苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

ジョー・バイデン大統領選降板を発表、カマラ・ハリス副大統領を支持

速報!7月21日現在:ジョー・バイデン降板を発表!

ワシントン(AP) - ジョー・バイデン大統領は日曜日、2024年のホワイトハウス選から離脱し、ドナルド・トランプ氏との討論会で、選挙まであと4ヶ月というところで、彼の大統領としての適性に疑念を抱かせるような惨憺たる結果となり、再選への道を閉ざした。


6月27日に行われた討論会では、81歳の大統領は言葉を濁し、しばしば無意味な回答をし、前大統領の多くの虚偽を指摘することができなかった。

7月20日:バイデン大統領が次期候補を降板する三つの可能性 

前回もしバイデン大統領が次期大統領の候補を降りたらどうなるのかという話をしたが、デイリーワイヤーのベン・シャピーロがバイデンが次期大統領候補にならない三つの可能性について詳しく説明していたので、それを紹介したいと思う。Ben Shapiro Explains: ‘What Happens If Biden Resigns?’ (dailywire.com)

先ずバイデンが次期大統領候補にならな三つの可能性とは:

  1. バイデンが次期候補からは降板するが今期の大統領任期を務める場合
  2. バイデンが大統領を任期前に辞任した場合
  3. バイデンが今任期中に死んだ場合

問題なのは民主党はバイデンの降板を強制することはできない。先日も述べたようにバイデンは選挙を続行するつもり満々である。代議員たちはすでにバイデンに投票することが義務付けられている。

バイデンが次期候補からは降板するが今期の大統領を任期まで務める場合

バイデンが次期大統領候補から降板し今期の大統領を任期まで務める場合、大変な混乱になるだろうとシャピーロは言う。

もしバイデンが候補の座を獲得した後に選挙前に降板した場合、例えば今週、民主党は集まって新しい候補者を選ばなければならない。それには民主党の知事たちや議会のリーダーたちや党役員などを混ぜてスムーズな移行を計らなければならない。「この決断は民主党内部で激しい抗争につながる恐れがある。それがシカゴで行われる党大会まで続くかもしれない。」とシャピーロ。

バイデンが大統領を任期前に辞任した場合

バイデン爺さんが病気などを理由に大統領を辞任した場合はもっと簡単だ。その場合は憲法補正案25条が適用され移行はスムーズにいくだろう。大統領後継法と補正案25条によれば、現職大統領が自認した場合には副大統領が後を継ぐことになっている。だからこの場合はカマラ・ハリスが即大統領に就任する。1974年にリチャード・ニクソン大統領がウォーターゲートのスキャンダル後に辞任した時にジェラルド・フォード副大統領が即大統領に就任したように。

バイデンが今任期中に死んだ場合

これも結構簡単だ。1945年にフランクリン・D・ルーズベルト大統領の死後、副大統領のハリー・S・トゥルーマンが後任となったように。しかし大統領の死が国民に与える衝撃は大きい。大統領の死後国は喪に服す状態になり安定を維持しようとする。だから多分カマラ・ハリスもそれに努めるだろう。

しかし突然リーダーが変わるというのは2024年の大統領選挙運動が根底から覆ることになる。この場合は民主党が一体となってハリスを応援するだろう。また大統領が死んだ場合は新しい大統領に民衆からの同情が集まるだろう。しかし民主党のなかにもハリスが適任かどうか懸念を示す派もあるだろう。

早急に決める必要あり

なんにしてももう民主党大会まで一か月を切っている。このままバイデンで続行するのか、新しい候補を立てるのか、さっさと決めないと民主党内はかなりの分裂してしまうだろう。

個人的にはバイデン爺さんに続投してもらいたい。はっきり言って民主党は誰を立てても勝てるとは思えないので、このままバイデン爺さんに無様な大敗を押し付けて四年後を目指した方がいいのではないだろうか?こんな選挙に土壇場で担ぎ出されるのはかえって迷惑と言う気がするのだが。