この間、ハーレーデイビッドソンがロビー・スターバックが暴露したDEI方針のせいで起きた顧客層からのボイコットに屈してDEI方針を撤回する発表をしたばかりだが、今回はスターバックの次の標的であるジャックダニエル社がスターバックによる暴露前に先手を打ってDEI方針を放棄すると発表した。Jack Daniel's whiskey is latest iconic brand to renounce its DEI initiatives | Fox News
テネシー州の蒸留酒メーカーの親会社であるブラウン・フォーマンは、「先手を打って」、一連の多様性、公平性、包括性(DEI)と左派寄りのイニシアチブを放棄すると発表した、とスターバックはXに投稿。
この間ハーレーデイビッドソンの話をスターバックがクォータリングのジェラミーのポッドキャストでしていた時、次の標的のことは未だに内部で情報収集をしている人がいるので今は言えないと言っていたが、どうやらブラウン・フォーマンは誰かから通告されたようで、ボイコットが始まる前に先手を打ったようだ。
ブラウン・フォーマンはDEI放棄について次の用に発表。
- *ヒューマン・ライツ・キャンペーンの企業平等指数(Corporate Equality Index)社会的信用システムへの参加を終了すること、
- 役員+従業員のボーナス/目標はDEIではなく業績に連動させること、「定量的な労働力とサプライヤーの多様性の野望 」を終わらせること、
- ウォークトレーニングを削減する
*ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団の企業平等指数は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィアの従業員に関連する企業の方針、慣行、福利厚生に関する全国的なベンチマークツールである。
不思議なのは、なぜこのような大企業は暴露されたらボイコットの憂き目にあうようなおかしな方針を積極的に推し進めるのだろうかということ。スターバックによれば、ブランウン・フォーマン社では会社主催のドラアグクィーンショーや、社員に強制的に反人種差別という白人差別セミナーをうけさせたりしていたという。そういうことにはお金がかかる。人事ではそれ専門のDEI部門もあったに違いないし、それなりの給料を払って専門家も雇っていたはずだ。いったいそれが企業にとって何の役にたつというのだろうか?