先日(2024年4月3日)にデイリーメイルに掲載されたこの記事によれば最近行われたオランダの調査で、ほとんどの子供の性違和は大人になれば治るという結果がでたという。
オランダの調査団は2700人の子供を対象に11歳から20代半ばまで、3年ごとに自分の性別についてどう感じているかを聞くという追跡調査をした。その結果、調査当初10人に1人(11%)が自分の性別に違和感を持っていると答えていたのが、25歳になる頃にはしょっちゅう、もしくは時々、性違和を感じると答えた人は25人中1人(4%)に減っていた。これにより調査団は思春期に性違和を持つのは割合よくあることであることが解ると結論付ける。
実はこれは我々ジェンダークリティカルの人間にとっては全く驚く結果ではない。もうずっと昔から幼少期に性違和のある子どもの80%以上が思春期を無事すぎれば性違和を消失するという調査が存在していた。これは1995年に発行されたケン・ザッカ―(Ken J. Zacker)とスーザン・ブラドリー(Susan J. Bradley)共著のGender Identity Disorder and Psychosexual Problems in Children and Adolescentsと、2011年と2013年に行われたトーマス・スティーンズマ(Thomas Steensma)による調査結果が元になっている。
しかし、調査対象の数が少なかったことや、調査対象の患者が調査途中で脱落したため、彼等の性違和がどうなったのか確かなことは解らないという理由で、信用できない調査だとトランスジェンダー活動家達(TRA)からは「神話」だとして批判されていた。今回のこの調査は、先の調査の結果を裏付けることとなった。
TRAはよくこちらの調査を引き合いにだし、幼少時に社会的にトランス以降した子供達の満足度は高いと主張する。しかし問題なのは、これが8歳から5年間にわたる調査だということだ。8歳から13歳ではまだきちんと思春期を終えていない。これでは子供たちが思春期を超えたら正常な大人になるかどうか未だ分からない。特に13歳なんて思春期真っただ中。一番精神が揺れ動く時である。
今評判のアビゲイル・シュライヤーの本「あの子もトランスジェンダーになった」でも子供が性違和を言い出したらネットや子供たちを引き離し、健康的なアウトドア生活をしながら、子供の成長を暖かく見守るべきだと書かれている。
一番いけないのは思春期の子供の性違和を肯定し、異性の名前で呼んだり異性の代名詞を使ったりすることだ。子供が何を言おうと両親は子供のために異性であることを認めないという態度を取るべきなのだ。何故かというと、子供の気まぐれを親が肯定してしまうと子供は気が変わった時にそれを言い出せなくなる。ましてや周り中が「協力」してその子を異性扱いすれば、その子は自分は異性にならなければいけないのだと洗脳されてしまうのだ。
ましてや思春期ブロッカー治療を始めてしまうと、性転換への道を変えることが出来なくなる。
今こそ我々はこれまで常識として知っていた理性を取り戻そうではないか。