苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

サンホセ大学の副コーチ、トランス選手の参加に苦情を言ったとたんに大学側から解雇される

この間から話題のトランス自認選手を巡るサンホセ大学(SJSU)の女子バレーボールチームについてだが、同チームの副コーチがトランス自認選手の存在を巡って大学側にタイトルIX(スポーツのおける男女差別を禁止する法律)をもとに苦情を申し立てたところ、反対に大学側から解雇されるという事態が発生した

 

メッリッサ・バティースムース副コーチ(左)トランス選手ブレア・フレミング(右)ight).

コーチの名前はメリッサ・バティースムース。彼女の提出した苦情によると、トランス自認男子選手のブレア・フレミングは対抗チームと徒党を組みサンホセのスパータン(サンホセ大のチーム名)のキャプテンブルック・スラッサーを負傷させるためにスパータンが試合に負けるよう仕組もうとしたというもの。フレミングともう一人のチームメンバーは試合前にコロラドステート大学のメンバー、マラヤ・ジョーンズと会見したと陳情にはある。バティースムースは試合前にフレミングともう一人のメンバーがホテルから規則違反の外出をしジョーンズの自宅を訪問したという。この会合でフレミングはジョーンズのスラッサーへのアタックを阻止しないと約束したという。

バティスムース副コーチはこのことを同席したメンバーが白状によって知ったという。

これに関してマウンテンウエストコンフェレンス(カリフォルニアトーナメントのリーグ)はそのような陳情が提出された事実は知っており捜査中だという。

大学側はプライバシーに関することなので慎重に受け止めているとしながら、なぜか八百長の計画が立てられていることを報告した副コーチを解雇。もしバティスムース副コーチの言ってることが事実ならこれは由々しき問題だ。謹慎処分にされるべきなのはフレミングともう一人のメンバーとジョーンズの方だろう。

この解雇の状況についてバティスムース女史はアウトキックにこのように述べている

私たちは今日(11月2日)の12時(西海岸時間)ニューメキシコとの対戦がありました。それで私は10:15にそこへ行きました。コートへは10:30から練習するためです。

ビルに入り事務に向かって階段を上っていくと事務の人がいて、内密の話があるので外に出るようにと言われました。

この時彼女はSJSU当局から即座に無期謹慎を言い渡され鍵とIDバッジを返還させられたという。彼女は私物を持ち帰ることも許されず即座に大学構内からたにちょけと言われ追って連絡があるまで大学には戻らないように言われた。

オフィスに残してある自分の持ち物については後日人事に連絡して取りに来いと言われたそうだ。そしてこのことに関してはチームの選手たちにもメディアにも何も言うなと言い渡された。しかし彼女はアウトキックと話しをすることに決めた。

これがサンホセ大学がずっとやってきていることの一つです。憲法補正案第一条(言論の自由を保障する法律)に基づいて声をあげ、正しいことを言う人々を黙らせようとしているのです。

彼女は絶対に黙らない決意を固めている。

私は女性スポーツは女性だけのものであると強く立ち向かうことに確かでありたいのです。私は女子すぽーとをまもり我々のチームの選手たちを守りたいだけです。私はブルック・スラッサーや他の大半の選手たちのことが心配です。なぜなら彼女たちは沈黙させられ彼女たちの考えや感情はサンホセ大学にとってどうでもいいこととされているからです。

スパータンは今シーズンまだ五つの試合が残っている。それで勝ち抜けばマウンテンウエストトーナメントへの出場が決まる。そこで勝ち抜けば全国大学選手権(NSAA)に出場できることになる。

これに関してフレミングの攻撃の的とされているチームキャプテンのブルック・スラッサーは、

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私の副コーチはチームを守るために声を上げてくれたのに彼らは彼女を謹慎処分にしました。彼らは私たちにあったたったひとつの安全な場所を取り上げたのです。彼女は18人の女子たちのために立ち上がることが正しいと知っていました。男の誰もしていない。

スラッサーは大学側に対して訴訟を起こしている。訴訟によれば大学側は選手たちを勧誘する際に同チームに男子が混ざっていたことを隠していたという。

今シーズン、SJSUとの試合を棄権したチームは五つである。試合を棄権すればそれは敗戦として数えられるわけだからその分先へ進む道が遠のくのである。たった一人の男子選手のせいで多くの女子選手たちが犠牲を強いられることになるのだ。

なぜSJSUはここまでして男子を参加させたいのか。そりゃ勝ちたいかもしれないが、これでトーナメントで勝ったとしても結局は「あのチームはいかさまで男子を入れて勝っただけ」と後々言われるだけの話です。どこからも尊敬などされない。

女子スポーツに参加するトランス選手たちにはスポーツマンとしての誇りもなければ女子選手たちへの尊敬心もない。ただただ女性をたたきつけたいという自己満足があるだけだ。