苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

ネットにはびこる恐ろしいトランスポルノに娘たちを洗脳された親たちの苦悩

私は最近、当事者の生きずらさだの、女子トイレを使えない苦しさだのといった話を読むと吐き気がする。何故ならこの人たちの話はいつも自分中心であり、自分の気持ちが傷つかないように周りが腫物でも触るかのようにふるまわなければいけないという勝手な理屈だからである。この人たちは自分の決断が周りの人間をどれだけ傷つけているか解ってない。思春期の子供たちが突如としてトランスジェンダーだと言い出した親たちの苦悩などまるで解っていないのだ。

本日はトランスジェンダリズムに子供を奪われた二組の親たちの話をしよう。以前にもこうした話は紹介しているが、これは非常に大事なことなので読者諸氏にも知っておいてもらいたい。さっきツイッターでこの話をちょっとしたら、日本の方から私の周りでそんな話は聞かないし、日本では心配ないと思うといって居る人がいた。しかしどうか解ってほしい。そんな考えは甘いのだ。トランスジェンダーを理由にLGBT差別など全くない日本で女子専用トイレがどんどん消されている現実を考えてほしい。インターネットに国境はない。油断をしていると日本でも絶対に同じことが起きる!

疑う余地のないトランスジェンダーとポルノの深い関係

最初の話は、インターネットにはびこるトランスジェンダーポルノに思春期の娘を洗脳されたという女性の話。彼女の娘は思春期女子の間で流行している急進性性同一性障害[Rapid Onset of Gender Dysphoria (ROGD)]を患っている。母親にしてみれば娘のROGDは青天の霹靂だった。ある日突然娘は男の名前を名乗り、少女の服をすべて捨て、髪を短くし、チェストバインダー(バストを平らにするさらしのようなもの)なしで外出しなくなった。しかし娘が自分はトランスだと言い出すまでには二年間にわたる綿密な洗脳があったのだと母親は語る。

ROGDの少女たちは幼い頃から自分を異性だと思っているわけではない。そしてこれは少女たちが自ら選んでそうなるわけでもない。

「むしろ、インターネットや仲間内で、手入れされた植物のように、慎重に製造され、育てられるのです。きれいな鉢を置き、土を入れ、種を植え、丁寧に水を注ぎ、鉢を日光に当てて、強く大きく成長させます。彼女の性格は、不機嫌で、闘争的で、無関心なものに変化します。彼女はもはや陽気ではなく、トランスであることに関連しない限り、何事にも興味を示さなくなります。」

母親は娘がどのように洗脳(グルーミング)されていったかを詳しく説明する。

始まったのは娘が13歳の頃だった。これはROGD患者には珍しいことではない。娘はよく友達と遊ぶ時にリーダーシップを取ることから友達から男の子っぽいとからかわれたことから始まった。娘の生理が始まったのもこの頃だ。特に彼女の生理は重く、大人の女性へと変わっていく自分のに不快感をもっていた。昔ならこのような思春期の不快感はごく普通のこととして扱われたが、インターネットではトランスジェンダーの始まりと扱われる。

7年生(中学一年)の時、学校の性教育授業の後、十数人の女生徒たちは彼女の家に集まり、自分がどのLGBTQ+αのカテゴリーに属するかと話始めた。それぞれの子が自分はレズだのパンセクシュアルだの言い出したが、娘はレズかパンセクシュアルだと言った。自分はシスだと言った5人の少女たちは、他の少女たちから「ベイシック」と言ってバカにされたという。

この会話を心配した母親は学校主催の「セックストーク」というセミナーに参加した。その中でジェンダーは流動的だが不動である、ジェンダーには46種類ある、自己紹介の時には代名詞をはっきりさせるべきなどといったもので、母親はこの矛盾だらけのセミナーで色々質問したが、他に誰も質問する人はなく、雰囲気で黙らされた。

娘は8年生(中二)になると成績が落ち始めた。娘は自分は少年だと自称する年上の女の子に執着しはじめた。母親の心配は募った。それで母親は娘の持っている携帯やiPadなどを調べ始めた。だが最初は特におかしなものは見つからなかった。しかしある晩、娘がパニックに陥り、娘は母親に悩みを打ち明けてくれた。その時娘は母親に自分が参加しているすべてのソーシャルメディアのパスワードを母に教えた。

母親はこれらのサイトを検索するにあたり、胸が悪くなるほど気色の悪いものばかりで、肉体的に病気になっていくほどショックを受けた。

娘の好きな子は娘より3歳年上の男子自認の少女で、彼女は娘にディルドを使って自慰をしている10分間のビデオを送っていた。その子は娘にフィスティングを含む多々のセックスのしかたについて数人の13歳少女たちとオンラインチャットをしていた。この子は子供の頃に性虐待を受けたという話もしており、公演で出会った見知らぬ人と大麻を吸ったり性行為に及んだことなども話していた。

幼い少女たちはこの年上の少女を聖人のようにあがめていた。そして彼女の言葉に一語一句聞き入り果てしなくつづく麻薬に酔って踊ったり、英雄のコスプレをして股間を誇張したり、麻薬の話をするティックトックビデオに見入っていた。娘は年上の子の好むものはすべて好むようになった。

どうりで娘は別人のようになってしまったわけだ。娘のすべての機器にはどれも暴力的なゲイポルノやアニメポルノが保存されていた。またポルノ書籍のサイトではSM書籍の記録があった。

13歳の娘はこんな恐ろしい蜘蛛の巣に囚われてしまっていたのだ。

娘はペニスの絵を壁や靴などあちこちに描くようになった。

母親は娘のチャットグループにアクセスしてみた。そこでは国中あちこちから聞いている若い少女たちに裸の写真をネットにアップするように促されていた。「心は男の子なんだから女の子の身体はあなたのものじゃない。お金のために売ったからってどうってことはない」などとアドバイスを受けた女の子たちが裸の写真を晒し、大人の男のパパを探して欲しいものをアマゾンから買ってもらうようにとまで示唆されていた。ただ、顔を出すと身元がばれるので身体だけにするよう気を付けるようにというアドバイスまであった。

母親は娘がティックトックでフォローしている子たちをすべて観てみた。そこにはMtFyaFtMや14歳くらに若い女の子たちが乳房振ったり舌でオーラルセックスの真似をしたりしていた。ネットで人気を得たい少女たちはどんどん過激な映像をあげ、大人の男たちや捕食者たちのフォロワーを増やしていった。

娘の携帯には大人の男たちの名前もあり、どこの誰ともわからない州外の人たちの名前が沢山はいっていた。

ついに母親は子供から携帯を奪い、インターネットへのアクセスを禁じた。ネットに繋がらない新しい携帯を娘に買い与えたが、娘は親の目を盗んで友達から古い携帯をもらったりして反抗した。

今15歳になる娘のトランスアイデンティティーが自然に起きたものだと言えるだろうか、と母親は問いかける。

教えてほしい。今15歳の娘のトランスアイデンティティは自然に発生したものでしょうか?トランスジェンダーとしてのアイデンティティは、正真正銘、本当の自分なのでしょうか?自分が本当は男の子であるという彼女の自己実現は、祝福されるべきものなのでしょうか?あなたも私も良く知っているように、彼女は、幼い弱い子どもを食い物にする人たちによって、意図的にゆっくりと、計画的に変容させられたのです。

母親はまた娘の部屋に隠されていた携帯を発見した。娘はインターネットにアクセスさせてくれるなら、普通の女の子に戻ると言っている。娘は単に18歳まで時間稼ぎをしているだけなのか、本気で脱トランスする気なのか母親には解らない。今後どうしたものなのかもまだわからない。ただはっきりしていることは、ROGDは自然になるものでも真実でもない。誰かが種を植え、誰かが水をまき、誰かが太陽にあてて注意深く育て上げたのだ。

そして子供たちは不慮の犠牲者たちなのだ。

我が子の性転換を親に隠した学校

二つ目の話は17歳の娘が、学校で自分の名前を男の子に変えて呼ばれるようになり、代名詞も彼を使うようになっていたのを、学校が母親に知らせていなかったという話。

突然学校から電話がかかって来て娘の社交的性転換を聞かされた母親は、学校へ赴き、娘のトランスアイデンティティーを肯定することはできないという話をしたが、すでに学校側は親を説得するムードだったという。

母親は娘には自閉症の毛があり、このような扱いは娘にとって良くないことだと思っていた。

この子も最初の話と同じで幼い頃に性違和など全く持ち合わせていなかった。親は思春期についても娘に話、娘は特に不快感を見せなかった。しかし娘には色々と複雑な精神疾患があった。

娘が12歳の頃、母親と娘はそれまで住んでいた家を出て新しい地域に引っ越した。これによって娘は親に反抗的になり、時々暴力を振るったりもした。この手記で母親は語らないが、多分離婚して母親が娘を引き取ったのだろう。

娘は部屋に引きこもり自分の電子端末に釘付けになっていった。母親は四苦八苦して娘を部屋からだそうとした。一時はワイヤーレスのラウターを車に隠したりした。

娘は13歳ごろから自分の性指向の話を始め、特に誰を好きになったこともないので、自分はバイセクシュアルかエイセクシュアルなのではないかと言い始めた。母親は何であっても構わない、そのうち分かることだから急いで決めることはないと宥めた。

14歳になると、今度は自分はジェンダーフルーイドだとか、そしてノンバイナリーとか言い出した。そしてそのうち他の中性的な名前で呼んでほしいといいだした。しかしそれにはすぐに飽きて、そのうち男の子の名前を考え出した。

母親は娘のジェンダー混乱について理解を示そうとはしたが、男の子の名前で呼ぶことはしなかった。娘がそれに怒ったので、名前ではないハニーと言った言い方に変え代名詞は使わないようにした。

高校2年生の時、娘は友達に自分はトランス男だとカムアウトしたと告げ、学校における自分の名前を正式に変えてもいいかと聞いた。しかし未成年でそのようなことをするのは娘のためにならないと思った母親は大人になってから変えるならよいと言った。

しかし娘が学校で名前を変えるのは18歳以上の証人が居ればすむことだった。母親は大学に行くようになったらどんな名前で呼ぼうとかまわないが、今は未だしないでくれと嘆願した。

母親は学校にも相談に行ったが、学校側は子供の意思を尊重すべきだといって母親の心配をとりあわなかった。それだけでなく、なんと学校側はソーシャルサービスに母親を通報したりした。

そして娘は母親をトランスフォーブだ偏狭者だと呼び、トランスジェノサイドに加担しているなどといってなじった。

母親は娘がどのように自分を表現するかは自由であり、それを支持すると言った。しかし「あなたが男の子だという振りはできない。私はそこで線を引くわ」と言った。

ソーシャルサービスは、これは所が口を出す事件ではないと判断したが、一応マーメイドのガイドラインには外れていると学校に連絡した。マーメイドはすでに学校のガイドラインでは使わないことになっているにもかかわらずである。

二週間ほど前、母親は学校から彼女が学校に述べた苦情をすべて却下するという連絡をうけ、娘のトランスアイデンティティーを肯定し続けると告げられた。学校は母親と娘の関係を悪くしようとしているように思えた。

学校は、この子にとって唯一安全で幸せな場所だと言われました。私は悪夢のような日々を送っており、何をするにしても、子供を失敗させるか、私たちの関係を壊してしまうかのどちらかのリスクがあると感じています。この状況を打破し、彼女が本当に必要としている助けを得ることができることを願っています。そうすることで、彼女は自分が何者であるか、何を望んでいるのか、納得できるようになると思います。

 

子供をトランスジェンダリズムに奪われた親の話はどれも似たようなものだ。自分の子供だけは大丈夫だと思っていたとしても、12~3歳の子供が外へもでずに部屋に閉じこもってスマホばかりいじくりまわしていたら、大人は非常な警戒をすべきである。この小さな端末から恐ろしい魔の手が伸びてきて、子供の心を虜にしているかもしれないからだ。