苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

民主党内部からバイデン大統領引退を促す声が高まる、バイデンが候補を降りたらどうなる?

バイデン大統領が数週間前にトランプ共和党大統領候補と討論会を行った際のパフォーマンスがあまりにもひどかったので、民主党の中からも民主党支持者の大型献金者からもバイデンは次期大統領候補から降りるべきという声が高まっている。しかし私が不思議に思うのは、バイデンは民主党の予選を勝ち抜いた候補者であり、民主党大会で正式に候補となるためにはそれぞれの州の代議員による投票が必要だ。そしてそれらの選挙人には予選に勝ったバイデンに投票する義務がある。だからバイデン候補が候補を降りるからといって簡単に別の候補者に投票することは法律上できないはずなのだ。ただ代議員がその義務から解放されなければという条件付きだが、、、

詳細をこちらから読んでみる。If Biden drops out, then what happens? (msn.com)

もし彼らがその義務から解放された場合には、新しく民主党内で候補を選ばなければならない。すでに囁かれている候補者は、カマラ・ハリス副大統領、ギャブン・ニューサム:カリフォルニア州知事、グレッチェン・ウィットマー:ミシガン州知事、ピート・ブティジェッジ交通省局長などである。

党の規則では、候補者指名の要請は書面で、大統領候補の指名指定日の前日午後6時までに大会幹事に届ける必要がある。少なくとも300人の代議員が指名提案に伴う請願書に署名するか、600票以上の代議員票(1つの代議員から50票以下でも可)を獲得しなければ、指名候補者としての資格は得られない。

投票の詳細を説明すると、第一ラウンドは代議員(スーパーデリゲートは除く)の投票によって構成される。約4000人の代議員の過半数が1人の大統領候補に集まれば、その候補が指名を獲得する。しかし、どの候補者も過半数を獲得できず票が割れた場合は、スーパー代議員が投票することができる。

スーパー代議員は、一般的に民主党の政治家、活動家、献金者、オピニオンリーダーである。代議員は、州によって異なるかもしれないが、よりローカルなレベルで選ばれる。このシナリオでは、候補者は数分間で代議員に自分の主張を述べる。

投票ラウンドは、候補者が過半数を獲得するまで続けられる。民主党は、オハイオ州の締め切りの関係で、大会に先立って事実上の点呼会議で候補者を決めることにしていたが、その締め切りが変更された。

民主党が大会前に候補者を決定するのか、それとも大会が始まるまで数週間待って投票手続きを行うのかは不明である。また、党が公開大会の前に投票に関する規則を変更する可能性もあり、規則や手続きに影響が出る可能性もある。

もし民主党大会で新しく候補を選ぶとなると、まさか当日だけでは決められないだろう。ということはその前から選挙運動をしなければならない。しかし民主党大会は確か8月19日、もう選挙運動なんかやってる時間がない!こうなったら一日も早くバイデン爺さんに候補を降りる宣言をしてもらって早く次の候補を決めなければならない。もしかすると民主党は党大会を延期するつもりだろうか。ともかく早急に決めないと時間がない。

ところが肝心のバイデン爺さんは候補を降板する気が全くない。Biden Releases Statement Indicating He Is Not Dropping Out Of Race (dailywire.com)バイデン大統領は本日(7月19日)自分は候補を降りる気はないと声明文を発表した。

ジョー・バイデン大統領は金曜日に声明を発表し、党内から大統領選からの降板を求める声が高まるなか、降板の予定はないことを明らかにした。

バイデン氏は選挙キャンペーンを通じて声明を発表し、木曜日に行われた共和党全国大会での演説をめぐってドナルド・トランプ前大統領を攻撃し、「90分以上にわたって、彼は自分自身の不満に焦点を当て、われわれを団結させる計画もなく、働く人々の生活をより良くする計画もなかった」と主張した。

なんかバイデン爺さんをみていると、家族が一生懸命介護施設に行くのを勧めているのに、頑なに拒否してる認知症患者をみているようである。これが身内の爺さんならまだしも、アメリカ国家のリーダーである大統領なのだから困ったものだ。ま、共和党支持の私としてはバイデン爺さんに最後の最後まで頑張ってもらって、11月の選挙で大敗してもらいたい。やたらに新しい候補など出されては迷惑である。

とはいうものの、私はカリフォルニア州民だからニュースサム知事の子とは知っているが、多くの国民には無名だ。同じくウィットマー知事も私はコロナ禍での対応の酷さで知っているが、多くの人は知らないだろう。カマラ・ハリスは副大統領なので知名度はあるが、なにか功績があるかと言えば何もない。国境政策は彼女が担当だったはずだが、国境はみての通りの有様だ。交通省局長のブティジェッジは同性パートナーと代理母から得た乳児の育児休暇を何か月も取り、あちこちで鉄道が脱線する事故が相次いでいるのに何もしてない役立たず。だが多分彼のこともほとんどの国民は知らないだろう。

これらの候補はトランプ大統領に対抗できるような器ではない。はっきり言って私が民主党の若手なら、この選挙には出たくない。まともな選挙ならどうせ負けるに決まってるのだから。

もっとも全く不正のないまともな選挙ならという話だが、、、