苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

ターゲットのお目覚めCEO,売上低迷で辞任

拙ブログで何度かアメリカ大型小売店ターゲットのお目覚め主義について色々と記事にしてきたが、そのターゲットのWOKE(お目覚め主義)方針で悪名高いCEOブライアン・コーネル(Brian Cornell)が、売上減少を受けて水曜日に11年間勤務した同社を辞任した。後任には同社のCOOマイケル・フィデルケ氏が就任する。小売大手の株価は水曜日に10%下落し、今年に入ってから22%下落している。

2016年、ターゲットは生物学的に男性である人物が女性用トイレや試着室を利用することを許可したため、ボイコット運動に直面した。その時私も拙ブログでこんなことを書いた。

2016/4/24 ターゲットの新方針がターゲットの売り上げに響くかどうかは、現在ターゲットに寄せられた苦情だけでははっきりしない。今後数ヶ月の間に人々がどのような形で不買行為をするかにかかっている。私は組織的な不買運動というのは好きではない。ただ、より多くの消費者にターゲットの新方針をはっきり伝えることは大切だ。それによって消費者がターゲットでの買い物をするかどうかは、個人の判断に任せるしかない。

この問題はいずれ資本主義の市場が解決してくれるだろう。(米大型スーパー、ターゲットが男女共同施設を宣言して苦情殺到 - 苺畑より In the Strawberry Fields)

ターゲットのお目覚め主義方針はこの更衣室やトイレにとどまらず、6月にはプライド月間キャンペーンを行い、店のど真ん中に虹色区間を設けて男児用の女児水着などを展示して大顰蹙を買った

コーネル氏は過去11年にわたってターゲットを率いてきたというから、ここ11年間に起きたお目覚め主義の責任は彼にあると言っても過言ではない。結局政治見解を経営を混ぜるべきではないという教訓だろう。

私は2016年当時、ボイコットなどというものはあまり効果がないし、支持は出来ないと書いたのだが、その後にディラン・モルベイニーを巡るバドライトボイコットが大成果を上げたので、本気で消費者を怒らせるとどうなるかを知って、正直驚いている。

この問題は結局市場が解決するだろうと言った私の見解は間違っていなかったようだ。

外国人トラックドライバーによって犠牲になるアメリカ人が絶えない事実

前回違法移民が不正に商業トラック運転免許うを持ち、大型トラックを運転中に違法のUターンをして左車線に居たミニバンにぶつかりミニバンにのっていた三人を即死させるという事故が来た話をしたが、実はこのような事件はアメリカ全土で毎日のように起きている。

今日マット・ウォルシのポッドキャストを聴いていたら、マットがそんな例をいくつも上げていたので、今日はそのお話をしよう。Why Foreign Truck Drivers Are An Extreme Danger To All Americans

昨日もお話したようにフロリダで起きた事故の犯人は以前から問題運転をしており、明らかにきちんとした教習を受けて資格を取ったとは思えない。多分いんちき教習所でお金で資格を買ったのだろう。商業トラックの免許証が違法移民に違法にばらまかれていた例は今に始まったことではない。

イリノイ州のジョージ・ライアン知事(1999-2003)の時代に、「安全道路作戦」というスキャンダルがあった。1994年、前を走っていたトラックのテイルランプが落ちてきて後ろを走っていたミニバンのガソリンタンクに当たり、ミニバンにのっていた6人の子供たちが亡くなるという悲劇が起きた。

トランクのテイルランプがぶら下がっていることを周りの車の運転手たちがトラックの運転手に忠告したが、運転手は英語がわからず何を言われているのか理解できなかった。この運転手は免許証を闇で購入していた。そしてなんと知事自らが英語のできない運転手に商業トラック免許証を気安い配布に加担していたことが明らかになった。

現在はカリフォルニアのギャブン・ニューサム知事が違法移民にも簡単に免許証を発行している。マット曰く、今回の事故の犯人がどのような過程で商業免許証を獲得していたのか、厳しい捜査がされるべきだろう。

長距離トラックは国中を走るのだから、カリフォルニアだけの問題では済まされない。現に今回の事故もカリフォルニアから真反対の東海岸フロリダで起きたのだから。それにこの違法な免許証の売買が行われているのは多分カリフォルニアだけじゃないだろう。アメリカのDMV(自動車省)ほど腐敗している役所も少ない。

マットは過去二年間に18輪トラックが起こした数々の事故を検索した。するとそのすべての運転手がアメリカ人ではないことがわかった。

例えばテキサス州、ダラスフォートワースで起きた事故。「ソロムン・ウェルデケアル・アラヤSolomun Weldekeal Araya」は、5人(うち子供を含む)が死亡し、11人が負傷した18台の車両が絡む連鎖衝突事故を引き起こしたとして起訴されている。そしてなんと彼は$7,000の保釈金で釈放されている。この男が有罪となったら彼は強制退去の対象になると移民局は言っている。つまり違法移民だ。

また同じダラスで起きた3か月前の事故では18輪トラックの運転手アレキシス・オスマニ・ゴンザレス・コンパニオニ(Alexis Osmani Gonzales-Companioni)による居眠り運転で7台の車が巻き込まれる大事故がおき、ひとつの乗用車では一家五人のうち四人が即死、もう一台では運転手一人が死亡した。

一方ネバダ州では29歳のアフリカ人クロード・ラフィキの運転する18輪トラックがハイウエイのセンターラインを越して反対車線を逆走して、カーブを回ってきたオートバイ二台と衝突。恋人と二人乗りしていた18歳の青年とその彼女、そしてもう一台の運転手も即死した。トラック運転手の免許証は直前に更新に必要な書類の提出が遅れたため無効になっていた。トラックは30秒も反対車線を走っていた。ラフィキが合法に免許証を得たのではないことは、彼が法廷で極めて珍しいアフリカ中部の言語を話すため、通訳が見つからずに裁判が遅れたという報道から察することが出来る。

言葉もわからずどうやって運転試験に合格できるのだ?道路標識も読めずにどうやって18輪トラックを運転できるのだ?彼が免許証をとったのはミシガン州。ミシガンでは最近非常に多くのソマリア人が居住している。

去年の12月にダラスでおきた18輪トラックの事故。運転手のグアダルペ・べラクエズ・クルーズは酔っ払い運転をして二児の母が運転する車にぶつかり女性が死亡した。名前からし中南米出身者だろう。

イグナシオ・クルーズ・メンドーサは、なんと十回以上強制送還されていたにもかかわらず、何度も戻ってきては麻薬売買などを行っていた。コロラドのハイウエイでスピード違反をしてコントロールを失い一人が死亡、もう一人が重傷を負った。メンドーサは無免許だった。にもかかわらず、この男は懲役たったの7か月で釈放。その後強制送還されたが、今頃はまた舞い戻ってきてトラックを運転しているのかもしれない。

そしてこれ、つい数週間前にカリフォルニアで起きた事故。

youtu.be

この事故の運転手に関する情報は未だに明らかにされていない。この事故でも二人が死亡している。この動画ではトラックの周りには車は全く走っておらず、突然急カーブをして中央分岐点を破って反対側の車線三つともあっという間に閉鎖してしまった。反対側の車は突然のことで急ブレーキを踏む暇もなかったのが見て取れる。これは多分運転手の居眠り運転が原因だろう。

カナダでも同じように移民の運転するトラックの事故が絶えない。2018年にはジャスキラト・シン・サイドゥーというインド人が一時停止を無視して、地元中学のホッキーチームが乗るバスに突っ込んで引率の大人を含む16人を殺した。この男はそれまでも交通違反の常習犯だった。

どうしてこんなにも多くの違法移民が商業トラックの免許証を保持しているのだろうか?どうすれば彼らが免許を取得するのを止めさせることが出来るのだろうか?

マットはやろうと思えば簡単に出来ると断言する。

今現在カナダやメキシコ以外の国の住人は、非居住免許証というのを取得する方法がある。それ専門の弁護士に頼めば簡単にとれてしまうのだ。これは今すぐやめさせなければならない。マットはこれは議会で今すぐ禁止する法律を通すべきだという。特にカリフォルニアのような州でこんなものがどんどん発行されるのは今すぐやめさせなければならない。

それからいかさま教習所とDMV(自動車省)がつるんでいる実態にもメスを入れる必要がある。カリフォルニアでは昔からDMVの職員が賄賂をもらって免許証を発行している事件が後を絶たない。

違法移民による商業トラック運送は合法なアメリカ人から仕事を奪う。前回もちょっとお話したが、こういう運転手を雇う実態のない幽霊会社がいくらもある。そういう会社を政府は厳しく取り締まってほしい。

CDL(非居住者免許)の必須試験を現在の10倍以上に厳格化し、言語試験も含まれるようにする。各州に対し、致命的な事故に関与したトラック運転手の名前、その会社の名前、および所有者の名前を即座に報告するよう強制すべきだ。情報が一致しない場合(ほぼ確実に一致しないだろう)、その州がDMVを改革するまで連邦資金を削減していく。トランプ政権がこれらの措置のどれかを実行すれば、すぐに道路上のアメリカ人が増え、ハージンダー・シンガーのような不法移民が減るだろう。

 

 

 

 

違法Uターンで三人を殺したインド人トラックドライバーは違法移民だった!

先日フロリダの高速道路で大型トラックによる違法のUターンのせいで、左車線を走っていた三人乗りのミニバンにぶつかり、ミニバンの運転手と乗客二人が即死するという事故が起きた。

ドラレコに映っているトラックの運転手はターバンをしたインド人だったので、この「Uターン禁止公式用途のみ」の標識が読めなかったのではないかとXでは人々が取りざたしていたが、事実はもっとひどいことが解った。

Xのコメント欄で、自分と家族はこの男そっくりの運転手のトラックにもう少しでぶつけられて家族全員殺されそうになったと書いている人がいた。その男性は男が運転していたトラックの運送会社に連絡しようとしたが、本社から色々な怪しげな業者へとたらいまわしにされて、結局誰とも連絡が付かなかったと書いていた。

フロリダ州で3人の死亡事故を引き起こしたとして起訴されたインド人不法移民のトラック運転手は、2018年にカリフォルニア州経由で米国に不法入国し、2日後に国境警備隊に逮捕された。

28歳のハルジンダー・シン((Harjinder Singh)は、火曜日にフロリダ州フォートピアスのフロリダ・ターンパイクで発生した事故を受けて、強制送還と過失致死罪3件の容疑に直面している。2018年9月20日カリフォルニア州サンイシドロ近郊で逮捕された後、「彼は以来、移民手続き中である」と、国土安全保障省(DHS)の声明がフォックスニュースに述べた。

実はこの男2018年にカリフォルニアの国境を違法に超えて来た違法移民であることがわかった。違法移民は普通運転免許証など取れないことになっているのだが、なにせそこはギャブン・ニューサム知事のカリフォルニア。違法移民にも平気で運転免許証を発行していた。しかし自家用車はまだしも大型トラックの運転には全く違う基準の審査がある。商業トラック運転手になるためには就業できる証明書が必要であり実技と筆記の難しい試験に受からなければならないはずなのだ。

しかしこのトランク運転手の免許証を巡って、カリフォルニアで賄賂事件が何度か起きている。こちら2015年の司法局記事

2人が、DMV(運転免許証を発行する役所)職員への賄賂を目的とした商業用運転免許証の発行に関する陰謀に加担したとして有罪を認めた。さらに4人が起訴された。

カリフォルニア州サクラメント — 連邦検察官ベンジャミン・B・ワーグナー国土安全保障省捜査局(HSI)サンフランシスコ支局の代理支局長タトゥム・キング、 FBI特別捜査官兼支局長モニカ・M・ミラー;およびカリフォルニア州自動車局(DMV)調査部長フランク・アルバレスが発表した。さらに、DMV職員2名を含む4名が、金曜日に開示された17件の起訴状で起訴された。

興味深いのはこの役所職員を買収しようとしたトラック運転手教習所の責任者たちの名前である。

エマ・クレム(45歳、サリナス在住)は、サリナスにあるDMV支局で働いていたDMV職員であり、トラック運転学校経営者のクルウィンダー・ドサンジ・シン別名ソディ・シン(Kulwinder Dosanjh Singh, aka Sodhi Singh)、58歳、ターロック在住と共に、別々の刑事訴状で起訴され、本日朝、賄賂の共謀と身分詐称の罪で有罪を認めた。木曜日に起訴され、金曜日に公開された起訴状では、トラック運転学校経営者のパヴィター・ドサン・シン(別名ピーター・シン Pavitar Dosangh Singh, aka Peter Singh55歳、サクラメント在住)とマンガル・ギル(55歳、サンラモン在住)、DMV 試験官のアンドルー・キムラ(30歳、サクラメント在住)とロバート・ターチン(65歳、サリナス在住)が、身分証明書に関する共謀、贈収賄、詐欺の容疑で起訴されています。起訴状は、クレムKlemとソディ・シン氏の関与について具体的に言及している。

インド名にはSinghという名前がやたら多いのか、それともこの教習所経営者と今回の犯人は親せきであると考えるべきなのかわからないが、ともかく何故就業ビサもなく強制送還令状が出ている違法移民が商業トラック運転手の資格を得ることが出来たのか、その仕組みがわかるような気がする。

インド系移民はアメリカでは比較的優秀とされている。彼らは主にテック産業で採用されるが、同じ資格や技術を持つアメリカ人よりも安い値段で働くため、IT企業では多くのアメリカ人があぶれインド人に取って代わられているところも多い。しかしH1ビサで入って来るインド人の履歴書上の資格にはかなり怪し気なものが多いそうだ。なにしろ彼らが自国で得た学位とか資格などアメリカの雇用主に確認をする手立てはない。それでこうした外国人労働者を紹介してくれるブローカーにその審査を託すしかないのだ。

そうしてインド人は自分が管理職になると、インド人以外は雇わなくなるので、どんどん職場がインド人だらけになってしまうのだ。

ともかく同胞インド人ということで碌に技術を身に着けていない運転手に免許証を発行してしまうのでは、こんな事件が起きるのは時間の問題だったということだ。

カリフォルニアの馬鹿政策のせいで死ななくてよい無実のアメリカ市民が三人も命を落としたのだ。本当に腹立たしいったらない。

追記:

このトラックドライバーはトランプの前期中に強制送還が言い渡されていたが、2020年移行バイデン政権によって就労ビサが認められていたそうだ。

NFLの男性チアリーダーに批判殺到

最近アメリカのプロフットボールリーグNFLでバイキングのチアリーダーチームの応援で3人の男子チアリーダーが女子と全く同じ振り付けでなよなよと腰を振りながら踊る姿が紹介されファンから批判が殺到している。

女子と同じ振り付けで踊る男子チアリーダー

男子チアリーダーNFLに最初に起用されたのは2018年のことで、以後男子チアリーダーの数は徐々に増えていた。2025年シーズン、ニューオーリンズセインツは47人のチアリーダーのうち12人が男子。去年から三人の女子が男子に入れ替わった。バイキングにも男子チアリーダーは数年前から所属しており、大学のチアリーダーチームには男子の存在は広く受け入れられている。

NFL運営側は下記のように語る。

「2025年現在、NFLチームの約3分の1が男性チアリーダーを採用しています。ミネソタ・バイキングスチアリーダーズ・プログラムのすべてのメンバーは、優れたダンスの経歴を持ち、同じ厳格なオーディションプロセスを経て選出されました。彼らは、ダンスへの才能、情熱、そしてゲームデーの体験を向上させるための献身性が評価され、選ばれました。私たちはすべてのチアリーダーを支持し、組織のアンバサダーとしての役割を果たす彼らを誇りに思っています。」

男子チアリーダーは昔から居るのに、何故今になって騒ぐのかと擁護者たちは言うのだが、問題なのは男子がチアをやっていることではなく、男子の役割が女子と全く同じである点だ。日本では大昔は応援団と言えば学ラン姿のラフな男だったが、近年は女子のチアリーダーも普通になった。しかし彼女たちの応援のしかたは学ラン男子とは同じではない。

大学のチアリーダーチームの男子たちは、アクロバットのベースをやるごっつい男子で、軽い女子を持ち上げたり、ジャンプして降りてくる女子を受け止める役割を果たしている。大学のチアとNFLのチアは全く別物だ。

大学の男子チアリーダー

Xでこの新しい男子チアリーダーたちを擁護しているひとたちは、彼らは女子と同じユニフォームを着てるわけでもないし、化粧したり鬘をかぶったりしてるわけではないんだから別にいいじゃないかと言ってる人たちが結構居る。我々の神経はトランスジェンダーのせいで、男が女みたいに腰をふっていても女装していないから良いというレベルまで鈍ってしまったのか?

私はミュージカルが好きなので男女が並んで基本的に同じ振り付けで踊るのをしょっちゅうみるが、それでも女子と男子の動き方は違う。男子は女子とは骨格が違うので、男子が女子と全く同じように動くためには故意に身体を不自然なかたちで動かさなければならない。そしてその不自然な動きは見ているほうに非常な違和感を与える。

下記は社交ダンスで男女が並んで同じ動きをしているところだが、女性は男性よりも腰をひねり、手首を曲げて指をさす動きをし、男子は男性は背筋がピンと伸び、指を広げて腕を水平にまっすぐに伸ばしている。女性はにこやかに笑っているが、ちょっと歯を食いしばった表情。これによって女性らしさと男らしさの違いが出る。

同じ振り付けでも男女の動きは違う

つまりNFLに男子チアリーダーが居ること自体は問題ではないが、男子が女子のように踊っていることにファンは違和感を持ったのだ。

それに我々はブロードウエイや社交ダンスファンの話をしているのではない。チアリーダーをみるのはフットボールファンだ。フットボールには女性ファンも多くいるとはいうものの、ほとんどが男性だ。しかもスポーツファンの男性だ。彼らが見たいのは美人でセクシーな女性が飛び跳ねる姿なのであり、どれだけ踊りがうまかろうが野郎が踊る姿などに興味はない。特に女みたいにくねくねダンスを踊るゲイボーイなど気持ち悪くて見たくないだろう。それに女性ファンだって女みたいなそぶりをする男は見たくない。特にフットボールを観るような女性たちがゲイボーイに興味があるとは思えない。

つまり、NFLはファン層を見誤っているのだ。NFLはいったい誰がこんな男子ダンサーたちを求めていると思っているのだろうか?

私はこの執拗なまでの「男性らしさ」への攻撃に怒りを感じる。

イギリス「人種差別に立ち向かえ」運動の裏に居るのは共産主義団体

前回もちょっと、一般市民が始めた草の根運動である反移民デモとは相反して、反人種差別を唱える「Stand Up to Racism(スタンドアップトゥレイシズム=人種差別に立ち向かえ)」団体はプロ左翼市民団体だというお話しをしたが、この団体の怪しげな裏について書いてる人がいたのでちょっとご紹介しよう。彼の名前はジャイリス・ウディ(Giles Udy@GilesUdy)。

もう何年も前からスタンドアップ、、が共産主義労働組合Socialist Workers Party(SWP 社会主義労働党)のフロント団体であることは知られている。

では先ずSWPの目的は何か。簡単に言えばイギリスの議会制度と資本主義経済を転覆させ労働者による共産主義社会を確立することだ。SWPはトロツキーの「革命的社会主義党」を目指しており、マルクスやレニンそしてトロツキーの信念に基づいているということをよく覚えておく必要がある。

この思想は個人の所有物こそが悪の根源であると考え、暴力的革命によって資本主義社会の破壊を目指すものだ。レニンなどは「テロリズムを使わなければ何もおきない」と言っているくらいだ。

そしてその革命を実現するためには暴力を含むすべての反乱が必要だとSWPは信じているのだ。共産主義の道徳観念というものはユダヤキリスト教の考える道徳観念とは正反対だ。だから彼らは平気で他人の私有物を破壊し店舗を略奪しパトカーを破壊するのである。

SWPは長年にわたり、手を変え品を変えフロント団体を使って運動を続けてきた。彼らは1970年代には「the Anti-Nazi League (反ナチス同盟)」と名乗ってその姉妹団体「Rock Against Tacismロックアゲインストレイシズム」を作った。このロックアゲインストは70年代後半に大規模な音楽祭を開催し8万から10万人の観客を集めた。

SWPは常に一般市民が共感できるような名前の団体をフロントとして活躍する。参加者のほとんどは実は自分らが共産主義者の片棒を担がされていることに気付いていない。音楽祭が10万人の観客を集めていた時、SWPのコアのメンバーは2000人足らずだった。

90年代になると反ナチス同盟は「Unite Against Fascism (UAF)ファシズムに対抗して団結しよう」と名前を変え活動するようになった。UAFも「Love Music Hate Racism 音楽を愛せ、レイシズムを憎め」というフロント団体を設立。2013年くらいまで活躍した。

しかし何故SWPは自分らが共産主義者であることを前面に押し出して活動しないのか。ジャイルス曰く、闇に隠れて活動するのが共産主義の性質だからだろう。それに突発的に運動が起きたにように見えた方が計画的にやった運動より市民の支持を得られる。またSWP自体が色々問題のある歴史を抱えており、彼らはそれを広く知られたくないのだ。

2013年にSWPのリーダー層がメンバーによる強姦事件を隠蔽したことで、700人を超すメンバーが脱退した。以来SWPは徐々にメンバーを増やそうと運動を続けている。

これがSWPだ。この組織のポスターは、全国で行われるデモのたびに、善意の「役に立つ愚か者たち」(レーニンの言葉)が拾い、革命を少しだけ近づけるための無意識の役割を果たすように、きれいにテープで束ねられた状態で魔法のように現れる。  

彼らは平和と調和を望んでいない。憎しみと暴力の方が彼らの目的にははるかに適っている。彼らはその目的を達成するために、何でもするだろう。 

レーニンは「我々は我々に反対する者たちに対して、大衆の中に憎しみ、嫌悪、軽蔑を植え付けるような言葉で書くことができるし、そうしなければならない」と書いた。 

そして、それがSWPとその極左の同盟者がすべてを捉える方法なのだ。

一度気づけば、見逃すことはできない。  

したがって、彼らがマスクを被って移民ホテルに現れるのは驚くべきことではない。彼らが引き起こす暴力と不満が多ければ多いほど、彼らにとって都合が良いのだ。  

それが彼らの目的なのだ。

 

イギリスで国旗を揚げよう運動が起きている

数日前、イギリスのバーミンガム市ではイギリスの国旗ユニオンジャックイングランドの国旗セイントジョージズクロス(聖ジョージの十字架)の掲揚が移民の気持ちを逆なでするとかで、バーミンガム市議の労働党リーダーであるジョン・コットンは市職員にユニオンジャックと聖ジョージクロスを撤去するよう指示した。私は旗が次々と撤去される模様をXで動画や写真で見たが、それに反抗して市民たちは、「旗を掲げよう作戦」を開始。イギリス各地でユニオンジャックイングランドの旗があちこちの電灯などではためき始めている。

文字通りイギリス人たちはイギリス政府に反旗を翻し始めたのだ。下がユニオンジャックを掲げる男性。

そしてこちら、この間から難民申請者の収容を巡ってデモが起きているカナリーウォーフに掲げられた聖ジョージズクロス。

イギリスでは毎日のようにソーシャルメディアで反政府発言をした人たちが逮捕されるという旧ソ連まがいの言論弾圧が起きている。政府の移民政策に反対する人たちを「極右翼」といって批判し、トミー・ロビンソンのようにパキスタン移民の集団強姦ギャングを告発したイギリス人を何度も逮捕。イギリス政府はイギリスに来たばかりの難民申請者と言われる違法移民を高級ホテルに収容し、その違法移民が地元の12歳の少女を強姦などという事件が多発しているのに、どんどん違法移民たちを際限なく受け入れている。

もうイギリス市民たちも堪忍袋の緒が切れたといったところだろう。

ところでこの一連のデモに「反差別運動」とか言って集まっていた過激派左翼の連中は今週末はあまり出てきていない。あまりにも全国的に反移民デモが広がっているため、左翼プロ市民は追い付かなくなっているようだ。

この間私はトリガノメトリーというイギリスのユーチューブチャンネルを観ていたのだが、その司会者の二人がデモに参加している人たちを色々インタビューした時の模様を放送していた。二人によると、反移民の愛国者たちはインタビューに快く応じてくれたが、反差別の方の左翼連中の方は、デモをすることが仕事と思われるような人がほとんどで、指定されたメディア以外のメディアとは話をしないように指導されているようだったという。この団体に属していない地元の人が反差別デモに参加して、このユーチューバーと話をしようものなら、どこからかマインダーがやってきて「右翼と話はしない」と言って遮って来る。

これはイギリスだけではなく、アメリカでも全く同じだ。アンティファ連中は顔をマスクで覆い黒装束で現れ、メディアの取材を暴力的に妨害する。そのメディアが左翼系だろうと右翼系だろうとお構いなし。ともかく取材を嫌うのだ。

しかしこれはおかしな現象だ。デモというのは誰かに何か自分らのメッセージを訴えるためにやるのではないのか?だったらより多くの人たちに自分らが何を訴えたいのか伝えるべきではないだろうか?本来ならメディアの取材は大歓迎すべきことのはずだ。

では何故彼らは取材をかたくなに断るのか。その答えは意外と簡単だ。先ず第一に彼らは本音を多くの人に知られたくない。彼らは今回の反差別運動にしろ、親パレスチナ運動にしろ、公式スローガンと本音は全然違うのだ。彼らは表向きは人種差別に反対とか、パレスチナ解放とか言ってるが、実はイギリス社会の破壊が目的だ。例えば親パレスチナのデモ参加者が熱に浮かれて「ユダヤ人を皆殺しにしろ!」「イギリスに死を!」なんて叫んだりしたら一般市民からの支持は得られない。だから参加者がメディアにやたらなことを言わないように主催者はメディアと話をするなと命令しているのだ。

第二に左翼デモ参加者は金で雇われているプロのデモ者が多い。彼らは左翼のデモならなんでも参加するので、自分が参加してるデモがなんのためのものなのか知らないことが多いのだ。だからメディアのインタビューになど応えて、自分が無知であることをさらけ出してしまう可能性があるし、間抜けな人間だと日当いくらでやってるとかうっかりしゃべってしまう可能性もある。だから彼らがメディアと話をするのは断じて止めなければならない。

第三に、アンティファの場合は、彼らのいわゆるデモは暴力で相手を威圧するのが目的。しかし彼らの暴力性が知られると彼らへの支持は減るので、自分らがやっている暴力行為を報道されないためにメディアの邪魔をするのだ。アンディー・ノーをはじめ多くのジャーナリストたちがアンティファ連中によって暴行を加えられているのはそれが原因。

それにしても国中で反政府運動が広まったら、いくらイギリスでも彼ら全員を逮捕することはできないだろう。特に市井の主婦やおばあちゃんたちを逮捕するのはどう考えてもみばえがよくない。余計にイギリス市民の反感を買ってしまう。

イギリス政府は早急に方針を転換しないと大変なことになるだろう。

 

日本の外国人人口はこのままでは2040年頃に10%に達する可能性がある

私がXでフォローしている在仏邦人のウララ(Ulala)さんの記事。フランスの移民政策の失敗について書かれているので読んでみた。日本が直面する「移民と社会統合」の岐路:フランスの教訓から学ぶ | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]

 先日、法務大臣の私的勉強会で、移民に関する衝撃的な試算が示された。現在、日本の外国人人口は総人口の約2.7%に過ぎないが、このまま人口減少と外国人増加が続けば、15年後の2040年頃には外国人比率が10%前後に達する可能性があるという。

すでに移民が人口の10%を超えているフランスではいったい何が起きているのか。

フランスは19世紀後半から移民を受け入れてきたが、2023年には外国生まれの人々が総人口の10.7%を占めるという。

第一次世界大戦以後人手不足でフランスは近隣のヨーロッパ諸国から大量の移民を労働力として受け入れたが、これらの国々はフランスと同じカトリックの国々だったため、宗教や生活習慣や食文化がフランスと似ていたため、融和は比較的容易だった。それで2世代以降は完全にフランス人になっていた。

状況が変わったのは第二次世界大戦以後、移民が近隣のヨーロッパ中心から「旧植民地中心」へと変わったことだ。

旧植民地とは、北アフリカアルジェリア、モロッコチュニジア)や西アフリカ(セネガル、マリなど)の国々を指す。これらの地域からの移民は、宗教(イスラム教)、食習慣、家族構造、価値観がフランスと大きく異なっていた。フランス語を話せる人も多かったが、生活文化や宗教上の習慣の違いが、日常生活や教育の場で摩擦を生んだのである。

イギリスでも全く同じことが起きているが、旧植民地の人たちは、せっかく植民地政策から解放されたのに、なんでわざわざ自分らを植民していた国へ移住しようとするのだろうか。この間もイギリス本土でパキスタンのイギリスからの独立記念日を祝う人たちがいたが、そんなに独立できたことが自慢なら、何故自国の繁栄のために努力せずにわざわざ元ご主人様たちの国へ来るのだ?

この旧植民地からの移民は工場の労働者としてやってきたため、工場周辺がスラム化した。政府は状況改善のために低所得者向け住宅を建設したが、これにより移民が特定地域に集中してしまうという問題がおきた。これがいわゆるノーゴーゾーンへと変わっていったのだろう。フランス語ではバンリュー(Banlieue)と呼ばれる。

そしてバンリューに住む移民たちは世代が代わってもその土地に住み続け、2011年にはなんと60.5%の住民が移民かその子孫になってしまった。そしてこの人たちは一般のフランス人と交流しない。

 同じフランス国内でありながら、バンリューでは古くからのフランス人由来ではない住民が大半を占め、まるで異国のような空間が形成されているのだ。

こうした地域ではフランス語ではなく移民の母国言語が話されており、家庭内でフランス語を使わないから就学しても学力がついていけず教育レベルも一般フランス人よりずっと低くなる。それでバンリューの若者の失業率は平均の2~3倍。中には30~40%というところもある。もちろんいい若いもんが仕事もせずにぶらぶらしていたら犯罪に走るのは当然の成り行き。

よく日本で長く暮らしたために日本で育った子供が日本語しか話せないから母国へ強制送還するのは子供が可哀そうとかいうお涙頂戴の話をきくが、それが如何に嘘であるか、フランスの状況を見てもよくわかる。

私の住んでる地域はとある東欧移民が集中して住んでいる地域で、お年寄りは英語が話せない人がほとんどだ。アメリカ生まれ育ちの二世ですら英語が拙い人が居るくらいなので、地元の言葉が出来ない両親の家で子供が地元の言葉だけしか話せなくなるなんてことは先ず考えられない。昔のヨーロッパからの移民が一生懸命地元に溶け込もうとして努力したのとはわけが違う。

ウララさんによれば、フランスの移民政策失敗の原因は、先ずバンリューを作ってしまったこと。移民が母国の文化や言葉を残したままフランスに溶け込まずに国の中に小さな外国を作ってしまったことがよくなかった。

もう一つの原因は1980年代以降の「多文化共生」主義。フランス政府は外国人を無理やりフランス人にする努力をしなくなったのだ。

移民二世や三世はマイノリティーとなって、その不満のうっぷん晴らしで何かあるごとに暴動を起こす。もう移民系による車両放火なんぞ私は嫌というほど聴いている。最初は警察から逃げた青年が感電死したとかいうことがきっかけだが、今はもう何かある度に暴動を起こすから、彼らにとって暴動なんて口実はなんでもいいんだろう。

フランスで起きてることは他の西欧諸国でも起きている。スエーデンやイギリスやカナダなどがそうだ。スエーデンのノーゴーゾーンに関しては私はもう何年も前から説ブログでご紹介している。

スウェーデンでは、2025年現在、強姦および強姦未遂の有罪判決の63.1%が、移民背景を持つ個人(第一世代または第二世代)に関連してる。アフガニスタンムスリムは、スウェーデン人よりも69倍高い率で強姦を犯してる。アルジェリア人は122倍高い。  

アメリカでもミシガンやミネソタなどソマリア人地域が出来てしまっている。こちらこの間の選挙で当選したミシガン州ハムトラミック(Hamtramck)市の当選者リスト。

  • 市長選:アダム・アルハービ(Adam Alharbi)当選
  • 候補者リスト:ムヒス・マフムード、カーン・ホセイン、ミスター・バングラディシュ
  • 市議:アブ・A・ムサ、ナイーン・L・チャウドリー、ユーセフ・サイード、モタハー・ファデル、アブドルマリク・カシム、ルグマン・サリー

ごらんのとおり、モスリム以外の名前がない。彼らは全員ソマリア人。ということはこの市は完全にソマリア人で埋め尽くされているということだ。この地域に普通のアメリカ人が住んでいたら、さぞ住みにくくなることだろう。

このように自国の中に外国人の集団が自分らの地域を作ってしまうことは非常に危険だ。その地域で何が起きているのか周りの人にはわからないし、警察ですら機能しなくなる。よもぎねこさんもおっしゃっているが、モスリムの間では徹底的な男尊女卑が普通で、女性の態度が気に入らないとして家族が女性を殺す名誉殺人なんてものが横行する。家族や親族や近所の人たちが結託して捜査を邪魔するから、犯人を捕まえるのは非常に困難。

日本は世界でも唯一無二の国

フランスは近隣の欧州人を受け入れている間は宗教や文化が似ていたため比較的うまくいっていた。アメリカも欧州からの移民は2世代目には完全にアメリカ人になっていた。だったら日本も日本文化と似てる国からの移民だけに限ればいいのではないかとおもうかもしれないが、これはウララさんも指摘している通り非常に難しいと思う。なぜかというと、日本の文化や歴史というのは唯一無二だからである。 

ウララさんは「日本と文化や習慣が似た国や地域は存在しない」と言っている。私も全く同意見だ。日本人は世界で稀なる道徳観念の高い民族なのだ。日本人は教育水準が高く、法と秩序を重んじる民族だ。誰も見ていなくてもお天道様が見ているという意識で泥棒はしない。落とし物もきちんと返って来る。そんな国は他にない。

隣国の韓国や中国とですら文化が全く違うのは、彼らの行動を見ていれば一目瞭然である。

ウララさんは、移民を受け入れるのであれば日本語教育や社会ルールの教育を徹底させる必要があるとしているが、私は今更それは無理だと思う。

何故そう思うのかというと、外国人には日本人と同じ価値観がないからだ。ひと昔前の日本への移民は欧米からもインドや中国からも教養の高い人たちが多かった。彼らは自分らの母国でも道徳観念の高い人たちだった。そして日本文化に敬意を持った人たちだった。だから彼らの融和もうまくいった。

しかし今入ってくる人たちは労働階層で母国でも底辺の人たちで、日本の経済を搾取する目的の人たちなのだ。そんな人たちに自分らの文化には全く馴染みのない道徳観念など理解できるはずもないし、そんな気は毛頭ないだろう。

いくら同胞人同士でまとまって住まないように気を付けるといったところで、日本は自由国家である。どこに住もうが人の自由。

ではどうすればいいのか?解決策はただひとつ、これ以上外国人移民を増やさないことだ。

  • いまのうちに違法移民は徹底的に追い出すこと。
  • 日本人と結婚して永住権を得ようとする外国人は徹底的に審査をし、少しでも怪しい人は拒否する。特に以前に難民申請して拒否された人は結婚しても日本には住めないようにする。
  • 合法居住者でも飲酒運転を始め少しでも法に触れたら即ビサを取り上げ祖国へ送り返すこと。外国人の犯罪は日本人より厳しく取り締まるくらいでちょうどいい。
  • 外国人を雇用する際、雇用主に日本人と全く同じ条件で雇わせ、違反者には厳罰を処すこと。(外国人を雇っても得しなければ雇用主もわざわざ外国人を雇わない。)安い労働力としての外国人を絶対に受け入れてはいけない。
  • 外国人による不動産購入を禁止する。

この際日本人は外国人との平和共生など不可能なのだということを学ぶべきである。

では少子化の日本での人手不足はどう解消するのか?日本人だけの規律正しい国に戻れればそんなに人手は必要ない。工場や農家などのオートメーション化をすすめること。子育て後の女性の就職先をもっと充実させること。定年制度などやめて健常なシニアには働いてもらうこと。

などなど少ない人口でも社会が回るようにした方が、移民など増やすよりずっと経済的だ。フランスの例でもわかるように移民2世や3世の失業率が高くなれば、結局日本経済に負担になるだけなのである。