苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

WPATHファイル徹底解説その5:最終回ノンバイナリーから宦官へ

前回はWPATHが精神障害を持っている人たちががきちんと理解していないのに性転換治療に同意させているという話をしたが、何故精神障害を持っている人たちは性転換治療に魅かれるのだろうか。

脱トランスをした人たちの証言を聞いていると、精神的に悩んでいるひとたちは性転換治療が奇跡の薬だと思い込んでしまう傾向があるようだ。そしてWPATHのメンバー達はそれを利用して、故意に患者に誤った希望を持たせてしまっている。

ホームレスの男性の睾丸摘出手術に携わった看護師はホルモン治療は精神健康に非常に効果があると主張している。

WPATHのSOC8はトランスジェンダーや多様ジェンダーを持つ人たちの精神的健康はホルモンによって向上するという調査結果があるとしている。そして鬱病PTSDや精神分裂症などにも効果があるとしている。ファイルはこれでは整形外科が鼻の整形が鬱に聞くとか、補強手術が躁鬱病を治せるとか言っているのと同じだ。

しかしそのような嘘の約束をされた患者たちは性転換治療に非現実的な期待をしてしまう。それで患者たちは性転換治療さえ受けられれば今の自分の苦しみから解放されると思い込んで治療に挑んでしまう。

しかし実際には自分の思ったような結果を得ることができず、手術をしても真実の自分を感じることができない。単に違う身体の不確かな自分になっただけ。手術前と後の患者を集めた合同セラピーグループを主催するアズ・ハキーム医師によると、術後患者がそこに達するまでには平均7年くらいかかるという。

7年も経ってから後悔するのでは術後数か月の満足度調査はあまり意味がないと言うことが解る。ハキーム医師の術前患者の多くは術後患者の体験談を聞いて、手術をしない決心をする人が多いという。

しかしWPATHはこういう事実を患者たちに十分に解るように説明しない。

ノンバイナリーから宦官

ところで、最近はかなりの確率で自分はノンバイナリーだと言い出す人が増えた。WPATHは現在こういう人たちにも性器整形手術を奨励している。正直私にはノンバイナリーを自認する人にホルモン治療や整形手術が必要だとは思えない。

WPATHのSOC8のノンバイナリーの章で性別無効化手術は「外見上の第一次性徴の欠如をもたらす手術」とされ、陰茎を切断することなく疑似的な膣を作る手術など」とある。

WPATHのSOC8には、過激な身体改造のショッピングリストがある。これらの手術は、実験的手術の定義にさえ当てはまらない。これらの手術は、管理された方法で研究されていないため、実験的手術の定義さえ満たしていない。

にもかかわらず、これらの手術を求める患者が後を絶たない。この規格外での手術に懸念を示す医者もいる。カリフォルニアのトーマス・サタ―ホワイト外科医は乳首を残さない乳房除去手術や陰茎を保存したままの膣形成といった規格外の手術はどうなのかと相談している。

それに関してあるメンバーは、ジェンダーを二元性でみるべきではない。もし大人が身体的自立性を持っているなら、乳房除去で乳首がなくなっても構わないのだと主張する。

さらにSOC8には宦官に関する章がある。モントリオールで開催されたWPATH2022国際シンポジウムで、SOC8宦官の章の共著者が、彼が初めて診察した「宦官と認められた」患者について語った。19歳の男性で、実家の地下室に住んでいた。自閉症アスペルガースペクトラムであったかもしれないその青年は、自分が思春期前の状態に戻りたいと望んでいた。青年は、宦官であることを明確には認識していなかった。しかしWPATHの専門家は宦官というレッテルを貼った。つまり、WPATHの専門家はこの患者を、深い精神療法的支援を必要とする問題を抱えた患者と見るのではなく宦官であり、性別を確認する外科手術が必要な人物であると決めつけたのである。

宦官に関する議論の後、サタ―ホワイト医師は「このようなセッションを重ねれば重ねるほど、人々はより多くのことを学ぶようになる。このようなセッションを重ねれば重ねるほど、人々は教養を身につけ、あなたのようなあなたのような人がもっと増えるでしょう」とSOC8の宦官章共著者のマイケル・アーウィグ医師に語った。

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WPATHは医学に基づく医療アドバイスの組織ではない。彼等は異常な性癖を持つ活動家の集まりである。彼等のつくったスタンダードオブケアは医学的基準ではない、ただの法文書だ。そしてそれさえも彼等は守らない。こんなイカサマ組織がこれまで権威ある医学的組織として世界中の医師らから仰がれてきたと言うこと自体狂気の沙汰だ。

どうかこのファイルの漏洩を元に、人々が目を覚ましてくれることを祈る。もう一人たりともこの野蛮な措置の犠牲になってほしくない。特に子供たちを救うためにも、早急に「トランス自認肯定治療」というインチキ医療を廃止してもらいたい。