苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

アパートへの引っ越し決まりました

先日から色々お話している引っ越しの話だが、なんとか新しく引っ越せるアパートが決まった。不動産屋さんの紹介でいくつか物件を見に行ったが、二階なのにエレベーターが無かったり、なかがやたらだだっ広くて住みにくそうだったり、物件そのものはいいが環境が今一つだったりと色々あり、なかなか決められず、不動産やさんから気に入った部屋があったなら早めに申し込まないととせかされ、結局最初の日に見た集合住宅の一階の部屋を借りることにした。

今更驚くことではないが、最近のアパート入居手続きはオンラインが主で、その場でクレジット検査までやってくれる。これはローンやクレジットカードの返済状況を調べるもので、収入の割に借金が多すぎればダメだし、これまでに借金返済が遅延したり踏み倒したりといったことがないかどうかを調べるもの。私はクレカは毎月残高を残さないように払ってるし、ローンはこの家のローンのみで、売ってしまえば借金はゼロになる。我々の収入は年金が定期的に入ってくるものだけなので大家さんとしては安心な賃貸者のはずである。

それで不動産屋さんからすぐ電話があり、月曜日に契約できるとのこと。これで家を売った後でもホームレスにならずに済みそうだ。

とはいえ家はまだ売れてない。市場に出るのは月曜日でオープンハウスといって家の中を買いたい人が見に来るのが来週末三日間。先日広告に出すためにプロのカメラマンが来て家じゅう3Dの動画を撮り、ドローンまで飛ばしての撮影でびっくりした。

写真を撮る前の日にプロの清掃員の女性が来て家じゅう大掃除。一日がかりでなんとかみられる状況になったが、かかった費用は$300.00。こんな値段で大掃除してもらえるなら、これまでも一年に一回大掃除の人を雇えばよかったなどとおもったりした。今後はお金が多少かかってもプロの掃除の人を雇うべきかなと今真剣に考えている。

不動産屋さんの話では、このあたりは売り手市場なので売るのに時間はかからないはずとのことなのだが、不安ではある。

数年前、主人と引退後はフロリダに引っ越そうかと話していたのに、二人とも病気になってしまい専門医から離れられない。他にも色々あって他州は諦めた。結局同じ市で今のところからさほど離れていない場所になった。だったら何故引っ越すのかというと、これからどんどん年を取る我々にとって一軒家はとても維持できないと考えたからだ。

この家は1930年代に建てられたもので、途中色々改築はしているものの、あちこちガタが来ているのでしょっちゅう修理が必要だ。庭もだだっ広くて維持が大変。庭師を雇えばいいのだけど、これも費用がかかる。前に変な人を雇って酷い目にあったので懲りてるし。

この家には14年も住んだので名残惜しいのだが、ま、これから私たち夫婦の人生最終章が始まるのだと考えて新鮮な気持ちで始めよう!