私がXでフォローしている在仏邦人のウララ(Ulala)さんの記事。フランスの移民政策の失敗について書かれているので読んでみた。日本が直面する「移民と社会統合」の岐路:フランスの教訓から学ぶ | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]
先日、法務大臣の私的勉強会で、移民に関する衝撃的な試算が示された。現在、日本の外国人人口は総人口の約2.7%に過ぎないが、このまま人口減少と外国人増加が続けば、15年後の2040年頃には外国人比率が10%前後に達する可能性があるという。
すでに移民が人口の10%を超えているフランスではいったい何が起きているのか。
フランスは19世紀後半から移民を受け入れてきたが、2023年には外国生まれの人々が総人口の10.7%を占めるという。
第一次世界大戦以後人手不足でフランスは近隣のヨーロッパ諸国から大量の移民を労働力として受け入れたが、これらの国々はフランスと同じカトリックの国々だったため、宗教や生活習慣や食文化がフランスと似ていたため、融和は比較的容易だった。それで2世代以降は完全にフランス人になっていた。
状況が変わったのは第二次世界大戦以後、移民が近隣のヨーロッパ中心から「旧植民地中心」へと変わったことだ。
旧植民地とは、北アフリカ(アルジェリア、モロッコ、チュニジア)や西アフリカ(セネガル、マリなど)の国々を指す。これらの地域からの移民は、宗教(イスラム教)、食習慣、家族構造、価値観がフランスと大きく異なっていた。フランス語を話せる人も多かったが、生活文化や宗教上の習慣の違いが、日常生活や教育の場で摩擦を生んだのである。
イギリスでも全く同じことが起きているが、旧植民地の人たちは、せっかく植民地政策から解放されたのに、なんでわざわざ自分らを植民していた国へ移住しようとするのだろうか。この間もイギリス本土でパキスタンのイギリスからの独立記念日を祝う人たちがいたが、そんなに独立できたことが自慢なら、何故自国の繁栄のために努力せずにわざわざ元ご主人様たちの国へ来るのだ?
この旧植民地からの移民は工場の労働者としてやってきたため、工場周辺がスラム化した。政府は状況改善のために低所得者向け住宅を建設したが、これにより移民が特定地域に集中してしまうという問題がおきた。これがいわゆるノーゴーゾーンへと変わっていったのだろう。フランス語ではバンリュー(Banlieue)と呼ばれる。
そしてバンリューに住む移民たちは世代が代わってもその土地に住み続け、2011年にはなんと60.5%の住民が移民かその子孫になってしまった。そしてこの人たちは一般のフランス人と交流しない。
同じフランス国内でありながら、バンリューでは古くからのフランス人由来ではない住民が大半を占め、まるで異国のような空間が形成されているのだ。
こうした地域ではフランス語ではなく移民の母国言語が話されており、家庭内でフランス語を使わないから就学しても学力がついていけず教育レベルも一般フランス人よりずっと低くなる。それでバンリューの若者の失業率は平均の2~3倍。中には30~40%というところもある。もちろんいい若いもんが仕事もせずにぶらぶらしていたら犯罪に走るのは当然の成り行き。
よく日本で長く暮らしたために日本で育った子供が日本語しか話せないから母国へ強制送還するのは子供が可哀そうとかいうお涙頂戴の話をきくが、それが如何に嘘であるか、フランスの状況を見てもよくわかる。
私の住んでる地域はとある東欧移民が集中して住んでいる地域で、お年寄りは英語が話せない人がほとんどだ。アメリカ生まれ育ちの二世ですら英語が拙い人が居るくらいなので、地元の言葉が出来ない両親の家で子供が地元の言葉だけしか話せなくなるなんてことは先ず考えられない。昔のヨーロッパからの移民が一生懸命地元に溶け込もうとして努力したのとはわけが違う。
ウララさんによれば、フランスの移民政策失敗の原因は、先ずバンリューを作ってしまったこと。移民が母国の文化や言葉を残したままフランスに溶け込まずに国の中に小さな外国を作ってしまったことがよくなかった。
もう一つの原因は1980年代以降の「多文化共生」主義。フランス政府は外国人を無理やりフランス人にする努力をしなくなったのだ。
移民二世や三世はマイノリティーとなって、その不満のうっぷん晴らしで何かあるごとに暴動を起こす。もう移民系による車両放火なんぞ私は嫌というほど聴いている。最初は警察から逃げた青年が感電死したとかいうことがきっかけだが、今はもう何かある度に暴動を起こすから、彼らにとって暴動なんて口実はなんでもいいんだろう。
フランスで起きてることは他の西欧諸国でも起きている。スエーデンやイギリスやカナダなどがそうだ。スエーデンのノーゴーゾーンに関しては私はもう何年も前から説ブログでご紹介している。
スウェーデンでは、2025年現在、強姦および強姦未遂の有罪判決の63.1%が、移民背景を持つ個人(第一世代または第二世代)に関連してる。アフガニスタンのムスリムは、スウェーデン人よりも69倍高い率で強姦を犯してる。アルジェリア人は122倍高い。
アメリカでもミシガンやミネソタなどソマリア人地域が出来てしまっている。こちらこの間の選挙で当選したミシガン州ハムトラミック(Hamtramck)市の当選者リスト。
- 市長選:アダム・アルハービ(Adam Alharbi)当選
- 候補者リスト:ムヒス・マフムード、カーン・ホセイン、ミスター・バングラディシュ
- 市議:アブ・A・ムサ、ナイーン・L・チャウドリー、ユーセフ・サイード、モタハー・ファデル、アブドルマリク・カシム、ルグマン・サリー
ごらんのとおり、モスリム以外の名前がない。彼らは全員ソマリア人。ということはこの市は完全にソマリア人で埋め尽くされているということだ。この地域に普通のアメリカ人が住んでいたら、さぞ住みにくくなることだろう。
このように自国の中に外国人の集団が自分らの地域を作ってしまうことは非常に危険だ。その地域で何が起きているのか周りの人にはわからないし、警察ですら機能しなくなる。よもぎねこさんもおっしゃっているが、モスリムの間では徹底的な男尊女卑が普通で、女性の態度が気に入らないとして家族が女性を殺す名誉殺人なんてものが横行する。家族や親族や近所の人たちが結託して捜査を邪魔するから、犯人を捕まえるのは非常に困難。
日本は世界でも唯一無二の国
フランスは近隣の欧州人を受け入れている間は宗教や文化が似ていたため比較的うまくいっていた。アメリカも欧州からの移民は2世代目には完全にアメリカ人になっていた。だったら日本も日本文化と似てる国からの移民だけに限ればいいのではないかとおもうかもしれないが、これはウララさんも指摘している通り非常に難しいと思う。なぜかというと、日本の文化や歴史というのは唯一無二だからである。
ウララさんは「日本と文化や習慣が似た国や地域は存在しない」と言っている。私も全く同意見だ。日本人は世界で稀なる道徳観念の高い民族なのだ。日本人は教育水準が高く、法と秩序を重んじる民族だ。誰も見ていなくてもお天道様が見ているという意識で泥棒はしない。落とし物もきちんと返って来る。そんな国は他にない。
隣国の韓国や中国とですら文化が全く違うのは、彼らの行動を見ていれば一目瞭然である。
ウララさんは、移民を受け入れるのであれば日本語教育や社会ルールの教育を徹底させる必要があるとしているが、私は今更それは無理だと思う。
何故そう思うのかというと、外国人には日本人と同じ価値観がないからだ。ひと昔前の日本への移民は欧米からもインドや中国からも教養の高い人たちが多かった。彼らは自分らの母国でも道徳観念の高い人たちだった。そして日本文化に敬意を持った人たちだった。だから彼らの融和もうまくいった。
しかし今入ってくる人たちは労働階層で母国でも底辺の人たちで、日本の経済を搾取する目的の人たちなのだ。そんな人たちに自分らの文化には全く馴染みのない道徳観念など理解できるはずもないし、そんな気は毛頭ないだろう。
いくら同胞人同士でまとまって住まないように気を付けるといったところで、日本は自由国家である。どこに住もうが人の自由。
ではどうすればいいのか?解決策はただひとつ、これ以上外国人移民を増やさないことだ。
- いまのうちに違法移民は徹底的に追い出すこと。
- 日本人と結婚して永住権を得ようとする外国人は徹底的に審査をし、少しでも怪しい人は拒否する。特に以前に難民申請して拒否された人は結婚しても日本には住めないようにする。
- 合法居住者でも飲酒運転を始め少しでも法に触れたら即ビサを取り上げ祖国へ送り返すこと。外国人の犯罪は日本人より厳しく取り締まるくらいでちょうどいい。
- 外国人を雇用する際、雇用主に日本人と全く同じ条件で雇わせ、違反者には厳罰を処すこと。(外国人を雇っても得しなければ雇用主もわざわざ外国人を雇わない。)安い労働力としての外国人を絶対に受け入れてはいけない。
- 外国人による不動産購入を禁止する。
この際日本人は外国人との平和共生など不可能なのだということを学ぶべきである。
では少子化の日本での人手不足はどう解消するのか?日本人だけの規律正しい国に戻れればそんなに人手は必要ない。工場や農家などのオートメーション化をすすめること。子育て後の女性の就職先をもっと充実させること。定年制度などやめて健常なシニアには働いてもらうこと。
などなど少ない人口でも社会が回るようにした方が、移民など増やすよりずっと経済的だ。フランスの例でもわかるように移民2世や3世の失業率が高くなれば、結局日本経済に負担になるだけなのである。