苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

娘を女装男子に強姦され学校に抗議して反対に逮捕された父親が恩赦される

2021年に、虹色運動が盛んな高校で女装男子によって女子高生が女子トイレで強姦されるという恐ろしい事件が起きた。これについては拙ブログでも詳しく説明した。(バージニア州の学校、女子トイレで女装男子が女子を強姦した事件を隠蔽、学校に抗議しようとした父親を反対に通報 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))しかし学校は虹色政策の邪魔になるとこの事件を隠ぺいしようとし、怒った少女の父親が学校に乗り込み反対に逮捕された事件で、父親は共和党のグレン・ヤンキン知事によって恩赦を受けた。以下カナダ人ニュースさんのツイッター(X)より。

【公式】カナダ人ニュース@debutanuki_yt

【朗報:過激LGBT左翼と戦ったパパに恩赦】 2021年11月、ヴァージニア州選挙で、州知事・副州知事・司法長官・下院議会過半数奪取という完全勝利を共和党がおさめました。 その後、次期大統領候補に名前が挙がるようにもなったグレン・ヤンキン州知事ですが、自らの勝利を呼び込むきっかけにもなった、勇気あるひとりの父親に正式に恩赦をしたことが報じられています。 恩赦は大統領だけがやれるイメージがあるかもしれませんが、大統領が恩赦できるのは連邦法犯罪で、州法犯罪は州知事にのみ権限があります。(だからこそ、ジョージア州のトランプ+側近の起訴は厄介。なぜなら、州知事が反トラRINOのブライアン・ケンプだから)

恩赦を受けたのは、スコット・スミスさん。ヴァージニア州ラウドン郡の学校に通う娘が学校でレイプ被害に遭いました。原因は”LGBTに配慮した”トイレルール。 スカートを履いた自称女子の男子が、一人だけでトイレに入る女子が来るのを待ち伏せ、スミスさんの娘さんが襲われました。教育委員会がこの事実を隠蔽、それに切れたスミスさんが教育委員会のミーティングで抗議しますが、スミスさんは逮捕されてしまったのです。 (略)

2021年6月22日、ヴァージニア州ラウドン(Loudoun)郡のひとりの男性が逮捕されました。 彼の名前は、スコット・スミス(48歳)。スミスさんは6月22日に開かれたラウドン郡の教育委員会のミーティングに参加、そこで警察に逮捕されたのです。 ミーティング会場から引きずり出され、罪状は警察に抵抗した罪。後ろ手に手錠をかけられた姿の写真が報道されましたが、激しく抵抗したスミスさんの唇からは血が流れ、シャツに血が飛び散り、お腹が見えるほどシャツがまくれ上がっていました。 左派メディアはスミスさんのことを「精神錯乱した頑固な右翼活動家」「国内テロリスト」と非難しました。 また、スミスさんが教育委員会のミーティングで「トランスジェンダーを守るための新たな方針に抗議をした」と報じていました。 この報道を鵜呑みにすれば、「ああ、(行き過ぎた)ジェンダー教育に反対している人か」となるわけですが、事実はまったく違います。スミスさんが主張していたことはひとつだけ。 「私の娘がレイプされた事実を隠すな」だったのです。(略)

教育委員会の狙い なぜ、教育委員会はここまで頑なに事件を隠蔽しようとしていたのでしょうか。 理由は、彼らの過激なジェンダーポリシーを推進するためです。スミスさんが逮捕されたミーティングは6月22日、次のミーティングは8月11日でしたが、このミーティングで、実に過激なジェンダーポリシーが採択されたのです。 (略)

これは、恥ずかしくて生物学的に違う性別のトイレを使うことができないという生徒に配慮するためということです。聞こえはいいかもしれませんが、トイレのプライバシー強化が何を意味するか? つまり、より監視の目が行き届かなくなるということ。大多数の女子生徒がトイレでトランスジェンダープレデター、性欲オバケに襲われる危険性を増す施策なのです。 この施策内容を見れば、なぜ、頑なに教育委員会はスミスさんの娘さんのレイプ事件を隠蔽しようしていたのかがわかります。(略)

■最悪の結果 教育委員会・学校が生徒に押しつけたい思想を優先した結果、スミスさんの娘さんの被害は闇に葬り去られたかのように見えました。 しかし、これは最悪な形で陽の目を見ることになります。第2の被害者が出てしまったのです。スミスさんの娘をレイプした男子生徒(犯行当時14歳)は、犯行の2か月後に警察に逮捕されました。未成年の犯した事件ということもあり、情報はかなり限定的で、詳細な情報は調べても出てきませんでした。(略) 普通に考えて2人目の被害者の後に、更なる犯行に及んだとは考えにくいです。また、アメリカでは新学期が9月から始まることを考えると、転校先ですぐに犯行に及んだとも考えにくい。 そうなると、スミスさんの娘さんの前に他の犠牲者がいた可能性があります。その子の被害も学校や教育委員会によって揉み消されたと考えるべきです。大人たちの思想に、子どもたちが振り回された末路です。   

■保守の反撃 10月6日に再犯で男子生徒が逮捕されたことで、流れが変わりました。 このタイミングで極右メディア、フェイクニュース・メディアとレッテルを貼られている『デイリー・ワイヤー』が10月11日にスミスさんのインタビューを公開し、6月22日の真実を暴露したのです。 実はそれまでもアメリカ各地で保守層の保護者と教育委員会が度々衝突していました。コロナパンデミックを理由にした学校の閉鎖、マスクの着用義務、ワクチンの接種義務、批判的人種理論(CRT Critical Race Theory ※4章で詳しく解説します)、そして、過激なジェンダー教育など、子どもの教育を左派勢力の思想の押しつけから守るために、保護者たちは必死に戦っていたので す。ラウドン郡のレイプ隠蔽が発覚したことで、それまで教育問題にそこまで関心を持っていなかった保護者が一斉に動きました。 民主党勢力による過激なジェンダー教育の実態・弊害が明らかになったことにより、 11月2日に迫った選挙の争点が教育問題に絞られたのです。加えて、9月28日にテレビで放送された州知事候補者の討論会で、民主党マコーリフ候補は「学校のカリキュラムに保護者が口出しをするべきでない」と教育問題への関心の低さを露呈していました。 マコーリフ候補としては、中身(政策)がなくとも、トランプの名前を出すことで、なんとかヤンキン候補を崩せると踏んでいたのでしょうが、争点とズレまくっているのですから、逆効果にしかなりません。 これが10月中旬に突如として、共和党ヤンキン候補が追い上げていった経緯です。バイデン政権の誕生後、急速に広がった左翼教育への懸念がヴァージニア州選挙の結果を大きく変えることになったのです。 トランプの名前に固執し続けた民主党陣営と、州民の訴えに耳を傾けた共和党陣営の違いが 〝結果〟としてはっきりと見えることになりました。この現実から目を背け続ける限り、民主党は2024年に更なる大敗を喫することになるでしょう。

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警察に逮捕されるスミスさん。