苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

外性器の手術なしで男から女への戸籍変更が認められる

ついに日本にもセルフIDの日が来てしまった。

手術なしで男性から女性に、性別変更認める 特例法「外観要件」巡る差し戻し家事審判  - 産経ニュース (sankei.com)

性器の外観を変える手術をせず、性同一性障害特例法の要件のうち「変更後の性器部分に似た外観を持つ」(外観要件)とする規定を満たさないとされた当事者が、戸籍上の性別を男性から女性に変更するよう求めた差し戻し家事審判で、広島高裁は10日、性別の変更を認める決定を出した。

最高裁大法廷は昨年10月、二つある手術要件のうち「生殖機能がない」との規定(生殖能力要件)は、憲法13条が保障する「意思に反して身体への侵襲を受けない自由」への制約が重大だとして違憲、無効と決定。もう一つの外観要件については高裁段階での審理が必要として差し戻していた。

審判の申立人は西日本在住で戸籍上は男性、性自認は女性の50歳未満の社会人。昨秋の生殖能力要件を違憲とした最高裁決定に続き、性的少数者の権利を尊重する司法判断といえ、国は特例法の要件見直しを迫られそうだ。

去年女性から男性への戸籍変更でも生殖機能を保持したままでよいという判決が出たので、外性器の手術なしの判決も結局はこういうことになるだろうと誰もが予測していた。そしてついにその日が来てしまったのだ。

特例法から手術要件も未成年の子供がいないという要件も削除された今、もう特例法で残っているのは年齢と婚姻の事実以外にない。それにしった時間の問題だろう。

もう特例法なんて茶番法は排除して、戸籍の性別は何をどうしても変えることはできないとするしかない。男性器付き戸籍女性が女子トイレや更衣室やお風呂に入ってくる日は目の前だ。