苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

被災地を見捨てるバイデン・ハリス政権

Xでハリケーンへリーン(Helene)[ヘレナだと思ってたらへリーンと発音するのだそう。]に被災したノースカロライナテネシーの様子がいくつも上がってくるので、それについ書きたいと思っているのだが、これらの動画や人々の話を聞いていると涙が出て来てしまう。そしてバイデン・ハリス政権のあまりの無能ぶりに怒りがこみあげてくる。

民間人のボランティアを阻止するFEM

こういう非常時にはFEMAFederal Emergncy Management Agency連邦緊急非常時対策機関)や赤十字や州軍などが出動して被災者の救援に向かうことになっているが、被災から何日経っても被災地にはFEMAが出動していないと地元と連絡の取れた人達が口々に言う。しかも一般の民間人でヘリコプターやトラックを持っているひとたちが現地に救援物資を運んだり孤立している人を救助したところ、FEMAの役員から追い返されたり逮捕の警告を受けたりしているという。持って行った救援物資が決められた業者からの物ではないからと受け取ってもらえなかった人も居る。

さっきXでみた投稿では、自分のヘリコプターを飛ばして山奥で孤立していた人たちを助けて、やっと麓のホテルまで運んだところ、ホテルがFEMAの職員で満室だと断られたというのだ!なんでFEMAの職員がホテルなんぞに泊まっているのだ。仮設テントでも作ってそこで寝るべきだろう!だいたい避難所の建設はどうなってるんだ。

移民にお金を使い過ぎて被災地に欠ける資金がないFEMA

本日カマラ・ハリスは被災者一人にわたり$750を支給すると発表した。$750?オハイオのハイチ移民はひとりあたり$15000のデビッドカードを受け取っている。なんでアメリカに来たばかりの違法移民にそれだけ支給できて、100年に一度と言われる大災害を被災したアメリカ人に支給出来るのがたったの$750なんだ!

本日FEMA国家安全保障局のアレハンドロ・マヨーカス局長は違法移民にお金を使い過ぎたせいで被災者に充てるお金がないと発表した

外国の戦争に送る金があるのにアメリカ人に使える金はないのか

読者諸氏もご存じのように私はイスラエルの防衛はアメリカの防衛にも関係があるので、大いに援助すべきだと考えている。しかしアメリカ政府が最優先させるべきなのはアメリカ市民の安全だ。何故ウクライナイスラエルに多額の支援金を送る前にアメリカ市民を助けない?

人びとはテネシーノースカロライナウクライナイスラエルと改名したらお金を送ってもらえるのではないかなどと皮肉を言っている。

 

現地からのリポート

レイ・ヘッスルのXポストより。

ノースカロライナに居る俺の現役の戦友から届いたメールだ。彼はやっとスターリンク経由で俺と連絡を取り合えるようになった。事態は言われているよりはるかに酷い。連邦政府や州の対応はほとんど無力だ。広く拡散してほしい。
 

「この地域全体が、洪水による直接的な「破壊」でなくとも、戦場となっている。水も衛生設備もなく、飢えている男女や子供たちがいる。燃料もない。燃料がないため、人々はどの配給ポイントにも行くことができない。人々は徒歩で、荷車を引きずって歩いている。. .

連邦政府および州政府の資産の大半は、アッシュビルやブラック・マウンテンなどの市街地に流用されており、地方の非法人地域にはまだ意図的な取り組みがなされていない。

人々は苦しみ、地域社会は急速に孤立化し、自己防衛や取り締まりに移行している。川には死体が流れている。樹木のてっぺんに死体が突き刺さっている。壊滅的な被害を受けた地域に入った清掃員たちは、泥の中を裸同然で歩き、親を求めて泣き叫ぶ3歳くらいの子どもたちや、壊れた材木にロープをくくりつけられたままの子どもたちを発見している。

コミュニティ全体がなくなってしまった。消えてしまった。修復するものは何もなく、一部の地域では、もはや助ける人さえいない。

ただ死体があるだけで、悪臭は日に日に増している。死者の数は数千人になるだろう。絶望は増すばかりで、ほとんどの帰還兵はライフルを持って屋根の上に横たわっている。地方のガソリンスタンドや市場などでは、ごった煮の装備とライフルを持った男たちがパトロールする民兵隊が結成されている。私たちは今、自警している。

事態の全容は、率直に言って、戒厳令とまではいかなくても、近い将来、大規模な統制と封鎖が行われることを正当化するかのように描き続けている。

昨日、ライン工と話していたんだが、瓦礫が撤去されるたびに頭や手足が見つかっているそうだ。

人々のために祈ろう。

違法移民による被災地泥棒

被災して誰も居なくなっている家から物を盗んでいる違法移民が十数人捕まったが、そのほかにも救援物資を運んだトランクのタイヤが切られたり、物資がぬすまれたりしているという。

上記で退役軍人たちが民営の警備員になったりしているのはそうした理由からだ。地元警察も現場まで駆け付けることができないからだ。

こういう状態であるのに交通省のピート・ブタジェッジは被災地へのドローン飛行は規制すると発表。救援の邪魔になるからという言い訳だが、本当はFEMAが何もやっていない現状を人々に知らせたくないのではないかと私は疑っている。

私も寄付したいが、FEMA赤十字には絶対に送らない!