一月頃、中国は武漢におけるコロナウイルス蔓延の話がやっと世界で注目され始めた頃、中国関係ブロガーのウィンストンとシーモアが、中共がこれはアメリカの陰謀だと言い出すのは何時頃だろね、などと冗談半分で話していたが、ついに中国の高官がそういうデマをツイッターで流し始めた。
この 赵立坚(リージャン・ザオ) という男のプロフを読んでみると、中国の外務省広報部の人間。つまりプロパガンダ担当者だ。
ザオ氏の添付した記事によると、アメリカには5種のコロナウイルスが存在しており、武漢ウイルスはそこから派生したものだとある。
台湾の化学者によれば、去年の8月にアメリカで流行った肺炎はコロナウイルスの一種だったのではないかという。そしてそれは、アメリカ陸軍基地フォートデリックの細菌研究所が安全上の理由で閉鎖された直後のことだった。なので、この記事によればフォートデトリックで感染したアメリカ陸軍兵士がそれとは知らずに中国へ渡り、武漢でウイルスをばらまいたのではないかというのである!
私はコロナウイルスが武漢の海鮮市場発だとは最初から思っていなかった。何故かと言えば、以前にも書いたようにカナダの化学生物細菌研究所から中国人科学者がコロナウイルスのサンプルを持ち出して武漢の細菌研究所に持ち帰ったという事実があるからだ。
もしこの記事が言うように研究所からウイルスが漏れてアメリカ兵に感染するなどということがあり得るなら、アメリカ兵が武漢で感染を広げるよりも、武漢にある研究所から中国人研究員か職員が感染して武漢でウイルスを広めたと考えるほうが自然だ。それに、記事がいうように武漢のウイルスがアメリカのそれから進化した別のものであるとしたら、それこそそのウイルスは人工的に中国で作られたものと解釈することすらできる。
なんにしてもアメリカ発のウイルスがアメリカで感染が広がる前に中国で大蔓延するということの方がおかしい。それに元のウイルスがどこから来たかに拘わらず、中国の隠蔽の姿勢が全世界にウイルスを蔓延させたことに変わりはない。最初に訴えた医師たちを逮捕して口封じをしたのは中共なのだということを忘れてはならない。
中国は日本のウイルスは武漢のものとは別物とでもいいたげに、日本新型肺炎などという言い方もしていたくらいで、何とかして今回の問題は中国には責任がないという神話を世界に信じさせようと躍起だ。
はっきり言って今世界は、中国のそんなプロパガンダに付き合っている余裕はない。
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