苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

プライド月間に先駆け、大型小売店ターゲットがプライド商品の展示を大幅に縮小すると発表

調度去年の今頃、6月のLGBTQ+プライド月間を前にアメリカの大型小売店ターゲットが子供用のトランス水着を売り出したことが元で大炎上した。それで今年は何とプライド月間セールを大幅に縮小すると発表した。

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去年(2023年)ターゲットでは、男児用の女児水着(おちんちん用ポケットがついてる女児デザインの水着)が大批判を浴びボイコット運動まで起きたため、6月早々ほとんどの店舗で入口付近にあったプライド商品売り場が奥の方に隠されたり、規模を縮小するなどして対応した。その時のターゲットの言い訳はプライド商品に怒った客から店員を守るためとしていた。今年はそういったことを避けるためプライド商品の展示は地域ごとに判断し、主にオンライン販売に集中する計画だ。

はっきり言って単に一部の人がクレームをつけたとしても商品そのものに人気があったならターゲットも販売をやめたとは思えない。ターゲットがプライド月間でプライドをテーマにした展示をしたのは何も去年が初めてではない。もしそれまでにこれらの商品が非常に売れていたのであれば、去年のことだけで規模を縮小するなどということにはならないはずだ。結局のところプライド商品は活動家達が言うほど需要がないのだと思われる。

去年のバドライトビールのボイコットでバドライトは未だに立ち直れていない。ターゲットもかなりの打撃を得たものと思われる。どちらも大企業なので、この程度のボイコットで潰れるということはないだろうが、それでも消費者にも力があるということがこの二つの企業の件でよくわかったというものだ。