アップデート3:2024年3月29日現在
このエントリーは今年の2月、ネックス(本名ダグニー)・ベネディクトというトランス自認の女子高校生が、女子トイレで他の生徒達と喧嘩をし頭を殴られた翌日に死亡した事件に関する三つ目のアップデートである。The Tragic Story of Nex Benedict Is About Far More Than the Vulture Media's Exploitative Narrative – RedState
3月13日、ダグニーの死因はベネドリルというアレルギーの薬の大量摂取によるものだったことが解り、死因は自殺と確定された。
事件当初、彼女の死は前日の喧嘩の際に受けた怪我が原因であるかのような報道があったが、その後自殺と解ると、トランスジェンダー活動家らは彼女の自殺は学校でいじめにあっていたせいだと主張していた。しかしダグニーは11ページにわたる自筆の遺書を残しており、そこには虐めに関する供述はなかったとある。ダグニーは数々の精神病を抱えており、自傷癖もあったという。
しかし実は彼女の自殺の原因は学校での虐めよりも、もっと恐ろしい原因があったのではないかという事実が明らかになってきた。ダグニーは祖母と暮らしていたが、彼女の葬式には実母も参列していた。しかし囚役中の父親は参加しなかった。
2019年7月31日、まだダグニーが11歳の頃、ダグニーの父親ジェイムス・E・ヒューズはダグニーが9歳の頃、娘を強姦した罪で逮捕された。ダグニーの証言によれば、ヒューズはそれまで何年にもわたってダグニーを性的に虐待してきたという。
ヒューズは10年間の執行猶予付き5年の刑に処された。この間彼は性犯罪者リストに乗り、娘とのコンタクトは禁止されていた。しかしヒューズは2024年1月25日に定期的な報告を怠ったため再び逮捕された。ダグニーが自殺する二週間前である。
このせいでダグニーは弟(妹?)と共に祖母のスー・ベネディクトに引き取られた。
ダグニーは友達の間ではネックスとして知られており、ノンバイナリーやトランスを自認しthey/themの代名詞を使っていた。しかしメディアが最初に報じたような虐めがあったという証拠はまるでない。
拙ブログでも何度も書いてきたが、トランスを自認する若者の多くが子ども時代に性虐待を受けている。そしてそれが原因で多々の精神的障害を起こすのである。ダグニーは幼児虐待の犠牲者だったのであり、そんな父親を実刑に処さなかった裁判所にも憤りを感じる。
アップデート2:3月13日現在
ネックスの死因がはっきりした。やはり私が思った通り彼女の死因は薬物によるオーバードース。つまり自殺。またもトランス自認のティーンが自殺した。学校も家族も彼女の妄想を肯定したにもかかわらず、彼女の自殺願望を緩和することはできなかった。
アップデート1:2月25日現在
今日Xで発見した動画によると、ネックスが女子トイレで喧嘩した女子たちとは、その日に初めてあった女子たちであり、彼女をずっと虐めていたとされる女子たちとは無関係。しかも喧嘩をふっかけたのは自分だったと語っている動画。
She did not know these girls. There was no history of them bullying her.
Their entire narrative is falling apart. pic.twitter.com/6uYic8Ag9d
— Sarah Fields (@SarahisCensored) February 24, 2024
頭の怪我というのは後になってひどくなることもあるので、事件直後に元気に話をしていたからといって、それが原因で死んだわけではないと断言はできない。しかしこのビデオを見る限り、彼女の怪我は大したことなさそうである。現に検死では死因は頭の怪我が原因ではないと言う結果もでている。
つまり、彼女がノンバイナリーだったことから虐めぬかれて遂には死に及んだ、という論説は出鱈目であったことが解る。
オリジナルエントリー:2024年2月22日現在
本日ハッフィントンポストでオクラホマ州で知事が学校のトイレは生得的性別で分けなければならないという法律にサインした数か月後、学校の女子トイレでトランスを自認する生徒と上級生数人とが喧嘩をし、その翌日に殴られた生徒が死亡するという事件が起きたことを報じていた。トランスジェンダーの米高校生、トイレで暴行された翌日に死亡。1年近くいじめられていた | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp) 下記はハフポストの邦字版記事より抜粋。強調はカカシ。
ハフポスト:トランスジェンダーの米高校生、トイレで暴行された翌日に死亡。1年近くいじめられていた
アメリカ・オクラホマ州で2月8日、16歳のトランスジェンダーの生徒が学校のトイレで同級生から暴力を振るわれた後に死亡した。
亡くなったノンバイナリーのネックス・ベネディクトさんは死亡前日の7日に、オワッソ高校で他の生徒と「殴り合い」になり、病院で治療を受けていた。
インディペンデントによると、ネックスさんと別のトランスジェンダーの生徒は、女子トイレで3人の年上の女子生徒と喧嘩になり、ネックスさんは殴られて地面に叩きつけられた後に頭部に重傷を負った。
母親のスー・ベネディクトさんは、ネックスさんの顔や目の周りはあざだらけで、後頭部は引っかき傷があったと述べている。
オクラホマ州では、共和党のケビン・スティット知事が2022年に、公立校の生徒に対し出生証明書に記載された性別に沿ったトイレの使用を義務付ける法律に署名した。
スーさんは、ネックスさんは署名から数カ月後の2023年初めからいじめを受けていたとインディペンデントに説明している。
ネックスさんは病院で治療を受けた後に家に戻り、頭痛を訴えながら眠りについたという。翌日、ネックスさんはリビングで倒れて病院に運ばれ、同日夜に死亡が確認された。
オワッソ公立学区は20日に発表した声明で、「生徒間の暴力は決してあってはならない」「生徒の死を悼み、家族のために祈りを捧げて、家族や関係者すべてを支えます」と伝えた。
事件を捜査しているオワッソ警察は21日、「検死の結果、死因は外傷によるものではないことがわかった」と発表。現在毒物検査の結果待ちであり、後日正式な検視報告書を公開すると伝えた。
この記事の見出しだけ読むと、州が生得的性別でトイレを分けたため、女子トイレに入ってきた自称女子の生徒が他の女子たちから暴力を受け、それが原因で死亡したという殺人事件のような印象を受けるが、記事をちゃんと読んでみると実はそういう話では全然ないことがわかる。
先ずこのハフポの記事でも元のインディペンデンスの記事でも、ネックス・ベネディクトさんが生得的女子なのか男子なのかという供述がない。しかし記事の見出しでは「トランスジェンダー」となっているのに記事内では「ノンバイナリー」となっていること、掲載された写真から明らかに女の子に見えること、そして「別のトランスジェンダー生徒」も一緒に喧嘩したとあるので、16歳の男子二人が女子数人と喧嘩をして床にたたきつけられるようなことになるとは到底思えないので、ネックスは身体女子だと判断することが出来る。
ということは、ノンバイナリーやトランスを名乗っていたとしても、女子が女子トイレに入ることはこの法律とな何の矛盾もなく、二人が女子トイレで他の女子たちから虐めにあったということと、トイレが男女別でなければならないという法律とは何の関係もないということになる。また母親の話では法律が通った数か月後から虐めが始まったとのことなので、ここでも法律通過と虐めとの直接的関係性は見えない。
この記事は、明らかにトイレを男女で分けたことによる殺人事件だという印象操作をしているが、ネックスがいじめられたことと法律との関係性は全く証明されていない。
次に、彼女は虐めを受けて頭に重傷を負った次の日に死亡したとあるが、記事内でも彼女の死因は頭の負傷ではないとはっきり記載されており毒物検査が現在行われているとある。ということは、彼女は上級生に直接的に殺されたのではなく、虐められて重症を負ったことを苦にして薬物をオーバードースした、つまり自殺したのではないかという疑惑が生まれる。
彼女が学校で一年近くも虐めにあっていたと言うのは本当かもしれない。しかしその理由が彼女の性自認にあったのかどうかは分からない。私は違うのではないかと思う。
ハフポの記事はインディペンデンスの元記事を邦訳しただけの記事だが、元記事はLibsofTikTokがトランスジェンダーやノンバイナリーの人びとへの暴力を扇動していると続ける。LibsofTikTokは過激なトランスジェンダー活動家が自らアップしたTikTokを紹介しているだけであり、別にこれらの人びとを脅しに行けなどとは一度も言ってない。にも拘わらうLibsのせいでティックトッカ―の勤める学校やら施設に爆弾予告が殺到すると根拠もなく書いているのだ。なんという無責任さだろう。
私は保守派ポッドキャスターたちが非常に悪質な暴力的脅迫を受けているのを良く知っているので、TRAの言う爆弾予告があったとしても、それを単に事実を紹介しているだけのLibsのせいにするのは無理がある。言い掛かりもいいところである。
私はネックスがいじめられていたのが彼女がノンバイナリーだったからではなく、彼女は虐められていたからノンバイナリーを言い出したのではないかと思う。何故そう思うのかというと、同学校では積極的にトランスジェンダリズムを教えていた教師が居たからである。
2022年4月、オワソ高校教師タイラー・リンが教室で「あなたの親がありのままのあなたを受け入れないならぶっ飛ばせ(Fワード)」と言ってる動画がLibsで掲載された。それが原因でリン教師は学校においてジェンダー概念を子供に教えているとして批判を浴び辞任に追い込まれた。
ハフポ記事内で母親とあるスーは実はネックスの祖母。スーによればネックスはこの教師を尊敬していたらしく、教師の辞任にかなりショックを受けていたらしい。
スーがネックスがいじめられていると気づいたのは2023年になってのことだが、子供はなかなか親に虐められていることを言わない傾向にあるので、彼女はきっと2022年くらいから虐めにあっていたと考えられる。
この記事は、ネックスがトランスジェンダーだったことから虐めにあって虐め殺された、そしてその原因は州の男女別トイレとLibsofTikTokのような保守派が暴力を煽っているからだと言いたいようだが、し記事の内容をよくよく読んでみると、どこにもそのような根拠は書かれていない。彼女が虐めにあっていたのは本当だろうし、数人の女子たちから酷い暴行を受けたのも事実だろう。だが彼女が自分をノンバイナリーだと自称していたことと虐めとが直接関係があったのかどうか、それは今後の捜査が無ければわからない。
そしてひどいのは祖母のスーがネックスの葬式でネックスの本名の女の子の名前で呼んだことを、トランス活動家たちが「デッドネイミング」したと言って批判したことだ。デッドネイミングも何も彼女は死んでしまっていたのだ!孫を失くして悲しんでいる人にまでポリコレを押し付けるTRA。何という悪質さだろう。
本当にこの記事は悪意に満ちている。虐めに耐え切れずに死んでしまった可哀そうな女の子のことすら政治に利用しようとするトランス活動家たちには怒りしか感じない。