苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

トランスジェンダーに聞いてはいけない20の質問、(誰が決めるんだよ!)

重たい話が多くなるので、今日はどうでもいい話をしよう。PCを立ち上げたらホームページに上がってくるどうでもいいニュースのなかに、「トランスジェンダーに聞いてはいけない21の質問」という見出しが合った(実際には20だったけど)。どうせくだらないことなんだろうとは思ったが一応読んでみる。いくつかの質問というか意見は重複しているので同じ内容のものはまとめておく。

1.あなたの本名は何?

「本人が異性の名前を名乗っているのに、本名を聞くということはその人の新しいアイデンティティーを否定することになり、相手を尊重していないことになるから。」ま、本名なんて別にどうでもいいけどね。

2.手術はしたの?

「これはプライベートなことなのできくべきではない。人によっては色々な都合で手術を受けられないこともある。」でも身体をいじっていないのであればただの異性装と同じだ。男性が女子空間には入れない場所ではこれは重要な情報であり、場合によっては質問者には質問する権利も義務もある。

3番と17番。トランスに見えないけど?(異性だと)すぐ解ったけど?

「これはトランスジェンダーは特定の風貌をしていなければならないという押し付けを意味する。人にはそれぞれのジェンダー表現がある。」いや、それなら何がトランスなんだってことになる。髭面胸毛男が口紅つけてかつら被ってミニスカートとかもトランスなのか?それもジェンダー表現?正直私ならこんなくだらないことは言わない。何故ならトランスが何かというはっきりした定義がないから、トランスはどういう恰好をしているかなんて固定観念も持ってない。

4.トイレはどっちを使うの?

「この質問は本人を問い詰める状況に置くので良くない。」いや、問い詰めて当然でしょう。こっちの身の安全にかかわることなんだから。これを聞かれて困る人は周りの迷惑もかえりみずに異性トイレを使っている人だけだ。

5.トランスとは絶対デート出来ない

「これはあからさまに偏見を表わす言い方だからダメ」私なら相手から誘われたり聞かれたりしない限り当人の前でそんな失礼なことは言わないね。だってそれは禿げの男性に向かって聞かれもしないのに「禿げとは付き合えません」というのと同じで、トランス云々以前の問題だ。ただし自分から相手に「トランスとデートできるか?」と聞いてこの答えをもらったなら聞いた方の責任。

6.あなたは勇気がある。

「一見褒めてるようでバカにしてる感じがするからダメ。」いや、今やトランスといえばちやほやされる世の中で、トランスだとカムアウトするのに勇気など要らないから、私は絶対に言わないね。これはアライに対しても常に警戒網を張っている証拠。トランスはまるで腫物扱いだ。

7.間違った性別で生まれるってどんな感じ?

「トランスは間違った性別で生まれたのではない。彼等は彼等として生まれたのだ。この質問をするということは何が正しい性別であるかを押し付けることになり、彼等のアイデンティティーを軽視するものだ」まるで意味解らん。生まれた性別が間違っていないなら何にトランス(移行)するのだ?間違った身体(性別)で生まれたんだと言ってるのはトランス活動家達の方でしょうが、自分らで言ってるんだから聞かれたってしょうがない。私なら「何故自分が間違った身体で生まれたと解るのか?」と聞くけどね。

8.親御さんはどう思ってるの?

「この質問はトランスになるためには親の承諾があるはずだという思い込みがある。しかし両親の承諾は必ずしも存在しない」いやそうじゃない。単純に子供が異性だと言い出したら親はどう思うかという疑問でしょ。大抵の親は嫌なはず。ハリウッドリベラルなら大喜びかもしれないが。

9.セックスはどうするの?

そんなこと私には興味ない。でも今後トランスしようと思ってる人には興味ある質問かも。だったらちゃんと答えてあげる必要があるのでは?

10番と16番.自分がトランスだってどうしてわかるの?自分が女性・男性だってどうしてわかるの?

「個人によってこの過程は違うので、この質問をするということは何か一定の決まりがあるかのように決めつけている」いや基準が無ければ何がトランスで何がそうではないかはっきりわからないではないか。女性とはなんぞやという質問にも答えられないのなら、自分が女性か男性かの判断もできるはずがない。結局トランスジェンダーをはっきり定義することから逃げようとしているだけだ。

11番と19番.前の君の方がすきだったな。前の君はすごく美人だったのに。

「本人の真のアイデンティティーを否定するものだから駄目」これを言う人は多分本人と親しい関係にあったひとだろう、例えば親とか兄弟とか。自分を愛する人の気持ちくらい素直に受け入れたらどうなのだ?それに本当にすごい美人だった女性がFtM治療の末に醜い禿げ頭の中年太りおっさんになった例をいくつか見てるからね。

12番と18番.一時的なものなんじゃないの?気持ちが変わったらどうするの?

「これは本人の意思次第で性別をいつでも変えられるという間違った前提で話している。それより何に元気づけられてトランスを表現するようになったか聞くべき」いや、そうじゃないでしょ。脱トランスする人はいくらもいるし、今までそんな兆候のなかった人が突然自分はトランスだと言い出したら、こういう質問は非常に自然。

13.でもあなたってごく普通の女性・男性に見えるけど?

この質問はどういう状況でされたのだろうか?例えば男性に生まれて見かけもふるまいも完全に男性の人が、「私はトランスだ」と言ったら、え、でも、あなたって、、となるのは当然。反対にホルモン治療や手術で完全に異性としてパスする人が「実は私トランスなの」と言ったら、え、でも、あなたって、、となるかもしれない。だからこの質問の何が悪いのか全く理解不能。本文では何が悪いのかという説明がなく、こういう質問より個人の経験について学び本人の気持ちを尊重しろとある。意味わからん。

14.あなたは絶対に異性になれない

当人から理不尽な要求があったか、性転換は可能かという討論中でもない限り、本人に向かって言う必要はないだろう。

15.あなたの代名詞を正しくいうのは難しい

「正しい代名詞を使うのは非常に重要、間違えたらすぐに正して、それについて拘らないこと」非常に大事だと言ってる以上相手が間違えたら恐縮するのは当然だ。そんなに大事なら名札でもつけといてくれ。私は無視するけどね。

20.トランスジェンダーなんて信じない

トランスジェンダーは存在する。この発言はトランスの存在を否定するものでトランスの実体験を無視するものだ」自分がトランスジェンダーだと思っている人がいるという事実は否定しない。しかし私はトランスジェンダーなるもの、つまり性別を転換した人なるものが存在することは否定する。性違和があってホルモン治療や局所手術によって異性に見えるようになり、戸籍も変更したという人たちは存在する。だが彼等はトランスジェンダーなるものではない。真実を言うなと言われてもその要求にこたえることはできない。

結論

この20の要求は結局トランスジェンダー活動家による我儘な要求であり、これに従おうなんて思ってる人は信念のない左翼リベラルだけだろう。いつも思うのだが、左翼活動家ってのは他人に命令するのが好きだな。いったい彼等になんの権限があって他人に色々指図できるのだ?

それに私の周りにトランス自認の人が居たとしても私に興味があるのは、その人が身体男性だった場合にどちらのトイレを使うかということだけだ。そのほかのことは私には無関係なので話題にもならない。この人たちってはっきり言って自意識過剰だよ。