苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

略奪や万引きで次々と潰れる大型小売店、無法状態のアメリカはどこまで耐えられる?

最近ユーチューブで次々と小売店が潰れてゴーストタウンと化している大都市の様子をよく見るようになった。カリフォルニア極北のエリート大学があることで有名なバークレー市のダウンタウンや、高級品店がならぶ同じくカリフォルニアのビバリーヒルズやサンフランシスコ金融街など、一時期は大盛況だった商店街がどんどん寂れていっている。何故こんなことになっているのか色々と理由はあるが、昨今の治安悪化がその一因であることは間違いない。

上↑ダウンタウンサンフランシスコ

うちの近所でも大型ドラッグストアのRiteAid(ライトエイド)というチェーン店が大幅に店舗を減らすということで、歩いていける場所にあった店が先週一杯で閉まってしまった。うちは病人だらけなので、散歩がてらにしょっちゅう歩いて行って家族の処方薬を取りに行っていた。そのついでにチョコの安売りをやっているときは大量に買ったりしており、度々行くので店員さんたちとも顔見知りになっていた。「なんで閉店するの?」と聞くと「上からは何も言われてない。私たちもどこへ配属されるのか分からない」と馴染みの女子店員さんは寂しそうに言った。「あなたたちともお友達になれたのに」と残念そうだった。

また拙ブログでも何度か話題になった大型デパートTargetも店舗数を縮小するというニュースを読んだ。ターゲットは今年のプライド月間に、子供相手のプライド商品を売ったことが原因でボイコットの憂き目を見ていたが、問題はそれよりも歯止めの効かない万引き(と言う名の略奪)の方が深刻なようだ。

昨晩もフィラデルフィアではまたも暴動。

2020年のBLM大暴動があってから、警察の予算を削れといって、あちこちの民主党州は本当に警察官の数を減らしてしまった。カリフォルニアなど重犯罪を軽犯罪にしてしまい、万引きなどの犯罪は900ドル以下なら起訴すらされないというあり得ない状況になっている。万引きは無論今でも犯罪で、現行犯で逮捕されることはある。しかし逮捕されたところで保釈金もなしにすぐ釈放されるし、その後起訴されるかどうかも分からない。それでもともと倫理観などない犯罪者たちは、やりたい放題だ。

増えているのは万引きだけではない。日中堂々と道行く人を暴力的に襲う強盗も後を絶たない。先日も、歩いている白人男性が黒人の二人組が殴りかかり、殴るけるの暴行を加えて被害者が完全に気を失った後で鞄を奪うという動画が公開された。ただのひったくりではない。あたかも暴力を振るうことが目的であるかのようだ。

残念なことに、アメリカの法廷は今二重機構であり、被害者や加害者の人種によって有罪になるかならないかが決まるという非常に不公平で恐ろしい状態にある。先日も白人男性から水鉄砲で水をかけられたことに怒り、二人の黒人が白人青年を殴るけるの暴行で死に至らしめた事件で、なんと二人の黒人青年は単なる傷害罪にしか問われず、ほんの数年の刑にしか処されなかった。被害者の青年は目から耳から流血し、胸には靴跡が残るほどの傷を負っていた。たかが水鉄砲のおふざけにここまで狂暴に反応する若者たちの精神状態もどうなっているのだろうか?そしてこんな悪質な犯罪を全く取り締まる気がない検察の態度。もしこれが反対に白人青年二人が黒人青年を踏み殺したという事件だったら、二人が死刑になっていたとしても不思議ではない。(なるべきだし)

だが、今や、被害者が白人(東洋人)で加害者が黒人の場合はほぼ全くお咎めなしが普通になっている。白人警察官が正当防衛で黒人犯人を殺した場合でも同じだ。白人は黙って殺されてろとでもいわんばかりに黒人たちがここぞとばかりに暴動を起こす。

いくら無視しようにも無視できないこの黒人特権社会。学校では批判的人種理論だといって如何に黒人は可哀そうな人種で白人は悪質で黒人に対して常に罪悪感を持っていなければならないかを教え、メディアでは白人役も黒人が乗っ取り、西洋の文明はすべて黒人の犠牲の上に成り立っているとプロパガンダばかりを聴かされる。町を歩けば黒人が我が物顔で闊歩し、道行く白人や東洋人を無差別に暴行する。警察を呼んでも意味がない。どうせ黒人はお咎めなしなのだから。

先日観た動画では、子供たちの遊び場で黒人の母親が自分の娘に白人の子が建てた積木を壊すように指図し、白人の子をカレンと呼び自分の娘に白人の子の持ってるものを奪って投げ捨てるように命令していた。黒人の親たちは子供たちに白人を虐めるように教育しているのである。なんでこんなことになったのだ?

それというのも、馬鹿左翼のエリート白人どもが、自分らは被害に逢わないと思ってなのか、黒人の特別扱いを奨励しているのが原因。黒人の特別扱いは裏をかえせば黒人をバカにしている左翼白人エリートによる陰謀だ。

こんな世の中で黒人に対して好意を寄せる非黒人が増えるだろうか?

私はアメリカに40年以上住んでいるが、いまほどアメリカの人種差別が酷いと思ったことは一度もない。昨今起きている白人や東洋人への差別は度を越している。人種差別者だと言われようとどうしようと、私は道で黒人とすれ違ったら恐怖を覚える。小売店にいて黒人が入ってきたらすぐにその場を去る。役所などで黒人に当たったら、自分は東洋人だからきっと差別されるだろうと覚悟する。テレビドラマを見ていて白人役を黒人が演じていたらすぐに見るのを辞める。

私はこんなふうに思う自分が嫌だ。

でもこうなったのは誰のせいだ!

悪徳な黒人犯罪者をきちんと取り締まらないから、黒人全体が犯罪者のような目で見られるようになってしまったのだ。いったい私たちアメリカ人はいつまでこんな状態を耐えなければならないのだ?