ユダヤ教の過ぎ越しの祭りと言われる祝日が来週の月曜日4月22日なので、イスラエルがイランを攻撃するとしたらその前かその後になるだろうと誰かが言っていたが、イスラエルはその前に攻撃することにしたようだ。
こちらBBC日本語版の記事より
イスラエルが19日早朝、イランを攻撃したと、BBCがアメリカで提携するCBSニュースが、アメリカ当局の話として報じた。
ロイター通信によると、イラン国営テレビは、現地時間午前3時ごろに、中部イスファハンの上空で3機のドローン(無人機)が観測され、同国の防空システムが作動したと報じた。防空システムがドローンをいずれも破壊したという。
これに先立ち、イランのファルス通信は、イスファハンの国際空港付近で「爆発音」が聞こえたと報じていた。
イスファハン州には、大規模な空軍基地、主要なミサイル製造施設、いくつかの核施設がある。
イラン国営放送IRIBはまた、「信頼できる情報筋」の話として、イスファハンの核施設は「完全に無事」だと伝えている。
フォックスニュースのトレイ・イングスト(Trey Yingst)記者によるとイラン側は特にこれといった被害はなく核兵器施設も無傷だったと言っているとのこと。もちろんイランとしては被害が大きかったなどと言えば面目丸つぶれだから被害を過小評価するのは当然んだろう。イスラエルはイラン国内だけでなく、シリアとイラクも攻撃したようだ。
この攻撃は限定的なもので、イスラエルは攻撃しようと思えばいつでもできるとイランを牽制するのが目的と思われる。
デイリーワイヤーの記事によると、イスラエルの攻撃はドローンではなく戦闘機であり、イスラエルのミサイルがイラン国内の標的に当たったとしている。当初のリポートでは爆発が起きたのはイランのイスファハンとナタンツ。どちらの市にも大規模な核開発施設がある。イラン側はどの核施設にも当たっていないとしている。後に爆発が起きたのはイランの戦闘機が待機している軍事基地付近だったことがわかった。地元の市民は何発もの爆発音をきいており、家が激しく揺すったと証言している。
この攻撃に関してはバイデン政権はあらかじめ知らされていたようだ。イラン付近には米軍の駆逐艦が何隻が待機しているので、イランからの攻撃に備えて警戒態勢を敷いているという。
バイデン大統領はイスラエルにイランへの報復はしないようにと勧告していたが、どうやらイスラエルはバイデンを無視したようだ。そりゃそうだろう、これでイスラエルがなにもしなかったらレバノンのヒズボラ連中が調子に乗ってまたロケット弾を撃ってくるだろう。今はイスラエルはラファ攻撃に集中する時である。
イランからの攻撃によって、何故イスラエルがハマス退治を完全に終わらせなければならないのか欧米諸国は少しは理解できただろうか。そしてイランが入ってくれば、アメリカもこの戦争は他人事ではなくなるのだ。
実は今アメリカ国内で起きているジハードテロの予兆についてお話しようと思っていたのだが、今日は緊急ニュースがはいったので、その話はまた次にしよう。