今回の選挙でカリフォルニア州(加州)はカマラ・ハリスが圧勝した。もう何十年もカリフォルニアは民主党に牛耳られているので、加州民は大半が左翼リベラルだという印象があるが、実はそうでもない。フォックスニュースの記事によると40%以上の加州民がトランプに投票していたという。
上記の図は2020年と2024年でトランプが勝った群の違いである。赤がトランプ。御覧の通り今回の選挙では西海岸沿いと他一部の地域を除き面積でいうとトランプ支持の群の方がずっと多い。ただ海岸沿いの方が人口が多いので州全体ではハリスが勝利した。しかし2020年と比べると加州でもトランプ支持が断然増えていることがわかる。トランプは2016年の時31%、2020年では34%の加州票を取っているのでなんと前回より6%以上も上がったことになる。
また大統領以外の選挙でも保守的な法案が通るなど、カリフォルニアはだいぶ保守的になっているようだ。
例えばロサンゼルスのジョージ・ガスコン検事の落選。彼はジョージ・ソロスの息がかかっていると言われている。当選したのはネイソン・ホチマン(共和党)
また法案36という、麻薬所持や窃盗を重犯罪扱いし罰を重くする提案はなんと7:1で圧勝した。また法案6:囚役者の強制労働を止めさせるという法案も過半数を超えて否決された。加州民は治安の悪化にかなり頭にきていることがこれでわかる。
経済面では法案5の固定資産税が値上がりする可能性のあるこの法案は否決され、法案33という賃貸の家賃値上げを規制する法律も否決された。私は今年からアパート住まいなので家賃がやたらに上がるのは困るので賛成しようと思っていた。しかしこの法律では店子が出て新しい店子が入るときに家賃を上げることができなくなってしまう。家賃を決めるのは大家ではなく地方政府ということになってしまい、大家は市場に沿った家賃をかけることができなくなり家賃で暮らす大家たちの暮らしに響く。これらの法律は非常に社会主義の政策だが、加州民はこれを両方拒否したのだ。
加州は実は昔は共和党が結構強い州だった。レーガン大統領もニクソン大統領もカリフォルニア出身だ。またジョージ・W・ブッシュ大統領はカリフォルニアで勝っている。知事も長いこと共和党だった。
加州はもうずっと民主が勝っているので、今回も民主党候補が勝ったことは不思議でもなんでもないと言いたいところなのだが、実をいうと私は2020年の時から加州には案外隠れトランプファンが多いのではないかと思っていた。それというのも、2020年の時もカリフォルニア中でトランプラリーが行われ、トランプ支持者による車のキャラバンが何十マイルも続くというようなことがカリフォルニアのあちこちで起きてたからだ。
加州は民主が勝つとみんなが思い込んでいたからバイデンが勝った時も、残念だとは思っても、まあしょうがないかとみんな諦めたが、私はカリフォルニアでも結構不正選挙が起きていたのではないかと疑っていた。なぜならカリフォルニアは投票の際に身分証明を出す必要がないからである。これだと選挙に興味のない人から名前を借りて(買って)同じ人が色々な投票所で投票することが可能になる。また実際アメリカ国民かどうかの審査もしないので違法移民がどんどん登録して投票することもできる。
そして今回の選挙ではギャブン・ニューサム知事が、投票場で身分証明書を見せることすら違法にしてしまったのだ!
カマラ・ハリスが勝った州のほとんどが身分証明不要
Xでこんな写真が出回っている。
例によって青がハリスが勝利した州。No ID=身分証明書不要、ID Required=身分証明書必要、Non Photo ID=身分証明書は必要だが顔写真は不必要。これを見てもわかるとおり、ハリスが獲得した州のほとんどが身分証明を必要としていないか、してても写真は要らない州ばかりなのだ。かろうじて必要な州が二つだけあるが。
ここで必然的に出てくる疑問は、もしこれらの州で身分証明が必要だったらどれだけの不正が明るみに出ていただろうかということ、そしてその不正の数はこれらの州の勝利者をひっくりかえすような規模なのだろうかということだ。
もしかして不正がなかったら今回トランプさんはほぼ全州を取っていたのではないだろうか?非常に興味深い。