苺畑より In the Strawberry Fields

苺畑カカシと申します。在米四十余年の帰化人です。

国際自転車競技連合(UCI)イギリスに続いて生得的男子の女子競技参加を禁止、男子枠をオープンカテゴリーに!

本日サイクリングの世界で次々と素晴らしいニュースが入ってきた。今朝、ベルジャンワッフルライドという自転車競技で8月から女子枠は生得的女子のみ参加を許可し、男子枠をオープンカテゴリーにして誰でも自由に参加できる枠に変えるという報道があったそしたら午後になって、なんと国際自転車競技連語(UCI)も来週の月曜日7月17日から同じ規則を施行するという発表があった!すでにイギリスではさる5月にエリート競技におけるトランス選手の規制方針が打ち出されていた国際競技の場合は国際大会の規則に従うとされていたので、BCとUCIの足並みがそろったこととなる。それで気になるのが次々に女子自認選手による優勝が起きているアメリカではどうなるのかだが、本日アメリカのUSA CyclingもUCIの新しい規則に従って規則を改める方針であると発表した!!!

なんという素晴らしい展開だろう!信じられない!

ここ数年、欧米のサイクリング競技では女子自認の男子選手による活躍が目に余るようになっていた。最初の頃はメジャーではないアマチュアレベルの競技での偽女による優勝が目立っていたが、最近ではエリートレベルの競技にも自称女子の男子が参加することが多くなり、数か月前にアメリカのニューメキシコで開かれたUCI公認のツアーオブザジラ(Tour of the Gila)でオースティン・キリップというトランス選手が優勝したことで同大会は世界中の批判を浴びていた。

今回の決断についてUCIはこれまでの規定である血漿中テストステロンの目標濃度を2.5nM/Lに2年間保つというだけでは、男子の運動能力が女子並に下がるという決定的な根拠を得ることは不可能であると判断したためと説明している。

2018年にトランスとして初めて女子シニアの部サイクリング世界大会で優勝したレイチェル・マキノン(現在はブロニカ・アイビー)はトランス選手の数は少ないため女子競技全体に与える影響は極めて少ないなどと言っていた。しかしその後イギリスのエミリー・ブリジスなど男子枠でも十分上位成績を出せる選手がどんどん女子枠に参加するようになり、女子サイクリング競技のメダルは次から次へと女装男子によって奪われてしまった。

私はこのまま女子サイクリングは女装男たちによって破壊されてしまうのだろうかと懸念していたのだが、やっと人々は正気に戻りつつあるようだ。

まだまだ他の競技では偽男による勝利が発表されているが、そういう卑怯な男たちが増えれば増えるほど、それぞれの競技協会はUCIと同じような規則を作っていくしかなくなるだろう。ともかく今日は良い日だった。

アップデート:7・17・23 トランス自認男性として初めて国際サイクリング競技で優勝したレイチェル・マッキノン改めブロニカ・アイビーはこの規則変更にかんかんに怒ってる

「アタシは女子として登録しUCI証明書には女子とあるのよ。アタシは女子のスプリント競技に登録したのよ。登録料だって払ったわ!「でも、今度から男子/オープンのカテゴリーに強制参加させられるという侮辱を受けるのよ。シス女性はその枠には一人もいない、トランス男性とシス男性だけよ。そんなのオープンじゃないわ!」

いや、レイチェル、じゃないブロニカ、「シス」女子も参加したいと思えば出来る。それをしないのは彼女たちの自由。参加したい人達が誰でも参加できるのがオープンという意味なんだよ。アイビーはこの方針変更はUCIがトランスジョセーは本物の女性だと信じていない証拠だと言っている。当たり前だ、トランス活動家以外そんなことを信じている人間は一人もいないのだ!

また今年UCI公認の国際競技ツアーオブザジラでトランスとして初めて優勝したオースティン・キリップもこれは右翼の差し金だと怒っている。

UCIが以前から掲げていた方針と枠組みを反故にする決定を下したことに打ちのめされている。プロレースでの旅のおかげで、私は世界を見ることができ、生涯の友情を築くことができ、そして最も重要なこととして、私が深く充実していると思うことに全力を尽くすことができた。私や他の人たちがレースを通じて見つけたような喜びを追い求める機会を、誰も否定されるべきではない。

実力に自信があるならオープン枠でいくらも競争すればいいではないか?オープン枠で勝てば全く同じ体験が出来るんだから。いかさまで勝てなくなったからって何が「打ちのめされてる」だ、お前のおかげで打ちのめされた女子選手たちにそれを言って見ろ!