最近私が何気なしに書いたツイートがなんと2~3日のうちに1500を超えるリツイートされるという不思議な現象が起きた。その元ツイートというのがこちら。
実はこれは ケイティー・ホプキンズの英語のツイートをリツイートしたものだったのだが、ちょっとはしょって訳してしまったため誤解が生じてしまった。原文はこちら。
私の最初の書き方はちょっと誤解を招くものがあったとはいうものの、辞書にある女性の定義を示しただけの看板がヘイトだとか反トランスだとか言いがかりをつけられて除去されたというのは事実。
これはまずいと思って翌日補正したのだが、その時にはすでに1000回以上のリツイが起きており、このツイートはおかしいという意見も多少あった。下記がその補正。
撤去されたのは辞書による女性の定義が書かれた看板であり、辞書から女性の定義が除去されたわけではありません。誤解を招く書き方をして申し訳ありませんでした。
ではいったいどういう状況でこのようなことが起きたのかというと、去る9月27日、イギリスのリバープール市において労働党の会議が開かれた。その会議に先駆けて、フェミニスト団体が大きな看板のスペースを700ポンド払って借り、女性の定義を提示するポスターを看板に張り付けた。それに対してトランス活動家の間から「ヘイトスピーチだ」とクレームが付き、市はクレームを受け入れてポスターを撤去したというもの。ポスターには「ウーマン(女性)、ウイメン(女性の複数形)、名詞、大人の雌」と書かれているだけ。ところが、アドリアン・ハロップ教授なるGP(?)及びLGBT活動家が、ポスターを作ったのはヘイトグループだとクレームを付けたところ、市はその要望に応えてポスターを撤去してしまった。
このトランス活動家によるとこのポスターは「トランスの人々を不安な気持ちにさせるもの」なんだそうだ。
トランス活動家によるフェミニスト弾圧という関係記事で、やはりイギリスのリーズ市で9月29日、フェミニストが性自認に関する法律改正について会合を開こうと予定していたものが、土壇場になって「トランスフォビック」とクレームが付き、市議会によってキャンセルされるという事件が起きた。
最後に、これに関して海外クリスチャン事情のブログ主さんがとても良いことを書いているので引用する。
「女性と自認するが男性器を持つ生物学的男性」がフルに「女性としての扱いを受ける」ことを要求し、女性に限定されたスペースの使用を求めるとき、そこに必ず不安や恐怖を感じる女性たちがいる。こんな、ごくごく当たり前のことを、多くの人たちがトランス活動家たちに遠慮して言えず、最後になって同じセクマイであるレズビアンたちが言い出すというのも、なんとも皮肉です。
私がクリスチャンさんの言うことで非常に感動したのがこの考察。「トランス運動の本質は男性的な「征服」と「支配」」というこの部分。
それにしてもこれらの事象からよくわかることがあります。それは、トランス運動の本質は、きわめて男性的な「征服」と「支配」にあるということです。例えば、生物学的に男性としてあらゆる特徴を備えていながら「女性として自認」することのみをもって、周囲の全ての人間に対し、「自分を女性と認識しそのように扱え」と強要し、反対する者は片端から「フォブ」と指弾する。また、自らの男性的特徴はそのままで、更衣室などの「女性のための空間」を次々と「侵略」していき、さらには「女性のためのスポーツ競技」さえにも進出し、女性競技者たちを打ち負かす。なんのことはない、これって昔の征服者である「男」たちがやってきたこととまるで同じではないですか!他人をねじ伏せ、支配し、その領域に進出し、打ち負かす。上記レズビアン活動家たちが、「トランス運動は.....保守的な運動である。」といみじくも看破したのも、偶然とは思えません。