苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

イランが危ない

何故イランはイスラエルに応戦しないのか

さて先日のイスラエルによるイランへの攻撃は非常に暫定的なもので、イラン国内でさほどのダメージがあったわけではないようだ。イランはイスラエルからはドローンが三機飛んできただけですべて打ち落としたと発表している。この程度のことでこれ以上応戦の…

イスラエルがイランに報復攻撃、核兵器開発基地が標的か?

ユダヤ教の過ぎ越しの祭りと言われる祝日が来週の月曜日4月22日なので、イスラエルがイランを攻撃するとしたらその前かその後になるだろうと誰かが言っていたが、イスラエルはその前に攻撃することにしたようだ。 こちらBBC日本語版の記事より イスラエルが…

イラン惨敗、イランのイスラエルミサイル攻撃は大失敗に終わる

イランはアメリカ時間の4月13日の土曜日にドローンや弾道ミサイルをあわせて300発以上をイスラエル国内に撃ち込んだが、イスラエルはもちろんアメリカの対弾道ミサイルシステム(BMD)やヨルダンの空軍などの援助を受け迎撃率99%、アイアンドームを抜けた…

イランは本気でイスラエルを攻める気なのか?

イランはイスラエルに直接弾道ミサイルを撃ち込むつもりだと発表している。イスラエルはどのような戦争にも備えており迎撃するつもりであるとイスラエル軍のハガリ報道官は宣言している。 イランが今回のハマス攻撃を扇動したことは確かであり、レバノンのヒ…

ソレイマニ司令官の死とイランの誤算

久しぶりにビクター・デイビス・ハンソン氏のイラン分析をご紹介しよう。ハンソン氏によると、今回のイランとアメリカの衝突はかなりイランの方に誤算があり、今後の方針を決めるにはトランプのアメリカではなくイランの方こそ色々とジレンマがあるという。 …

米軍に殺されたソレイマニ司令官とは何者だったのか?

イラク戦争当時は私もイラクやイラン関係の人間の名前は結構追っていたつもりだったが、今回トランプ大統領の命令で退治されたソレイマニ司令官と言う人がどういう人物だったのかということに関しては恥かしながら全く知識がなかった。種々のメディアで彼は…

アメリカメディア完全無視、米駆逐艦に四日間で二度目のミサイル攻撃 イエメン沖

こういうことが起きているのに、アメリカのメディアはトランプの11年前の下品な言葉使いに執着して全く大事な報道を行なっていない。カカシが事件を知ったのは海軍のフェイスブックサイトが最初。オバマ王はどうすんだよ、まったく。ゴルフしてるばやいじ…

ポーランドの雑誌表紙、イスラムの欧州強姦と題して白人女性が移民男たちに襲われる姿を表現して左翼から非難轟々!

ことイスラム移民に関してはヨーロッパのなかでも比較的自由に批判的な姿勢を示してきたポーランドだが、「イスラムの欧州強姦」と称してポーランドの人気週刊誌wSieciが表紙にモスレム男たちに襲われる白人女性を表現したことが話題になっている。 雑誌の発…

イランにさらし者にされたオバマ米軍の情けない姿

四日前にアメリカ海軍の小船が二隻イランに拿捕され、乗組員10人がイランに拘留されるという事件が起きた。乗組員たちは二日後無事返還されたが、この事件のいきさつについてははっきりしない部分が非常に多い。 この事件は、2007年の4月、イギリス軍…

イラクからの米軍全面撤退は大間違い、イランのイラク侵略を招く恐れも

オバマ王は今年一杯でイラク駐留のアメリカ軍を全面的に撤退させると宣言したが、それに対して退役現役の軍人達は、米軍全面撤退は大悲劇だと口を揃えて言う。 イラク戦争の後半における対テロ作戦の成功に多いに貢献した退役軍人ジャック・キーネ大将は、イ…

イランの世界進出をどう阻止する?

ミスター苺著 このままクォッズ武力のベネズエラ及び世界進出が続けばどうなるか、その終わりには二つにひとつの結果しかない。 ひとつは俺たちがイランと全面的な戦争をし、イランを完全打破し、アフマディネジャド、アリ・カーメネイ、そしてムラー達とい…

思想関係なし、過激派の友イランクォッズ特別部隊

ミスター苺著 アメリカ防衛庁が発表したイランに関する調査書によると、イランの特別エリート部隊クォッズ部隊による諸外国過激派への援助には武器提供や資金援助や戦闘訓練などがあるが、その際奴らはイスラム教といったイデオロギーに囚われない。「彼らが…

イスラエル危機! ヒズボラ戦闘目指して新体制確立

さっき、イランからヒズボラに向けての武器輸送をイスラエル海軍が途中で阻止した記事を書いたばかりだったのだが、喜多龍之介さんが、ヒズボラが対イスラエル攻撃に備えて準備態勢を固めているという記事を紹介してくれているので、こちらに転載させてもら…

イスラエル、ネタニヤフ首相の怒り

まずは、この記事から読んでもらおう。 イスラエル:地中海で貨物船を拿捕 武器数百トンを積載 【エルサレム前田英司】イスラエル軍は4日、キプロス島近くの地中海で、ロケット弾など武器数百トンを積載した貨物船を拿捕(だほ)したと発表した。武器は、イ…

自由を愛するイラン市民の抵抗をよそに独裁政権に迎合するオバマ王

ジョージ・W・ブッシュ前大統領がイランを悪の枢軸のひとつとして指摘した時、アメリカのリベラルはこぞってあざ笑った。あたかもイランの脅威がブッシュの妄想ででもあるかのように。だが、ブッシュ大統領はイランが1979年以来30年に渡りアメリカの宿…

仏大統領にまで呆れられたオバマ王の夢物語

先日行われた国連の安保理協議会においてオバマ王が放った「世界から核兵器が無くなることを望む」という演説を、現実の世界に生きていない、と強く批判したのは誰あろうフランスのサルコージ大統領。通常は優柔不断で悪名高いフランスだが、現場のジャーナ…

イランのミサイル実験、完全に馬鹿にされたオバマ王

ブッシュ前大統領時代から、イスラム圏諸国からアメリカが敵視されるのはブッシュ政権の強硬政策のせいだ、と言い張っていたオバマ王。自分が大統領になった暁にはイランの首相とも前条件抜きでサシの会見を行うと公約していた。そのオバマ王に対してイラン…

北朝鮮と一対一で話合いたいオバマ王

下記はミスター苺のエントリーです。 まるでビル・クリントンの90年代と同じだね! ジェイク・ペーパー(Jake Tapper)によると911同時多発テロの8年記念日にオバマ王が打ち出した外交方針とは: 合衆国は本日(9・11・2009)方針を変え、ピョ…

クリントン国務長官のイラン核武装容認発言にイスラエルが抗議

先日タイのバンコックを訪れたヒラリー・クリントン米国務長官の、イランが核攻撃を仕掛けた場合にはアメリカは同盟国を「防衛の傘」によって守る用意があるとの発言が、イスラエル側から「すでにイランが核武装する前提で話をしている」として抗議の声が上…

オバマ王、アメリカ兵を大量殺害したイランテロリスト幹部5人を釈放

この間も、イギリスの人質を救うためにオバマ王がイランのテロリストを釈放したという話をこの間もしたばかりだが、オバマ王は、なんと、今度はイラクにおいてアメリカ兵を千人近く殺害した武器開発及び戦略訓練をイラク抵抗派に供給したイランのテロリスト…

オバマ王テロリストと交渉か?解放されたテロリストは英人質と交換

アメリカは1970年代のカーター大統領の時代からテロリストとは交渉しないという政策を取って来た。1980年代にレーガン大統領がレバノンでヒズボラの人質となったアメリカ人をとりもどすべく、ヒズボラの後ろ盾であるイラン政府の穏健派に接近、人質…

イラン政府に迎合してとんだ恥を掻いたオバマ王

前大統領のジョージ・W・ブッシュがフセインイラクとイランそして北朝鮮を合わせて「悪の枢軸」と呼び、公に批判し強攻政策をとったことに関して、リベラル派はブッシュ大統領のそういう態度がアメリカへの反感を買ったのだと批判していた。 それでナイーブ…

自由の「声」を黙らせるな!

日本でも多分もう話題になっていると思うが、数日前、イランで起きている抵抗運動を傍観していた16歳の少女が、アクマディネジャド直属の強硬派民兵に無惨にも射殺されるという事件が起きた。 イラン大統領選での不正に対する抗議行動が続く中、16歳の少…

イラン、民主主義への葛藤に無関心なオバマ王

イランでは選挙の結果を巡って、自分たちの票が反映されなかったと感じる若者を中心に各地で暴動が起きている。 だいたい元々イランで民主的な選挙など行われるはずはないのだが、それでもアクマディネジャド側のあからさまな選挙違反には国民も怒りを爆破さ…

イランに鼻であしらわれたオバマのナイーブな直接外交

ブッシュ大統領の『ならずもの国家とは直接交渉はしない』という強行姿勢とは対照的にオバマ王新大統領は選挙の時から、イランとは条件抜きでサシで交渉に及ぶと公約してきた。アルアラビアとのインタビューでも先日行われたオバマ大統領最初の記者会見にお…

オバマ大統領就任たった二週間で犯した失態の数々

カカシもこのブログで何度か取り上げた歴史学者のビクター・デイビス・ハンソン教授が、オバマの大統領就任二週間をふりかえって痛烈な批判をしている。 オバマの経済や外交対策の失態をみるにつけ「だから言ったじゃないの」と言いたくなるのはやまやまなの…

OPEC、アメリカの自己防衛は許さんと脅迫 

OPECのアブダラ・サレム・エルバルディ書記長は、もしも米国がイランを攻撃した場合には、たとえそれがイランからのアメリカやイスラエルに対する攻撃への応戦であろうとも、OPECは 原油の値段を制限なく大幅に引き上げる 用意があると語った。 ここ数週間、…

イランのミサイル試射フォトショップコンテスト

この間のイランのミサイル試射は成功どころか写真は合成写真だったということがバレた話はもうしたが、イランの革命軍に負けじと、アメリカのブロガー達がイランのミサイル試射フォトショップコンテストとでもいうか面白い写真があちこちで発表されている。…

イランのミサイル試射写真はフォトショップされていた!

いやはや、またもアメリカの主流メディアはイランの大本営放送にだまされたようだ。どうしてこうもアメリカメディアってのはナイーブというかアホなんだろう。独裁政権の軍隊が嘘をついたからって何を今更ってとこだ。嘘つきが嘘つくのはあたりまえではない…

選挙は関係なし! 遠慮せず強気の外交に専念できるブッシュ

よくアメリカではすでに任期終了を待つだけになって政策上の実権がなくなっている政治家のことをレイムダックと呼ぶ。二期目の任期もあと一年足らずとなり、従来この時期の政権からは特にこれといった新政策は期待できない。 この時期はある意味でアメリカに…