 同じような調理器具
- 大量の薬、同じような医療器具
- 使ってない健康器具、しばらく飲んでないサプリ
- 大量のアクセサリ
- 大量の人形やコレクション
- ずっと観ていないCDやDVD
- 枯れている植物やプランター、ジョーロ、汚れた水槽
- 一年以上使ってない化粧品、スキンケアグッズ、美容グッズ
- 大量の掃除用品
- 思い出の作品、写真、アルバム、手紙、記念品、手帳など
- ボロボロの自転車や自動車
このリストを見ていて今気づいたのだが、これらは大きく分けて、書斎、台所、寝室、玄関、洗面所、庭となっているように思う。だから片付けもそうやって片付ける部屋を決めてやっていくといいのかもしれない。
1)一番目のの古い書類だが、書類というのはいちいち目を通さなければならず片付けが非常に大変。使ってた本人が片付けるのすら大変なのに、本人ではない息子や娘や孫などではどうしていいか解らない。私はこの件に関しては過去2年に渡り主人が20代の頃から溜め込んだファイリングキャビネット二個ぶんと、山積になっていた段ボール箱ぎっしりの書類をすべて処分した。ものすごく大変だったので自分でも凄く偉いと思ってる。
2)2番目の家電だが、古い家電は結構危険なのでさっさと処分すべきだというのは同意。私はケーブルがスパゲティのようになっていた古いステレオや壊れたビデオデッキなど3~4年前にすべて処分した。主人が使わなくなった古いコンピューターも二つ処分した。まだ使ってないモニターやキーボードがいくつか残っているので近いうちに捨てる予定。
3)大きくて重い家具は、最近本棚を二つ空にしたのでこれは次の粗大ごみの日に出す予定。これまでにもボロボロの台所の椅子、机、本棚、箪笥などをすでに処分している。ただものすごく大きな食器棚があり、全く使っていないのでこれだけは業者を頼むしかないと思っている。ともかく早急に処分する必要がある。
4)古い本エトセトラは、以前にも書いた通りバンカースボックス何箱ぶんを近所の慈善事業に寄付し、本はすべて二つの本箱に収まっている。これも大変だったがやり遂げた。
6)食品ストック。うちは本当にストックが少ない。これでは災害になった時に食べるものがないのではないかと思うほど何もない。実は以前のうちの戸棚には溢れるほど物がはいっていた。特に乾物や中華の素や麺類などがやたらあった。数年前にタコスのソースの素を見つけて賞味期限をみたら10年以上も前のもので我ながら呆れてしまった。それでその時戸棚の中を整理して古いものはバンバンすててしまい、それ以降買いだめはしないようにしている。それで今は戸棚はすかすかである。
7)実はこの文具とかケーブルは主人の悪い癖。ガラージの掃除をした時に封を切っていない新品のケーブルなどが段ボール箱三つくらいに詰まっていた。時代も変わり今は全く使い物にならない充電器などもあり、すべて捨てた。まだ家のなかにエクステンションコードなどが段ボール箱に詰まっているので、これも近々捨てる予定である。
8)衣類ハンカチなど、、以前から私は衣類の整理は毎年二回衣替えの時にやるようにしてきた。おかげで必要のない衣類はさほどない。ただ引退後はスーツやドレスなどが必要でなくなるため、これらの処分は思い切ってしなければならない。81歳の叔母の家の片付けを手伝った時、叔母が昔から住んでる3ベッドルームのアパートはどのクローゼットにも洋服がびっしりつまっていた。しかも色違いの同じデザインのものが沢山あった。叔母は気に入ったデザインを見つけるとすべての色が欲しくなってしまうという悪い癖があると言っていた。友人のLのマンションにも同じようなポロシャツやパンツがたくさんあった。なんであんなに洋服が必要なんだろうと思うくらい溢れかえっていた。この辺に関しては私は結構ちゃんとやっている方だと思う。
9)靴、靴ベラ、傘、置物色々、、私は結構靴が好きで昔は色々もっていたが、もうハイヒールは履けないし、革靴も必要ない。それで不必要な靴はかなり処分した。南カリフォルニアはそんなに雨が降らないし、傘をさしてあるくという習慣がないのでうちにある傘は雨と日傘共用の四本と折り畳みが二つくらいかな。特に処分するには及ばない。靴ベラも一つしか持ってない。ただお爺ちゃんのカウボーイブーツが一足あり、これは捨てさせてもらえない。
13)アクセサリー。高価な宝石などは死ぬまで手放すつもりはないが、安いビーズのカスタムジュエリーなどはそんなにたくさん持っている必要はない。安物のアクセサリーはすべてひとつのジェリーボックスにいれてあるので、後片付けをする人は箱ごと捨ててもらって構わない。あちこちに散らばっているわけではないから処分は簡単にできる。箱のなかにノートでも入れておこうかな。
14)人形やコレクション。悪いがこれは私が意識がなくなるまで持っていたいので、遺品整理をする家族に処分はお願いする。自分で集めた好きなものに囲まれて生きる楽しみくらい残しておきたいから。ただ人にもらった置物とか、特に執着のないものはどんどん処分することにしよう。
15)CDやDVDはかなりの数を処分した。まだ残っているものも箱詰めにしてあり、数日以内に寄付する予定。友達のLのCDやDVDの数は裕に何万枚とあるので、後片付けをする後見人が気の毒である。まったく気の遠くなるような作業だ。
17)化粧品。これは私には頭の痛い問題。私はもともとあまり化粧などしない人間だが化粧水や乳液などは使っていた。私はアメリカの化粧品は肌が合わずに使えないという話を母にしたところ、母がノエビアと契約をしてどんどん基礎化粧品を送ってきた。とても使い切れずに戸棚にぎっしりしまってある。もういったいどうしていいか解らない状態。契約はとっくの昔に切ったが、昔送られてきた化粧品が一杯残っている。古いものは他人にあげることもできないし、これは考えただけで頭がいたい。
19)写真やアルバムは捨てるわけにもいかない。ま、手帳など古いものは捨てているが、以前にガラージの掃除中に主人が90年代に買った女性の水着のカレンダーが出て来たことがある。しかも封を切っていない新品状態。もしかしてと思って曜日を調べたら偶然にもその年のカレンダーと一致したので、これみよがしに一年使った(笑)。持っていても使わなかったら意味がない。ワインと違って置いておいても価値は上がらないのだから。
他人へのプレゼントでありがた迷惑なもの
そのほかは私には当てはまらないので、まあまあの状態かなと思う。自分で家の整理をしたり、老齢の叔母の家の片付けなどを手伝ってつくづく思ったことは、プレゼントは食べてなくなるものやギフトカードが一番いい。置物や壁掛けなんぞは邪魔になるだけで本当に迷惑。洋服なども趣味が合わなければ交換しなければならず面倒くさいだけ。私は家族にブランドもののハンドバッグや財布をプレゼントしたことがあるが、彼等がそれを使っているのを見たことがない。いくら高価なものでも本人の趣味に合わなかったり使い勝手が悪ければ有難迷惑なだけだ。よっぽど相手の趣味を理解していない限り、高価な買い物はやめた方がいい。
私は大昔から「お誕生日には何が欲しい?」とか「クリスマスプレゼントは何がいい?」とか聞かれたら、シャネルの香水が欲しいと言って来た。好きな香水はいくつ貰っても迷惑ではないから。おかげでもう死ぬまで買わなくてもいいほどの香水がある。
まとめ
断捨離というのは若いうちにやっておかないと、体力だけでなく気力も落ちて正しい判断力がなくなる。私の叔母も実家の両親も、もっと早いうちに整理整頓をやっておくべきだった。叔母の場合はそれでも私が手伝ったりして色々やっているので、何とかなりそうだが、両親はもう無理だ。いずれ業者を頼んですべて持って行ってもらうしかないだろう。その点私は65歳まであと2年弱。ラストスパートといったところかな。